少年サッカーにおける効率的なシュート練習法

スキルアップ シュート 三浦直弥 講師

三浦です。

Jリーグが大詰めになってきました。

やはり上位のチームは決定力が高いですね。

下位のチームはシュートチャンスの少なさもありますが、少ないチャンスをものにする決定力が低いのかなかと客観的に見ています。

Jリーグ観戦が出来るようになっただけでもよかったと思う今日この頃ですが、試合観戦で盛り上がるのはやはりシュートシーンです。

得点が少ないサッカーですが、シュートシーンが多ければエキサイティングな試合になります。

そんな試合から目が離せません。

決定的なチャンスをモノにできない時、シュート練習の大切さを感じます。

少年サッカーにおけるシュート練習

皆さんのチームでは毎回の練習でシュート練習を欠かさずに行っていることでしょう。

三浦のチームでも最低30分はシュート練習をするようにしています。

そのシュート練習ですが、もしかしてゴール前に全員が列を作って待つという練習方法ではありませんか。

三浦も昔はそのような練習方法でした。

ペナルティエリアの外に縦に列を作って並び、ゴール横からコーチが出すボールをシュートするという方法です。

日本の練習方法ではよく見る光景ですね。

サッカー大会の試合前練習でもよくある光景です。

この練習方法ですと、ひとりがシュートできる回数が意外と少ないことに気づきます。

列の長さによりますが1分に1回しか順番が回ってこないこともあります。

1分に1回ということは10分の練習時間でも10回、30分やってやっと30回です。

練習開始前の自由練習の方がよっぽどボールを蹴る回数が多いです。

効率的とは言えませんね。

ボールに触る回数を増やすための工夫

シュート練習を短時間で効率よく行うには次の方法しかありません。

  • ゴールの数を増やす。(ゴールが2つあれば2つとも使う)
  • 練習の人数をへらす。(全員でなくグループごとに練習する)

ゴールが3つも4つもあるチームは恵まれていますが、ゴールキーパーとコーチの数も必要です。

現実的には2つのゴールを効率よく使うことですね。

そして、グループ分けして練習することも意外に効率的なのでオススメです。

具体的には、シュート練習グループとパス練習グループに分けて行うという感じです。

慣れた練習メニューを変えることは勇気が入りますが、シュート練習でのシュート回数の数字を見ると、つくづく時間がもったいない、非効率だと気づくことでしょう。

ゴール正面から出すボールに意味があるか

シュート練習でゴールポスト付近からボールを転がして、正面からシュートするという方法がありますね。

昔からよく見る練習です。

この練習はシュート練習というよりもキック練習と割り切った方がよいと思います。

試合ではほとんどない設定です。

ゴール正面からシュートを打つことを想定すると、ボールは横か後ろからもらうことになります。

特に多いのがスルーパスを受けてシュートする場面です。

ゴールに向かって転がるボールに追いついてシュートを打つ。

これは小学生にとって練習しないと出来ないスキルです。

ボールのスピードに合わせて走る、踏み込む、キックする。

そこで止まらず、こぼれ球に反応する。

これをセットで行います。

横からのボールを受けてシュートを打つ場面でも実戦を想定しないと無駄な練習になります。

ボールを待たないで迎えに行く、ワンタッチ、ダイレクトでシュートする。

ボールだけ見ない、キーパーの位置を見ておく。

シュートしても止まらず、こぼれ球に反応する。

ボールを迎え行く動きと軸足を置く位置がポイントです。

出来ればコーチがお手本を見せてあげると選手たちは真似しやすいです。

シュート練習はより実践的に行う

仕上げは過去のメルマガでも紹介している「ダブルボックス」という練習メニューです。

ペナルティエリアを2つくっつけたサイズのコートにゴールあり、キーパー付きで行うミニゲームです。

ゴールからゴールの距離はわずか24mなので、コートの中のどこでボールを持ってもシュートレンジです。

この練習方法のポイントはキーパーがキャッチしてもそのまま続けないで、外から新しいボールを入れて再開すること。

コートからボールが出た時もスローインから再開でなく外から新しいボールを入れること。

こうすることで間延びせずに集中してゲームが出来ます。

10分のゲームで飛び交うシュートの本数は数十本になります。

縦1列に並んで行うシュート練習に比べてボールを触る機会が圧倒的に多くなります。

三浦は最近、このようにいつもの練習を見直しています。

より実践的に、より効率的な練習を目指しています。

皆さんにもオススメします。

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この記事を書いた人三浦直弥三浦直弥
小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。
好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。

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