顔を動かさずにボールの軌道と手を同時に見る

スキルアップ 鈴木陽二郎

こんにちは。

YJRです。

9月28日掲載分は、お休みでした!

2回目のワクチン接種の副反応が酷く、書けませんでした。

といった事で、1週間空きましたが!

今回は、蹴り方教室でのメニュー紹介、解説の続編(第3弾)です!

メニュー紹介をしている動画は、こちらです

  • 第1弾では動画①~③
  • 第2弾では動画④~⑤

今回第3弾では、動画⑥のメニュー紹介と解説を行います。

復習

第3弾に行く前に!

第1弾、第2弾の復習からです。

第1弾の①~③のメニュー紹介、解説はこちら⇒第1弾のメニュー紹介
第2弾の④~⑤のメニュー紹介、解説はこちら⇒第2段のメニュー紹介

多分、今回だけ読んでも「なんのこっちゃいな!」と、確実になります(笑)

上記を併せてご覧いただくとご理解深まりますので、是非ご覧ください!

交互に見るではなく、同時に見る

動画1:19~ ⑥バックステップ 拍手したらキック

方法は、非常に簡単です。

動画をご覧になったらわかるように、ボールを転がしてバックステップ⇒手を叩いたらボールを蹴る

まず、

  • ボールの軌道
  • パートナーが手を叩く

ことを、同時に見る必要があります。

見る際は、「(顔(首を)を動かし)ボールと手を交互に見る」ではなく、「(顔を動かさず)ボールの軌道(ボールの行く先)と手を同時に見る」が重要なポイントです。

非常に簡単です(笑)

何故なら、人間は認識した形になる性質をもっているので、交互見ようと思えば交互に見る形(動作、行動)になりますし、同時に見ようと思えば同時に見る形(動作、行動)になります。

ちなみに、交互に見るタイプは、

  • 視野が狭い
  • 選択肢が少ない

傾向にあります。

何故なら、人間は見ようと思ったものしか見られない性質をもっているからです。

交互に見るという行為は、1つずつ分断して見るわけなので、見ている時は1つしか(ボールor手)見えていないわけです。

となると、見たいものが手(1つ)だけになっている時は、ボール(もう1つ)は見えていないとなります。

視野内(人間の視野は左右200度、上下130度)で同時に見られるものを同時に見ないのは、フットボールでは損をしてしまいそうな視野の使い方ですよね。

また、前述したように人間は認識した形なる性質をもっています。

ボールの軌道(ボールの行く先)と手を同時に見ようとするので、頭があがり、勝手に

  • いい姿勢
  • 自然に立つ

が作られます。

立つことに関してはシリーズで書いてますので、併せてご覧ください。

自然に立つことができないと、力を作り出す事や発揮することが難しくなります。

足踏み+○○!形を作っている認識を自分自身で認識することが大事!?
立つという動作は全てのスタート!スキマを保って立つとは?

踵を着かないと立ってない

実は、動画の方は良い例ではありません(笑)

何故なら、キック時に踵がついていないからです。

「自然に立つ」とイメージしたら、踵が浮いている事はまずありませんね。

何故、動画の方が踵が浮くのか?

それは、前への意識が強いからです。

パス&ゴーのようなイメージと言った方が、いいかもしれませんね。

前に進むことが目的としているので、踵が浮いてしまうわけです。

となると、一見姿勢も何も良さそうなのですが、踵が浮いているということは前傾しているので、後ろ側や横への移動は切り返しは難しくなりますね。

となると、前だけには良くてその他には対応できない。

となると、それは良い姿勢でもないですし、立っているわけでもないわけです。

という事で、過去記事に詳しい記載があります!⇒過去記事

記事では動画の方に言及していますし、動画の方のafterも掲載があります。

まとめ!

  • ボールと手を交互に見る
  • 踵をつかない(前傾してしまう)

と、スキマが作れない傾向があります。

かつ、ボールを蹴ろうとして蹴り足から動き出しても、スキマがなくなる傾向にあります。

となると、差し込まれてしまったりボールとの距離が近くなるため、窮屈な形になり力が発揮できません。

では、窮屈にならずにスキマを作りながら立つにはどうするのか?

まずは、認識の中心をセットし、蹴らない足から立ちにいくわけです。

詳しくは過去記事にありますので、併せてご覧ください!

立つために重要なのは、ボールを触らない足!?

自分が一番成功するボールとの距離感・スキマとは

このメニューは①~⑤と同様に、

  • ボールに向かう
  • ボールを中心に考える

技術などの「認識の中心がボール」では、クリアできない仕様です。

かつ、人間は認識した形になる性質という事をより感じやすくなりますし、認識の結果で頭の位置やスキマなどで力が出しやすくなる理由や出しづらい理由なども簡単にわかるようになっています。

そして、難易度が非常に低く、サッカー経験のない小1女児も簡単にできたので非常におススメです!

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この記事を書いた人鈴木 陽二郎鈴木 陽二郎
(株)エフネットスポーツ
FFCカレッジフットサルリーグ担当
新しい概念を吹き込んで上達に導く“フットボールコンセプター”
今まで、小学生から社会人まで男女を問わずフットボールを教えてきた。また、その理論や新しい概念(コンセプト)を提案して上達させるアプローチはプロにも評価されおり、現役Jリーガーからのサポート依頼は絶えることがない。育成においては、2014年よりキックの上達に特化した「蹴り方教室」主宰し、社会人をはじめ、小学生から大学生チームを指導して、数時間で「ボールの球筋が格段に変化する」「メニューをこなしていくと、自然に考える力と技術が身につく」など、すぐに圧倒的な結果が出る事例多数。また、「概念を変えることでプレーが上手くなる」という上達アプローチは、多くの指導者に影響を与え、日本代表の長友佑都選手の専属コーチである鬼木祐輔コーチなど、多くの優秀な指導者から絶大な支持を受けている。
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