シュートをする時に重要なこととは?

鈴木陽二郎 講師

YJRです。

思いのほか、「体を被せろ」話が浮かんでいくので続きます(笑)

3月8日記事では、

3月17日記事では、

からの派生して、「体を被せろ」って何?のお話が続いています。

今回で最後の「体を被せろ」話です。多分。

書き出したら次回に続くかもしれません(笑)

■言いたいことは、いつも「認識の中心を目的地」に。

前回の記事は以下のように締めました。

『一見、体を被せているように見えるトップ選手。しかし、被せているのではなく、目的地に向かう工程上で結果的に被さった(縮む、丸くなる)状態になっている。その為にも、認識の中心を目的地にセットしましょう!!』

ここ数回「ふかさない方法」をお伝えしてきましたが、前回と、3月17日掲載した以下の記事と特に繋がりがあります。

「体を被せる、被せない」よりも、ふかさない為に重要な事があります。

それを↑の3月17日の記事で紹介しています。

所謂認識の話ですが、前回の結果的に体が被さった(縮む、丸くなった)状態は、↑の記事の状態でいると勝手になっていきます。

それが「認識の中心を目的地にセット」することです。

ですので、前回は「認識の中心を目的地にセットしましょう!!」と締めました。

なぜなら、ふかさない為に重要な事と、結果として体が丸くなる(被さって見える)のは、「認識の中心が目的地」にセットされているからこそ、起こる事だからです。

■日本語は切り取り癖がある。だから先に被せてしまう。

前々回の記事に触れているのですが、

特にふかさない為に、蹴る前から体を被せる方が多くいると感じています。

それは、日本語、日本人は特徴(切り取り癖、分断、分けて考えやすい)が影響していると考えています。

↑の写真はスーパーなレジェンドであるペレ氏、釜本氏、マラドーナ氏の現役時代の蹴り終わり形です。

何十年も前の写真ですが、現在のトップ選手と蹴り終わりの形は変わりません。きれいに丸くなって(縮まって)いますね。

単純に考えて、伸びた(張れた)ので、(元に戻ろうとするので)縮まれるわけです。

ゴムや弓と同じですね。

逆に言うと、縮まれるということは伸びているという事でもあります。

しかし、日本語、日本人は切り取って物事を考える、捉える傾向が強いです

↑のようなスーパーなレジェンドや、海外などのトップ選手の蹴り終わりの形(縮まる、丸くなる、被さる)”だけ”をみて(切り取って)「彼らは体を被せているぞ!」と、伸びるなどの形を無視して「体が被さっている」事を切り取ってしまったのでは?と考えています。

実際にキックが上手くいかない方は、伸びられない方は非常に多いです。

伸びられない1番大きな理由は、ボールを何とかしようとする「認識の中心がボール」です。

そして「認識の中心がボール」の場合は、あれとそれとこれを分けてしまうような、分断してしまう思考になっている傾向は高いです。

そのような繋がりがある傾向は極めて高いと感じています。

今回は詳しくは触れませんが、軸足を曲げたままで使う方が多いことも、切り取り思考がそうさせていると考えています。

■伸びられない、丸くなれない大人たち

認識の中心を目的地にセットしても、伸びられない、丸くなれない事があります。

それは、胸郭(胸周り、上半身)が固まってしまっていて、伸びられない、丸くなれないパターンです。

このパターンは、(早くて)20代後半からの男性に多く見られます。

特に、仕事でPCを長時間見なくてはいけない方は顕著です。

ストレスや疲れなどで固まりやすいとされているからです。

そして、そのような影響で丸くなれないと、結果として後傾姿勢や、捻って蹴ることがふえていきます。

ちなみに、10代や女性は胸郭(胸周り、上半身)が固まってしまう事は傾向として低いです。

ですので、伸び縮ちが出来ない事は少ないです。

ただ!10代や女性でもそもそもひねり癖がある方も伸びられない、丸くなれない傾向が高いです。

過去記事捻るのデメリットをお伝えしてますのて併せてご覧ください。

結局は認識の中心がボールになるとできません。という話でもあります。

なお、胸郭(胸周り、上半身)が固まりは、ストレッチである程度ストレッチで改善されます。

ただ、日常の方が圧倒的に体に影響を及ぼすので、日常(生活、仕事)を変えない限り抜本的な改善は非常に難しいと考えています。

■分断しないためにも!

今ここ!に捉われないように。

ボールだけに捉われないように。

足首だけに捉われないように。

目的地に向かうストーリーを理解していきましょう!

目的地に向かって歩くとしたら、一歩一歩には意識は向かないですよね。

そのように勝手に体の動きはきまってきます!

それが一番難しいのかもしれませんが、サッカーと日常、キックと日常を切り離さずに日常のままができるといいかもしれませんね。

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この記事を書いた人鈴木 陽二郎鈴木 陽二郎
(株)エフネットスポーツ
FFCカレッジフットサルリーグ担当
新しい概念を吹き込んで上達に導く“フットボールコンセプター”
今まで、小学生から社会人まで男女を問わずフットボールを教えてきた。また、その理論や新しい概念(コンセプト)を提案して上達させるアプローチはプロにも評価されおり、現役Jリーガーからのサポート依頼は絶えることがない。育成においては、2014年よりキックの上達に特化した「蹴り方教室」主宰し、社会人をはじめ、小学生から大学生チームを指導して、数時間で「ボールの球筋が格段に変化する」「メニューをこなしていくと、自然に考える力と技術が身につく」など、すぐに圧倒的な結果が出る事例多数。また、「概念を変えることでプレーが上手くなる」という上達アプローチは、多くの指導者に影響を与え、日本代表の長友佑都選手の専属コーチである鬼木祐輔コーチなど、多くの優秀な指導者から絶大な支持を受けている。
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