【少年サッカー】リフティングがボールコントロールに繋がる理由
先週の3連休に、チーム全員が揃う機会があったので定期的に行っている記録会を行いました。
内容は、50m走や1500m走などフィジカル系の記録とリフティングやキックの飛距離などの記録を取りました。
フィジカルの能力は数値で把握できるので、定期的に記録をとることで、モチベーションアップにつながります。
リフティングやキックは飛距離が記録となりますが、ボールを蹴る場所や左右別々に計測することで、スキルのバランスを見るきっかけにもなります。
ウチのチームではリフティングの記録をどこまでも伸ばすということはしていません。
ある程度できるようになったら、難度を上げていくようにしています。
■ボールリフティングで集中力アップ
難度を上げるポイントはいくつかあります。
まずは時間です。集中力が持続する時間を競います。
何百回もリフティングを続けるためにはスキルだけでなく、体力と集中力が必要になります。
うちのチームが小学4年生から5年生に課している目安は5分間です。
5分間連続してリフティングができることですね。
その間に落とした回数が0ならパーフェクトとして落とした回数が少ない順に、順位をつけるようにしています。
10分は飽きてしまいますが、3分では短いので5分間リフティングとしています。
連続回数を競う方法ですと、早々とミスした子供たちがボーッと眺めているだけになってしまいますが、この方法なら止めたくても止められません。
簡単に落としてしまうのではないかという心配もありますが、落としそうになったら手でキャッチしてやってもよいというルールにしているので、子供たちは、連続回数に挑戦するだけです。
見ていると、気負わず、力まず、リラックスしている子が淡々と落とさずに続けているなあという印象です。
そして、落としても一喜一憂せずに拾って淡々と続ける子も上達が早いようです。
サッカーの試合でも、ミスをして引きずってしまう子と淡々としている子を見かけますよね。
練習の段階から、ミスを引きずると損をするよ、プレーで取り返そう!と教えています。
■目線よりも高く上げてみる
リフティングの回数を増やそう、落とさないようにしようという意識のあまり、つま先で低く突き続けるリフティングが流行しています。
落とさずキープという意図はよくわかりますが、インステップでのリフティングでボールをしっかり捉えるという効果を狙うのであれば、アレンジが必要でしょう。
ちょんちょんリフティングをしながらも、5回に1度の程度で頭を超すような高さに上げて、反転して続けるという方法を取り入れています。
単純に目の高さ以上に上げるということを行ってもいいでしょう。
低いリフティングをシている時、視野にはボールと地面と足というリフティングに必要なものの全てが見えています。
試合中はどうでしょうか。
ボールと地面という場面もあるかも知れませんし、目線よりも高くあげれば空とボールだけという場面もあります。
視野が変わる一瞬には、ボールを見失うこともあるでしょう。
突然、視野に入ってきたボールをコントロールすることが、実はサッカーの技術ではとても重要です。
そのような非日常の状況に慣れる方法としても、目線よりも高くボールを上げる方法や意図的にボールを視界から消す方法も効果があります。
■瞬間的にボールを見ただけでコントロール出来るようになろう
このような練習をきっかけにして、ボールを見る時間は限られていることやボールが視野に入って来たときの反応を味わって見て下さい。
ちらっとボールを見ても、ジーッとボールを見ても同じように扱えるならば、ボールを見ていない時間には周りを見ることができます。
リフティング記録会の狙いも、実は試合中でのボールコントロール向上を目指していることや周りを見ることの大切さを訴えていることがわかっていただけたかと思います。
全ての練習は試合につながっている!
そう信じて練習に取り組みましょう!
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