どうすればバックスイングが取れるようになるのか
こんにちは。
YJRです。
8月は、我々にとって大事な日が多いです。
けれど、それは私の価値観であり、押し付けるものではありません。
6日・9日・15日は、私は必ず黙祷をします。
みんなに絶対しろ!とは思いません。
価値観の押し付けこそが、何事も難しくすると考えているからです。
それは、サッカー観も同じです。
自分は大事にしていることは、他人が大事にしているとは限りません。
その逆もしかりです。
違いをまず理解し、寛容しあえる社会になったらいいなと思いますし、実践していければいいなと思います。
バックスイングが取れた方がいいよね?
「伸びる」の前に、「バックスイング(テイクバック)」に関してお話していきます。
キック時に、
- バックスイング(テイクバック)
- フォロースルー
なんて用語を聞くことが多いと思います。
フォロースルーに関しては、今後書く予定があるのでお楽しみ(笑)
「バックスイング(テイクバック)は取った方がいい」とよく聞きますよね?
私も個人的には、「バックスイング(テイクバック)」は取った方がいいと蹴り方教室でも伝えます。
なぜバックスイングを取った方がいいのか?と考えると、大きな理由は以下の3つです。
- バックスイングによりエネルギーを産むこと
- 背中側の認識を高めるためにもバックスイング(認識の中心をボールから離す為)
- 他のスポーツでもしてるから!(むしろ日常でもしているから!)
バックスイングがエネルギーをより産むのは、何となく想像できますね。
しかし、個人的にはエネルギーを産むという事よりも、背中側の認識を高めるためにもバックスイング(認識の中心をボールから離す為)のが重要だと考えています。
背中側の認識がバックスイングを起こさせていると、考えているからです。
認識が書き換われば行動は変わる。
認識の中心がボールの方は、背中側の認識が弱く前側が強い傾向にあります。
フットボールは、背中側の認識が弱いとDF時に裏を取られたり、ボールを持てば前しか行けない傾向が強いです。
そして、ボールを蹴ろうとすると、ボールと出会う瞬間にフォーカスされてしまいます。
例えば、インパクトの瞬間だったり足首の過剰な固定だったり、そして膝がまずあがってきます。
言うなれば、その場で手でえい!っと押す感じです。
その場から、直線的・直接的にボールを蹴ろうとします。
この辺りは、前回や過去記事にも書いているので是非ご覧ください。
そういった方は背中側の認識が弱いので、バックスイングを取ることができません。
そもそも、背中側にアプローチする認識もありません。
人間は認識した形になる性質を持っている為、前側の認識が強ければ強いほど前側のアプローチになる行動になります。
しかし、フットボールは前側だけは成立しませんし、身体操作的にも非効率です。
ですので、前側⇒背中側と認識を書き換える為にも、「バックスイングを取る(背中側にアプローチする)」仕掛けをしていきます。
認識が書き換われば行動は変わります。
認識が書き換えをするために、バックスイングを取らせる。
そして、書き換えができれば自然とバックスイングが取れるようになり、エネルギーを産むといった循環になっていきます。
他スポーツではどうなってるのか?
3つ目のバックスイングを取ることがいいのよね!と思うのは、他スポーツでもバックスイング(テイクバック)を取っているからです。(しかも伸びているのだ!)
- 野球
- テニス
- バレー
- バドミントン
- 陸上
他にも沢山ありますが、基本的には必ずバックスイング(テイクバック)が存在しますよね。
しかも、バックスイング(テイクバック)を取るときは、基本的には「体は(上半身)伸びてます。」というヒントもあります。
分かりやすい所でいくと、
- 野球の投球
- バレーのスパイクやサーブ
- テニスのスマッシュやサーブ
そして、「走る」は最たる例です。
マラソンでも100mでも、体(上半身)は伸びていますね。
伸びている状態から、手を振ります。
しかも、手は前ではなく後ろに振り、エネルギーに変えていく仕組みになっています。
バイメカ的な解釈は私にはわかりませんが、他スポーツも沢山やっている現象なのに、キックだけやらなくていい。といった事にはならないと思っています。
そして、歩くや走るという日常もそうなっています。
日常がそうだということは、それが自然だということです。
日常の方がフットボールより圧倒的に回数をこなして、自動化されています。
ですので、日常で当たり前に起こっていることを、キックでも当たり前にやったらいいよね。と考えています。
なぜなら、それの方が効率的であるからです。
今回は
バックスイングだけのお話でした(笑)
前側の認識が強いと前側の筋肉が発達します。
本当に面白いです(笑)
よくする話ですが、蹴り方教室などで、前側の筋肉がムキムキ(特に胸筋、大腿四頭筋)な方が参加すると「DF時、裏取られやすくないですか?」と聞くとだいたい「なんでわかるのですか?(笑)」と言われます。
友達同士で参加してる場合だと相方さんが(賛同として)笑うことも多いです(笑)
そして、そういった方はバックスイングを取るのが上手くない事が多いです。
そこから、認識を書き換えていくわけです。
更に面白いと思うのは、期間があいてその方が参加されたときは胸筋と大腿四頭筋が小さくなっていました。
そうしたら、「裏が取られなくなった」と。
面白いですね。
人間は認識した形になる!わけです。
さて、来週は、バックスイングの取り方についてお話します。
ようやく「伸びる」についてです!
バックスイングでイメージしやすいのは、「弓」です。
弓を前方に押し出し固定して、弦を的に垂直に地面と平行に引くことでエネルギーが産まれ矢が飛んでいきます。
弓を垂直に固定しないと、前方方向にはエネルギーが出ないのも超絶重要です
そして、弓を前方に押し出し分、テイクバックが取りやすいのもまたポイントだと思います。
キック時で言うと、
- 体(頭~軸足)までが弓
- 蹴り足が弦
に置き換える事ができます。
前回の記事では「伸びる」の導入を書いていますのでご覧ください
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(株)エフネットスポーツ
FFCカレッジフットサルリーグ担当
新しい概念を吹き込んで上達に導く“フットボールコンセプター”
今まで、小学生から社会人まで男女を問わずフットボールを教えてきた。また、その理論や新しい概念(コンセプト)を提案して上達させるアプローチはプロにも評価されおり、現役Jリーガーからのサポート依頼は絶えることがない。育成においては、2014年よりキックの上達に特化した「蹴り方教室」主宰し、社会人をはじめ、小学生から大学生チームを指導して、数時間で「ボールの球筋が格段に変化する」「メニューをこなしていくと、自然に考える力と技術が身につく」など、すぐに圧倒的な結果が出る事例多数。また、「概念を変えることでプレーが上手くなる」という上達アプローチは、多くの指導者に影響を与え、日本代表の長友佑都選手の専属コーチである鬼木祐輔コーチなど、多くの優秀な指導者から絶大な支持を受けている。
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