「つま先ドリブル」のトレーニングメニュー

鈴木陽二郎 講師

YJRです。

今回は!「つま先ドリブル」のトレーニングメニューのご紹介です。

メニューは、大きく3つに分かれます!

  • ベーシック
  • ストップ
  • ターン(進行方向外足バージョン、進行方向内足バージョン)

実際に行ったトレーニング動画で紹介していきます。

紹介する動画は以下の2つです。

2022年3月25日緑FCトレーニング①

 

2022年3月25日緑FCトレーニング②

動画にも解説などありますので是非!!

加えて、「つま先ドリブルシリーズ」も併せてご覧ください!
「なぜつま先ドリブルなのか?」など沢山書いています!!

■ベーシック編

 

0:00~00:48

サッカーが上達する1人で出来るトレーニング

ベーシック編の詳しい解説は↑でご覧ください!

つま先ドリブルを導入の解析もあります!

■ストップ編

 

00:48~

つま先ドリブル⇒ストップ⇒自分が行きたい方向を決める(向く)⇒つま先ドリブルの流れになります。

ストップはボールを静止させる事が大事です。

ストップをさせるには、自分が側に寄らないと止めにくいです。

そして、1番重要なのは!「向いてから触る」

「向いてから触る」というのは、自分が行きたい場所(目的地)を向いてからボールに触ります。

「向きながら触る(目的地に正対する前にボールに触る)」はNG行為としています。

なぜ、「向きながら触る(目的地に正対する前にボールに触る)」はNG行為かというと

典型的な「認識の中心がボール」にセットされている状態だからです。

そして、同じように「すぐボールに触る」行為も、認識の中心がボールにセットされている状態です。

「向きながら触る」「すぐボールに触る」の2つ行っている場合は、「認識の中心がボール」にセットされている傾向は極めて高いです。

ですので、ボールを触る行為が行動の1番最後になるように、

自分が行きたい場所(目的地)を決める⇒目的地に体を向ける⇒ボールと一緒に目的地に向かう。を丁寧に行いましょう。

それらを丁寧に行う事で「認識の中心が目的地」にセットされ、「認識の中心がボール」から外す重要な役割になっていきます。

■ターン(方向転換)編

●進行方向外足バージョン

00:00~03:16

●進行方向内足バージョン

03:16~05:17

ストップ編と同様に「向いてから触る」がポイントです。

ただ、止まる事ができないので「向いてから触る」がストップ編より難しい仕様です。

つま先でドリブルしながらかつ、動いているボールをつま先でターンするのは、「認識の中心がボール」にセットされやすくなります。

それがミソです!敢えてセットされやすくしています。

「認識の中心がボール」にセットされてると、目的地に向いてない状態でボールに触ってしまいます。

外足バージョンでは、「向きながら触る(目的地に正対する前にボールに触る)」

内足バージョンは、「ボールに触る足を延ばして触る」事が増えます。

これが、「認識の中心が目的地」にセットされると「目的地に向いてから(正対してから)触る」に変わります。

逆説的な言い方をすると!「目的地に向いてから(正対してから)触る」をしていると、自ずと「認識の中心が目的地」にセットされます。

「認識の中心が目的地」にセットされると、勝手にスキマが出来たり、姿勢が良くなったりするのはとても面白いです。

基準として、ボールの軌道(未来)がわからないと焦ってボールに触ろうとします。

ボールの今を捉えるのはまさに「認識の中心がボール」にセットされているので、認識がよく見えるわけです。

ボールの軌道と目的地への軌道の交点に目的地に向いてから触る。

とびたっと!ハマります!

■同じものとして捉えたい

「目的地に向いてから(正対してから)触る」は、実はベーシックバージョンのつま先ドリブルと同じ行為(自分とボールとの関係)になります。

なぜなら!

ベーシックバージョンは、前に進むだけなので常に目的地に向いてから触っています。スキマも勝手に出来ることが多いです。

ですので、ベーシックバージョンから目的地を意識させることが重要です。

そして、ベーシックバージョンは慣れるとエラーが減ります(成功が増えます)

ボールを触る時は、「1番オートマチックでエラーが少ないベーシックバージョンと同じになったらいいよね!」

というアプローチもとても大事にしています。

これは、リンクする力をつける意味でも極めて重要にしています。

ターンはターンバージョンで、ストップはストップはバージョンでクリアするのではなく、

ターンだろうが、ストップだろうが、ベーシックバージョンで対応してしまえばエラーは減ります。

ですので、ベーシックバージョンと同じ形になる、「目的地に向いてから触る事」が技術や判断や選択肢の難易度をさげてくれます!

そして、分断して考えやすい方(今回で言うと、ベーシックとストップの成功の基準を別に考える方))は、認識の中心がボールにセットされやすい傾向にもある事も忘れてはいけません。

■ボールに触らなかったら技術的エラーは発生しない

ターンは「立ち直し」ができるようになったら最高です!

『ターンしようと思って「向いた」けど、外の人がいたらべつの方向を向きなおす!』

この間は一回もボールに触りません。ターンする(体が向くまで)までは触らないので、技術的エラーは発生しません。

かつ、「人がいたから」という理由で「立ち直せる」のは、認識の中心がボールにセットされていない事を示しています。

「目的地に人がいたから、目的地の変更」をしたのが「立ち直し」になるわけですね。

このようになったら、完全に認識の中心が「ボール⇒目的地」書き換えられています。

書き換えられると見える世界が変わっていきますので、是非ともチャレンジしてください!!

この記事を書いた人鈴木 陽二郎鈴木 陽二郎
(株)エフネットスポーツ
FFCカレッジフットサルリーグ担当
新しい概念を吹き込んで上達に導く“フットボールコンセプター”
今まで、小学生から社会人まで男女を問わずフットボールを教えてきた。また、その理論や新しい概念(コンセプト)を提案して上達させるアプローチはプロにも評価されおり、現役Jリーガーからのサポート依頼は絶えることがない。育成においては、2014年よりキックの上達に特化した「蹴り方教室」主宰し、社会人をはじめ、小学生から大学生チームを指導して、数時間で「ボールの球筋が格段に変化する」「メニューをこなしていくと、自然に考える力と技術が身につく」など、すぐに圧倒的な結果が出る事例多数。また、「概念を変えることでプレーが上手くなる」という上達アプローチは、多くの指導者に影響を与え、日本代表の長友佑都選手の専属コーチである鬼木祐輔コーチなど、多くの優秀な指導者から絶大な支持を受けている。
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