1人で出来るトレーニング【インサイド⇔アウトサイドドリブル】

鈴木陽二郎 講師

YJRです。

ここまで数回に渡り、「1人で出来るトレーニング」として、「つま先ドリブル」と「アウトサイドターン」を紹介いたしました。

そして、今回は「インサイド⇔アウトサイドドリブル」をご紹介します。

蹴り方教室などのトレーニングでは、本題となるメイントレーニング(キックトレーニング、チームトレーニング)に入る前に、「つま先ドリブル」⇒「アウトサイドターン」⇒「インサイド⇔アウトサイドドリブル」の流れで行います。(アウトサイド⇔アウトサイドドリブルの行う事もあります)

私は、ドリブル、トラップ、パス、キック、対人などは共通する「成功の基準がある」と考えています。

ざっくり言うと、ドリブルとキックは同じように考える事で成功しやすいと考えていますし、逆に言うと別に考えてる人は失敗しやすと考えています

そして、ドリブル、トラップ、パス、キック、対人などで、共通する成功の基準(成功する重要な要素)を「認識の中心が目的地」「立ちどころ」「スキマ」「トン」としています。

キックトレーニングの前に、共通する成功の基準を身につける(意識させる、知ってもらう)為の基礎トレーニングとして、ドリブルトレーニングを導入として利用しています。

これまでの経験で、キックのみによって共通の基準を身につけるよりも、ドリブルの方が共通の基準を身につけやすい傾向にある為に、ドリブルトレーニングを行っています。

インサイド⇔アウトサイドドリブルのやり方

やり方は以下の通りです。

  • 必ずインサイド⇔アウトサイドの順番で触る
  • 右(左)足インサイド⇒左(右)足アウトサイドでもOK
  • 止まらない
  • 直線でも曲線でもOK

以下は参考動画です。

↑注目してほしいのは、軸足などの足の入れ替え(立ちどころ)です。

ポイント

  • 自分が向かう場所を決めてください
  • スピードは必要ありません(むしろゆっくり)
  • 足の入れ替え(立ちどころ、立ち直し)
  • トンのリズムが良い(反力をもらう)
  • 軸足移動(立ちどころ)→ボールに触れる
  • ボールと一定の距離を作る(スキマ)
  • つま先ドリブルとアウトサイドターンと同じ基準でクリアする(同じ基準じゃないとクリアが難しいです)

特にスキマがない時に、触る足を延ばさずに、立ちどころ(立ち直し)を作ってからボールに触りましょう。

ボールを触るのは、行動の最後になります。キックもそうですよね??

このトレーニングでは、左右にボールが動くために、基準を遂行できず(ボールに吸い込まれて)すぐにボールに触ってしまおうとする事が増えます。

けれど、「自分がボールに吸い込まれている」とわかる事ができればすぐに改善できますし、そのためにつま先ドリブルやアウトサイドターンと同じ基準でクリアする事を意識させることが大事です。

立ちどころやスキマを作らず、すぐにボールに触るためにまず足を延ばすのは、つま先ドリブルやアウトサイドターンやキックでも成功の基準ではありません

■移動する時は、膝は過剰に曲がる事はない。

私のデモンストレーション動画です。

立ちどころ、スキマ以外に、軸足と触る足のタイミング(トン)もご覧ください。

軸足が地面についた瞬間に逆の足が上がっています(トン)

このようにボールが左右に動くトレーニングをすると、特にアウトサイドは軸足に乗る時間が増えてしまいます。

サッカー経験者あるあるですが、ボールを柔らかく触ろうとして「軸足を過剰に曲げる」傾向にあります。

ボールを柔らかく触ろうと「軸足(膝)を過剰に曲げる」のは、ボールに対してのアプローチになっている「認識の中心がボール」になっている傾向が強い為NGとしています。

目的地に移動(歩く、走る)時は、どちらかの足に長く体重は乗らずにリズムよく足が入れ替わり進んでいきますし、膝は移動に適した角度になっています。

足が入れ替わる事や、膝の角度など、意識して行う事はありません。

明日の入れ替えや膝の角度は、「認識の中心が目的地」であるために、自動的にその形になっていくわけです。

けれど、ボールを柔らかく触ろうとすると「膝を過剰に曲げる」行動にかわります。

これが、キックの際に「軸足の膝を過剰に曲げる(踏み込む)」行為と繋がっていきます。

それは、結局「認識の中心がボール」となっているため、起こる典型的な行動です。

この記事を書いた人鈴木 陽二郎鈴木 陽二郎
(株)エフネットスポーツ
FFCカレッジフットサルリーグ担当
新しい概念を吹き込んで上達に導く“フットボールコンセプター”
今まで、小学生から社会人まで男女を問わずフットボールを教えてきた。また、その理論や新しい概念(コンセプト)を提案して上達させるアプローチはプロにも評価されおり、現役Jリーガーからのサポート依頼は絶えることがない。育成においては、2014年よりキックの上達に特化した「蹴り方教室」主宰し、社会人をはじめ、小学生から大学生チームを指導して、数時間で「ボールの球筋が格段に変化する」「メニューをこなしていくと、自然に考える力と技術が身につく」など、すぐに圧倒的な結果が出る事例多数。また、「概念を変えることでプレーが上手くなる」という上達アプローチは、多くの指導者に影響を与え、日本代表の長友佑都選手の専属コーチである鬼木祐輔コーチなど、多くの優秀な指導者から絶大な支持を受けている。

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