シュートの時体を被せてるのではなく結果的に被さったが正解

鈴木陽二郎 講師

YJRです。

ここ数回で、「ふかす、ふかさないは、体を被せる、被せないはさほど影響がない」

「ふかさないためには体を被せる事よりも重要な事がある」

とお伝えしてきました。(是非ここ数回の記事もご覧ください!!)

では、前回の最後にも紹介した

クリスティアーノ・ロナウドの写真をご覧ください。

 

所謂、体が被さっている状態です。

「やっぱ体被せるじゃん!」と突っ込まれるのは覚悟の上です(笑)

ちなみに、↑の写真は蹴り終わった後の写真です。

蹴る前もこの形で、足がボールに触れる瞬間もこの形なのか?

時系列を追って一連の動きがどうなっているのか?

気になりませんか?私はすごく気になります!(笑)

■被せてるのではなく、結果的に被さった。

 

 

 

 

 

といったことで、↑の写真たちはシュートシーンの写真です。

↑の写真たちの体の動きの時系列を見て頂くと、真っ直ぐ立つ(伸びる)⇒体が被さる(丸くなる、縮む)となっている事がわかると思います。

最初から「体を被せる」行為をしている選手はいないわけです。

「どうせそんな写真を選んだろ!!」と言われそうですので(笑)

↓のプレミアリーグのベストゴール集をご覧ください!

『第28節ベストゴール集|プレミアリーグ 2021-22』

基本的にはどのゴールも蹴る前に伸びて、(上体を起こして)、そして縮まる(被さる、丸まる)動作になっています。

1点目のバイシクルシュートも伸びて縮んでいますし、シュート以外にも、パスやクロスも(よく見るとドリブルも)同様の動作になっています。

伸びの大きさや縮まりの大きさには差がありますが、必ず起きている現象として見てとれます。

伸びる効果などの解説は別記事にありますので併せてご覧ください!

誰も伸びる、縮まる、丸まるなんてことは事は考えていない。

そこに強烈にあるのは目的地への認識

重要な事は、勝手に伸びて、勝手に縮んでる。という事です。

体を被せたのではない、結果的に被さったという事です。

人間は認識(自分が意識)した形になる性質を持っています。

では、勝手に伸びて、縮まるという行動を作る認識の中心は何でしょうか?

このブログでも何度も、何度も、しつこく!(笑)触れてきておりますが、それは「目的地」だと考えています。

↑で紹介したプレミアゴール集は目的地はどこでしょうか?

シュートの場合は絶対的にゴールですね!

または、アシストやパスであると味方でありますし、更にその味方を介して目的地がゴールになるわけです。

それはドリブルも同じです。目的地のゴールに向かう為に進む方向や方法がきまります。

しかも!トップ選手は特に強烈に!目的地を認識しているわけです!!

その強烈に意識した目的地に向かう工程上で伸び⇔縮む(丸まる、被さる)は、勝手に起きていると考えいます。

それが、ボールに向かうとボールを何とかしようとする形になって、目的地に向かう工程上で起きる伸び縮みは起きません。

それが上手くいかない傾向としてあげる「認識の中心がボール」な状態です。

不思議ではありますが、こういった事を沢山見てきた私としては、人間は認識した形に成る性質がある事を強く感じる部分です。

だから、技術が中心にならないこのような活動をしているのかもしれません。

それらは、フットボールだけでなく、他のスポーツでも同じです。

走り幅跳びは、ジャンプで伸びて、着地で縮まります。

野球のピッチングも同じです。

テニスのスマッシュや、バレーのアタックも同じです。

そこには、強烈な目的、目的地があるからそういった形に自動的になるというわけです。

これは、スポーツ以外でも同じです。

人間である以上は全ての側面で同じ事になります。

まとめ

一見、体を被せているように見えるトップ選手。

しかし、被せているのではなく、目的地に向かう工程上で結果的に被さった(縮む、丸くなる)

その為にも、認識の中心を目的地にセットしましょう!!です。

次回は、「体を被せろ。って強調するYJR的解釈」などをお送りいたします!

きっと、日本人や日本語の特徴的な部分が反映されていると考えています!

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この記事を書いた人鈴木 陽二郎鈴木 陽二郎
(株)エフネットスポーツ
FFCカレッジフットサルリーグ担当
新しい概念を吹き込んで上達に導く“フットボールコンセプター”
今まで、小学生から社会人まで男女を問わずフットボールを教えてきた。また、その理論や新しい概念(コンセプト)を提案して上達させるアプローチはプロにも評価されおり、現役Jリーガーからのサポート依頼は絶えることがない。育成においては、2014年よりキックの上達に特化した「蹴り方教室」主宰し、社会人をはじめ、小学生から大学生チームを指導して、数時間で「ボールの球筋が格段に変化する」「メニューをこなしていくと、自然に考える力と技術が身につく」など、すぐに圧倒的な結果が出る事例多数。また、「概念を変えることでプレーが上手くなる」という上達アプローチは、多くの指導者に影響を与え、日本代表の長友佑都選手の専属コーチである鬼木祐輔コーチなど、多くの優秀な指導者から絶大な支持を受けている。
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