ボール?蹴り足?何が認識の中心ですか?
さて!ボールを蹴るぞ!っとなった時に皆さんは、何が認識の中心になりますか?
認識の中心とは、キックの際に最も強調された認識です。
最も強調された認識とは、ご自身がキックの際に1番意識しているポイントです。
もし、自分自身で自分の何が認識の中心か?わからない方は、いい機会ですので自分自身の認識の中心を知ってください。
人間は、認識した形になる性質を持ってます。
自分自身が何を認識して、その行動(形)になっているか?を知らなければ修正もできないからです。
詳しくは過去記事をご参照ください。
上手くいかない方・上手くならない方は、上手くいかない・上手くならない認識をもっているからです。
まずは、上手くいかない・上手くならない認識が、上手くいかない・上手くならない行動を決めている(作っている)からだとご自身の認識を確認します。
自分自身の認識が自分自身の行動を決めている(作っている)事を知るだけで、上達のヒント、ポイントになると思います。
認識の中心の分類
これまで関わったキックに悩みを持った方たちのお話を聞くと、キックに悩みをもった方たちの「認識の中心」傾向が以下のように分けられました。
- 蹴り足が中心の認識
- ボールが中心の認識
- 軸足が中心の認識
- その他
キックの際に強調された認識(ご自身がキックの際に1番意識しているポイント)が分類される例は以下です。
- 膝から下の振りを!が協調された認識でしたら、認識の中心が蹴り足
- ボールの真ん中を強く!が協調された認識でしたら、認識の中心が蹴り足
- ボールの横に思いっきり踏み込むぞ!が協調された認識でしたら、認識の中心が軸足
もっと雑に言うと・・・・
- 蹴り足でなんとかしようとする方は、認識の中心が蹴り足
- ボールをなんとかしようとする方は、認識の中心がボール
ですね。
ここでとても大事になるのは、自分が上手くいかない・上手くならない理由が、認識の中心の問題だったと知ることです。
繰り返しになりますが、人間は認識した形になる性質を持っています。
なので、皆さんの認識の中心が、上手くいかない・上手くならない行動を決めている(作っている)からです。
ですので、キックが上手くいかないな。と感じてる方は、自分の認識の中心を知り、認識の中心を変える必要があると私は考えます。
上手くいかない、ならない方の認識の中心の傾向
私が関わったキックに悩みをもっている方のほとんどの方が、認識の中心が蹴り足・ボールになるという強い傾向がありました。
10割といっても大げさじゃない程の傾向です。
そこで、「認識した形になる性質を持っている」観点(大前提)から上手くいかない・上手くならないのは、蹴り足やボールが中心の認識になっているからだ(認識の中心が蹴り足・ボールであることが、上手くいかない・上手くならない行動(形)を作っている。)という仮説を立てました。
蹴り方教室では、長らくそれら(蹴り足、ボール、前側)に認識の中心をもっていかれない!戦いがずっと続いております(笑)
意地でもそれらの認識から離せるか
蹴り方教室では、とある認識を推奨しております。
それは、目的地の認識(認識の中心が目的地)です。
繰り返しになりますが、私がこれまで関わってきた多くの上手くいかない方・上手くならない方達の認識の中心は、蹴り足・ボールになるという強い傾向にありました。
それらの認識が、上手くならない上手くいかない行動を決める(作る)わけですので、上手くいかせない認識(認識の中心が蹴り足、ボール)にならない様にする役割としても、目的地の認識(認識の中心が目的地)持つことを推奨してます。
上手くいかない方、上手くならない方の特徴として以下のものがあります。
- 手、脚、足首に力が入りすぎる
- 頭が下がる
- 踏み込みがすごい
- 腕を回す
これらは、ボールを蹴るぞ!(ボールを蹴ることだけが目的の認識)で作られる事が多いです。
その認識こそが、認識の中心が蹴り足・ボールになってしまう認識だと思います。
認識の中心が蹴り足・ボールになることで、上手くいかない・上手くならない行動(形)が作られます。
なので、『意地でも蹴り足やボールが認識の中心にならないようにしたい!』とかなり強めに!目的地の認識(目的地が中心の認識)を持つように推奨しております。
未来への認識
目的地の認識に関しては、次回以降に細かく書きたいと思います。
私にとって、とても重要な概念になりますのでたっぷりと(笑)
目的地はいつも未来にあります。
今ではなく、いつも未来に。
未来を認識したら、どのような行動になるのでしょうか?
きっと、未来に向けての行動になると思います。
フットボールは、いつも未来に向けて行うスポーツですよね。
常に次の事を、上手い選手は次の次、それどころか次の次の次を考えてプレーする。
だから上手いわけです。
目的地の認識は、言うなればと未来への認識です。
対照的に蹴り足やボールが認識の中心になるということは、今(NOW)に捉われしまう事になります。
目的地の認識が未来への認識とするならば、蹴り足やボールが認識の中心は今への認識ですね。
上手くいかない・上手くならない方は、今への認識(蹴り足やボールが認識の中心)だから上手くならないとしたら?
そして、ご自身の認識は今に捉えてるとしたら?
色々と想像してみてください。
自分自身の認識知り、成功させる認識に変える上達への重要な要素になると思います。
(株)エフネットスポーツ
FFCカレッジフットサルリーグ担当
新しい概念を吹き込んで上達に導く“フットボールコンセプター”
今まで、小学生から社会人まで男女を問わずフットボールを教えてきた。また、その理論や新しい概念(コンセプト)を提案して上達させるアプローチはプロにも評価されおり、現役Jリーガーからのサポート依頼は絶えることがない。育成においては、2014年よりキックの上達に特化した「蹴り方教室」主宰し、社会人をはじめ、小学生から大学生チームを指導して、数時間で「ボールの球筋が格段に変化する」「メニューをこなしていくと、自然に考える力と技術が身につく」など、すぐに圧倒的な結果が出る事例多数。また、「概念を変えることでプレーが上手くなる」という上達アプローチは、多くの指導者に影響を与え、日本代表の長友佑都選手の専属コーチである鬼木祐輔コーチなど、多くの優秀な指導者から絶大な支持を受けている。
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