上手くなりたいという目的を明確にするからつながる

檜垣裕志 講師

プロサッカー選手になりたいと思ったとします。

そう思ったのならば、プロサッカー選手というものを考え、想像する必要があります。

しかし、当たり前ですが、まだプロサッカー選手というものを知りません。

そりゃそうです、未体験の部分ですから、プロサッカー選手というものは想像でしかありません。

だからこそ、プロから正しく学ぶ必要があります。

正しく学ぶ

プロになっていない人が、プロを語ることって出来ないのですよ。

でも、情報氾濫の世の中、数多くの間違いが存在しています。

なぜなら、プロ選手経験者でもないのにプロを語る人たちが数多くいるからです。

だからこそ、見極める力が必要で、見間違えては、その道から外れてしまいます。

僕はプロになると決めた

僕がプロサッカー選手を本格的に目指したのは、17歳からです。

しかし、プロになると決めたのは6歳です。

仕事はなんでもいいから、プロになる、そう決めたのです。

プロという目的が明確であれば、プロになるために何をすべきかを考えますよね。

プロになる、プロになりたいという思いから、あらゆることをやりました。

サッカーと決めるまでには、野球、剣道、テニス、音楽、漫画、やるまでには至らなかったですが、お笑い芸人、ゴルファーも考え、プロに連絡を取って直接アタックもしました。

結果、「世界で活躍するプロを目指す」ということで、当時、ドイツでは奥寺さん、ブラジルではカズさんがプロでプレーしていて、「そうだ、ブラジルに行こう」から、サッカーを始めました(笑)

ブラジルでプロサッカー選手になる

ブラジルでプロサッカー選手になると決めたのですから、じゃあ、何から始めますか?

そう、サッカー未経験ですから、サッカーから始めなきゃいけない(笑)

でも、「明確な目的」ってこういうことです。

プロになるまでの道筋を考えるわけです。

プロサッカー選手になる→そのためには、サッカーを始める→プロになるには、サッカーが上手くならないといけない→上手くなるために練習する→その実力をつける→プロの実力が身につくことが出来たらプロになれる

ざっくりしてますが、目的を明確に持つことが出来れば、そう考えるのが普通です。

プロセスは目的ではない

プロサッカー選手になると決めたら、プロになる以外は、すべてがプロセスであり、そのプロセスに意味がなければいけません。

例えば、リフティングもそうですが、リフティング自体は目的ではなく、上手くなるために必要なトレーニングです。

しかし、その意味をどれだけ理解している人がいるのでしょうか?

すべて意味があると考えられるか

よく実戦的な練習が必要とか、それは意味がないとか言う人がいますが、その時点で、その人は上手くなる力がありません。

例えば、リフティングは意味がないと言う人がいるけど、実戦的な練習じゃないと言う人と同じで、そういう人は、ワンタッチから何かを感じる力がないのです。

世界中、サッカーはボールは丸く、ゴール二個の中で、ゴールする、ゴールさせないという目的の中でプレーする競技です。

そこで、結果を残すためには、ボールコントロールという技術は絶対に必要です。

そのボールコントロール技術を上げるという目的のために、リフティングという一つのトレーニングがあるということですから。

リフティングは目的じゃない

リフティングが目的やドリブルの技やフェイントなどが目的となっている人たちは数多くいます。

日本は強豪国ではないですから、サッカーへのイメージが強豪国の子どもたちとはかなり違います。

サッカーを習う日本と、サッカーという歴史、習慣、文化から親から子へ受け継がれている競技として、自然に、自らサッカーをやる強豪国では、サッカーへの考え方がまるっきり違います。

そうなると、大人が正しくサッカーを伝えないと、間違ったサッカー観の子たちが増えるだけです。

だから、小手先の技やリフティングは上手いけど、サッカーが下手な人がいるのです。

あなたは、なんでサッカーをやっているの?

僕は、ブラジルに行ってプロサッカー選手になると決めてから、サッカーを始め、高校も、あえて弱小校を選びました。

そのときに、先生から
「檜垣はなんでサッカーをやっているの?」と聞かれたことがあります。

周りの生徒は、
「サッカーが好き」
「サッカーが楽しい」と答える中で、

僕は、
「上手くなりたいから」

と答えました。

自然に出た言葉です。

サッカーは楽しいしサッカーは好きだけど、僕はプロサッカー選手になる、プロサッカー選手になりたいという思いの中で、「上手くなりたい」は当たり前の感覚でした。

上手くなりたいが今も続いている

17歳からサッカーを始めたときの上手くなりたいと、今の上手くなりたいに、全く違いはありません。

上手くなりたいってところから、何を感じ、何を考え、何を意識して、サッカーをやるのかってことです。

その途中で、悩んだり苦しむことはあっても、明確な目的意識「上手くなりたい」があるから乗り越えられます。

それは、今も変わらず、上手くなりたい、上手くなり続けたいですから。

そう、「サッカーが上手くなりたい」のです。

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この記事を書いた人檜垣 裕志檜垣 裕志
1970年生まれ 石川県出身。ブラジル選手権一部リーグに所属するチーム。日本国籍者としてプロ契約した2人目のサッカー選手。ブラジル選手権一部リーグのポルトゲーザなどで活躍。当時、ゼ・ロベルト(2006 W杯ブラジル代表)とともにプレーをした経験もある。
FIFA(国際サッカー連盟)公認コーチライセンス、
CBF(ブラジルサッカー協会)公認コーチライセンスを保有
圧倒的なテクニックと確立された指導法には定評がある。現在、明光サッカースクール、東京スポーツレクリエーション専門学校などで、子どもたちにサッカーを指導している。
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