サッカーが上手くなるために必要な「体と頭を鍛える【○○トレーニング】」とは?

玉城翔 練習法 トレーニング

サッカーが上手い人は、体だけではなく頭も使っています。

体と頭がうまく連動しているから、「動きながら」サッカーができるのです。

が、連動していないうえに頭で考えてるいることができないと、

  • 止まってるボールしか蹴れない
  • 走りながらトラップができない

このようなことになってしまいます。

実際にサッカーをやったことがない人は、このように二つの動作を同時にこなせませんよね。

サッカーは、「ながらプレー」の連続です。

  • 走りながらトラップ
  • ドリブルしながらシュート
  • 考えながらパス

などです。

すなわち、「ながらプレー」ができなければ、サッカーが上手くなることはありません。

体と頭が連動して、頭で考えていることを体が勝手に(慣れ)できればベストです。

今回は、自然と頭で考えていることを、体に反応させるトレーニングを紹介します。

今回のトレーニングを反復して行うことで、徹底的に体に染み込ませていきましょう。

ながらトレーニング:①パス&ゴー(パスしながら動く)

試合中、パスを出して止まってしまう選手の対策トレーニングです。

パスを出してそのまま動き出すと、ワンツーがもらえたり、囮になる動きができます。

止まってしまうのは、良くないプレーが習慣化されているからです。

対面パスやフリーパスの場合、「パスしたら動く」と頭で考えさせて、パスを出したら3歩だけダッシュさせるような工夫があれば、自然と試合中にプレーできるようになります。

ほんの少し、意識を変えてあげるだけです。

このパス練習だけでも、

  • 周りを見る
  • トラップする
  • 見方を見る
  • 走る

まずは、パスをしたら走る(動く)ことから始めて、ワンランクアップさせるなら「ボールを受ける前に周りを見る」を付け足していきましょう。

ながらトレーニング:②フリードリブル(ドリブルしながら考える)

コーンやマーカーなどでエリアを作り、エリア内をフリーでドリブルします。

何も考えないドリブルは、自分が好きなようにフェイントをかけたり、同じリズムやスピードでドリブルしてしまいます。

ここで意識したいことは、「想像の相手」を作ることです。

実際には見えなのですが、目の前に絶対に抜けない相手がいると想像してドリブルします。

その相手と、一対一の勝負を常に行うのです。

  • ドリブルに緩急をつけたり
  • 角度を変えたり
  • 相手に足を出させたり

この見えない相手を想像しながらプレーすることで、「この場面はこんなプレーをするべき」とイメージが染みつきます。

このイメージを実際の相手と勝負して、挑戦と改善の繰り返しが上達の近道です。

ガンバ大阪の宇佐美貴史選手も、少年時代からこのドリブル練習(妄想ドリブル)を積み重ねて、日本代表まで上り詰めることができました。

ながらトレーニング:③首振りリフティング(ボールを持ちながら周りを見る)

ドリブル練習の続きで、動きながらリフティングをしましょう。

他の選手も同時に動いているので、難易度は高い練習です。

ここまでだと、動きながらリフティングです。

少し難易度を上げてみると、首をしっかり振りながらリフティングをすることです。

前にいる選手だけを見るのではなく、横や後ろの選手、スペースを見ることを意識します。

このトレーニングでは、ボールコントロールの技術が身についたり、周りを見ることもできるようになります。

難しい浮き球のトラップや相手のプレッシャーを感じずに、冷静なプレーができるようになります。

ボールを持っている時や持っていない時などの、正しい状況判断のスキルが身につきます。

まとめ

サッカーが上手くなるには、体と頭を連動させる必要があります。

サッカーを始めたてのジュニア年代は、頭を使わずに体だけで行いがちです。

それは、年代が上がれば経験としてついてくるものなので自然と身につきますが、今の成長を加速させるためにも、「ながらトレーニング」を取り入れることをおすすめします。

少しやればできるような練習方法です。

今の選手を、ワンランクでも上げてあげるためにも、実践してみてください。

この記事を書いた人玉城 翔玉城 翔
サッカー歴は10年以上にもなり、県選抜候補に選ばれたことも。自身経験を活かし、地元の小学生に指導した経験も持っている
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