ついつい足を伸ばしてしまうのは○○だから
YJRです。
前回、前々回と「一人で出来るトレーニング」として「つま先ドリブル」の方法などをお伝えしました。
以下、前回、前々回の記事です。
併せてご覧頂くと理解が深まります。
つま先ドリブルは、「認識の中心が何か?」で行動が変わることがよ~く見えます(わかります)ですので、、とても重宝しているメニューの1つです。
今回は、つま先ドリブルでよく見るあるNGな行動が、1対1の守備時のNGと言われる行動に繋がってますよ!というお話をしていきます!
その行動は、「認識の中心がボール」になっている典型的な例でもあります!
■ボールが先、体が後は典型的な「認識の中心がボール」
「認識の中心ボール」で起こる、1対1の守備時のNG行動に繋がる、つま先ドリブルのNG行動はつま先ドリブルしていて、ボールが横にズレてしまったり、先に進んでしまったら、ついつい「(先に)ボールに触る足を延ばしてしまう」事です。
「(先に)ボールに触る足を延ばす」というのはどのような事かといいますと・・・・
軸足が地面に着いたまま、先に行ってしまったボールを触りに行くと大股になります。
それを繰り返して進むと、ボールがどんどん先に進み(ボールのあとを意図せず追いかけて)ボールを全く制御できない状態が続きます。
言うなれば、「ボールが先、体が後」な状態です。
犬の散歩で例えてみます!(わかりやすいかどうかは別の話!)
ワンちゃんの制御がきかずに、ワンちゃんがどんどん先にいってしまって、飼い主が引っ張られまくってしまいにゃ引きずられるくらいの状態です!
こちらは、ワンちゃんが先、飼い主が後な状態です。
ワンちゃんの話は置いておいて(笑)(ただ犬の散歩の話をしたかっただけです笑)
ボールを先に触りにいって、後から体がついてくる行動は、典型的な「認識の中心がボール」です。
特に、つま先ドリブルは、普段使わない部分ですので、普段使う部分に比べると、圧倒的にボールをコントロール(制御)しづらいです。
そんなコントロールをしづらいつま先で、体とボールが離れた状態で触りにいくと、ボールをつっついたような形になりボールがどんどん進んでしまいます。
普段のドリブルでは隠れている(技術で隠されている)認識が現れやすいので、つま先ドリブルは重宝しています。
■「軽い!」「足先でいくな!」と怒られた経験ありますよね?
それでは、「認識の中心ボール」で起こる、つま先ドリブルのNG行動と繋がる、1対1の守備時のNG行動とはどうのような行動なのでしょうか?
それは、「(先に)タックルする足(だけ)を延ばしてしまう」事です。
「(先に)ボールに触る足を延ばしてしまう」=「(先に)タックルする足(だけ)を延ばしてしまう」となるわけです。
「(先に)タックルする足を延ばす」というのは、どこに向かって足を延ばしているかというと「ボール」です。という事は、「(先に)ボールに触る足を延ばす」行動なわけです!
場面や状況が変わっても、「認識の中心がボール」であるからこそ起こる行動でもあるわけですね。
ちなみに、「(先に)タックルする足を延ばす」行動は、「足だけで行くな!(体でいけ!)」「軽い!!」と注意される行動でもあります。
皆さんも、1対1のDF時に華麗にかわされる時は、ボールに足を延ばしてしまう時が多い印象はありませんか?
そして、「軽い!」と怒られる。。。経験したことがない方はいないと思います。
私もよく怒られましたし、今でも怒られますし、怒る方も沢山やってます(笑)
■自分の認識の中心を知ることが、効率的なトレーニングを作る。
- 1対1よく抜かれてしまう(足をすぐ出してしまう)
- ドリブルでボールが制御できない
と悩みがある方は、上記の通り「認識の中心がボール」である可能性が高いです。
どうしても、先にボールを触りたがる、制御したがる事(認識)が逆にボールを制御させてくれないわけです。
ですので、もしそのような悩みがある方はつま先ドリブルをやってみてください!
認識の中心が何か?とわかるだけで、その後の自分自身へのアプローチが変わると思います。
前回にも触れましたが、「認識の中心」は「初期設定」でもあります。
「初期設定」がわかる事で、対応の筋道が立てられます。
その「認識の中心」が見えやすいのが、つま先ドリブルです。
つま先ドリブルで見える認識の中心の傾向は前回に掲載してます!
つま先ドリブルネタはもう少し引っ張ります!
いや、引っ張らせてください!
(株)エフネットスポーツ
FFCカレッジフットサルリーグ担当
新しい概念を吹き込んで上達に導く“フットボールコンセプター”
今まで、小学生から社会人まで男女を問わずフットボールを教えてきた。また、その理論や新しい概念(コンセプト)を提案して上達させるアプローチはプロにも評価されおり、現役Jリーガーからのサポート依頼は絶えることがない。育成においては、2014年よりキックの上達に特化した「蹴り方教室」主宰し、社会人をはじめ、小学生から大学生チームを指導して、数時間で「ボールの球筋が格段に変化する」「メニューをこなしていくと、自然に考える力と技術が身につく」など、すぐに圧倒的な結果が出る事例多数。また、「概念を変えることでプレーが上手くなる」という上達アプローチは、多くの指導者に影響を与え、日本代表の長友佑都選手の専属コーチである鬼木祐輔コーチなど、多くの優秀な指導者から絶大な支持を受けている。
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