蹴り始めだけでなく、蹴り終わりまで意識することが重要!?
こんにちわ。YJRです。
おっと!こんにちは。ですね!
ここ数回、「視野編」としてキックよりも大事なことをお話させて頂きましたが、今回は久しぶりのキックに関してのお話です(笑)
皆さん、キックするとき「蹴り終わりの形」は気にしたことありますか?
もし、「足がボール触れる瞬間(まで)(だけ)」を強烈に意識(認識)しているとしたら、その意識(認識)がキックを上手くいかなくさせている可能性が大です。
まず、ご自身で「自分自身がどう思っているのか?」を捉えてください。
また、周りにキックが苦手な方がいれば、「どう捉えているのか?」聞いてみてくださいね。
目次
フットボールは途切れないスポーツです。
「蹴り終わりの形」を気に出来る(意識を向けられる)ということは、「足がボール触れる瞬間(だけ)(まで)」でなく蹴った後も意識があるかということになります。
多分ですが、「蹴った後だけ」意識する方はいないと思います。
ですが、「足がボール触れる瞬間(まで)(だけ)」強烈に意識する方は沢山いますよね?
フットボールは「~だけ」で終わることの無い、必ず次が次々と押し寄せ、途切れることがなく進むスポーツです。
ですので、「足がボール触れる瞬間(だけ)(まで)」を強調した意識(考え方、捉え方、認識)ですと、フットボールの(途切れることの無く進む)性質と上手くマッチできないわけです。
上手くマッチしていない状態で蹴っても、「そもそもマッチしてないから上手くいないよね」と考えております
フットボールは、部分最適<全体最適です。
全体最適は、全体像が分からないとできません。
「足がボール触れる瞬間(だけ)(まで)」を強烈に意識すればするほと、全体像が見えづらくてなってしまいます。
以前に掲載した以下の記事を併せてご覧になって頂くと、理解が深まると思います。
人間は認識した形になる性質を持っている
私の記事を読んでくださっている方は、耳にタコができるくらい聞いている(読んでいるだけど笑)と思います。
「人間は認識した形になる性質」を持っているので、蹴り終わりの形”も”「何を認識したか?」で変わります
こちらもよく例を出しますが、
- 認識の中心がボール
- 認識の中心が目的地
とでは、認識の中心のモノが違いますので、結果として蹴り終わりの形が異なるわけです。
今だけで終わりになるか、未来へと繋がるか。
「認識の中心がボール」の蹴り終わりの形は、目の前にあるボールに対して”だけ(今)”のアプローチとなるので、蹴っておしまい!のような、「ボールを蹴る”だけ”」の形が多くなります。
対して、「認識の中心が目的地」の蹴り終わりの形は、目的地というモノは必ず未来にあるわけですので、自動的に「未来」へのアプローチになり、次への動作と接続できる「目的地へ向けての過程となる」形が多くなります。
ちなみに、蹴る前の動作も、
- 認識の中心がボール
- 認識の中心が目的地
とでは、変わります。
この辺の言及は次回以降にしたいと思います。
今思えば、蹴り終わりの形の話を書くより、蹴る前の「蹴り始めの形」書けばよかったと今思いました(笑)
具体的な形のお話は次回に。ですが・・・
次回以降に
- 認識の中心がボール
- 認識の中心が目的地
では、具体的に「どのように形が異なるのか?」は、次回にお話する予定です。
が・・・・
一旦、ここまで書いてきたことを踏まえ、「どういった形の違いがあるのか?」と想像したり、認識を変えてキックしてください。
キックが上手い方、上手くいってない方を見比べるのもいいかもしれません。(指導者の方は見比べやすいですね!)
技術的な違いや蹴り終わりの形の違いは認識の違いですので、どのような認識をしているのか聞いてみるのもいいかもしれません。
ただ、「自分がどんな認識をしているか」と具体的に思っている方は非常に少ないので、会話をして
- こんなイメージ?
- あんなイメージ?
- どんなイメージ?
- どこ見てるの?
- 何を考えてるの?
などと逆に問いかけて、引き出してあげてください
来週の私の記事を待つより、一番近い・早い、答え合わせかもしれませんね(笑)
自分の形を正確に捉える
冒頭にも書きましたが、「自分の形を正確に捉える」事がとても大事です。
自分が何を思っているのか?に気づいていなかったら、それは修正もできませんし、自分ができているつもりになっていても、実際できていない事に気づいていなかったら修正など出来るはずもありません。
前回の記事にて、私の経験談として自分を修正するには、「自分の形を正確に捉える」ことの重要性を書いております。
キックだけでなく、フットボールだけでなく、社会生活においてもとても重要な事だと思っておりますので、考えるきっかけになれたらうれしいです!
(株)エフネットスポーツ
FFCカレッジフットサルリーグ担当
新しい概念を吹き込んで上達に導く“フットボールコンセプター”
今まで、小学生から社会人まで男女を問わずフットボールを教えてきた。また、その理論や新しい概念(コンセプト)を提案して上達させるアプローチはプロにも評価されおり、現役Jリーガーからのサポート依頼は絶えることがない。育成においては、2014年よりキックの上達に特化した「蹴り方教室」主宰し、社会人をはじめ、小学生から大学生チームを指導して、数時間で「ボールの球筋が格段に変化する」「メニューをこなしていくと、自然に考える力と技術が身につく」など、すぐに圧倒的な結果が出る事例多数。また、「概念を変えることでプレーが上手くなる」という上達アプローチは、多くの指導者に影響を与え、日本代表の長友佑都選手の専属コーチである鬼木祐輔コーチなど、多くの優秀な指導者から絶大な支持を受けている。
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