枠内に飛んでも入らないシュートとは

シュート 三浦直弥 練習法

三浦です。

もう11月も終わりですね。

来週から12月です。

今年はいろいろありましたが、1年の早さ・短さは例年以上です。

今年は、サッカーの中断期間があったので、なおさら短く感じます。

心配された大会開催については、小学生にとって一番大きな大会である「第44回全日本U-12サッカー選手権大会」の都道府県大会も行われています。

来月、鹿児島で行われる全国大会での熱戦が楽しみです。

去年の決勝は、柏レイソル(千葉県)とバディーSC(神奈川県)でした。

バディSCが、9年ぶり2度目の優勝を手にしました。

つい昨日(23日)行われた神奈川県大会では、バディSCが横浜Fマリノスプライマリーを破ったようですね。

全国大会には、両チームとも出場します。

一方の柏レイソルは、千葉県のベスト4に進んでいます。

千葉県の準決勝・決勝は、今週末29日に決まります。

全国大会の会場は鹿児島です。

12月26日(土)~12月29日(火)に行われます。

組合せは12月1日発表です。

代表者会議は12月20日WEB形式で行い、開会式はなし。

今年の全国大会が楽しみです。

シュートは確率論か

三浦のチームの現在の練習テーマは、「シュート」です。

シュート数を増やすことだけでなく、ネットを揺らすシュートにこだわっています。

攻めていても、シュートが枠をとらえられなければゴールは生まれません。

攻め込まれていても、カウンターでGKと1対1になれば1点をもぎ取るチャンスがあります。

しかし、シュートが決まる確率は、シュート本数が多い方が高いですよね。

なので、

  • シュートをたくさん打つこと
  • シュートミスを恐れないこと

をテーマにシュート練習に励んでいます。

枠内に飛んでも入らないシュートとは

枠内へのシュートを数多く打っても、GKが調子がいい時は入らないものです。

なぜか、シュートがGK正面に飛んでしまうものです。

というより、GK正面に打たされているのかも知れません。

GKの手足に当たって、弾かれることも少なくないです。

コーナーキックになって、ラッキーと言っている場合ではないです。

決める時に決めないと点は取れません。

ちなみに、うちのチームのコーナキックからの得点確率は極めて低いです。

ヘディングやボレーで、ダイレクトに決まるシュートは年に数本。

あとは、こぼれ球を押し込むシュートですね。

これは得意です。

ゴールエリア内なら外しようがないですからね。

GKに阻まれてしまうシュートに共通するもの

スルーパスを受けて、余裕を持って打ったシュートがGKの正面に飛ぶ。

こういうことがよくあります。

こんな時、攻撃面だけであれこれ考えるのではなく、逆の立場はどうなのか。

つまり、GKは何かやっているのか。

さっそく、GKに聞いてみました。

うちのチームのGKは、キーパースクールにも通うほどキーパーが大好きですが、体は小さいです。

声は大きいです。

彼に言わせると、GK正面やセービング出来る範囲に蹴ってくれる選手には、あるパターンがあるそうです。

  • ボールを蹴るタイミングが読める
  • フォームが大きく反応しやすい
  • 前に出ると慌てて打ってくれる
  • 上手い選手ほど低く打つ
  • ディフェンスを抜ききってから打とうとする

なるほど~と思いますよね。

この裏をかけば、シュートが入りやすくなるってわけです。

シュートは単なるキックではない

インステップで、シュートを打つ選手が多いことでしょう。

ゴールに向かってボールを蹴ること、それがシュート。

ある意味正解である意味残念ですね。

三浦も長いことシュートを指導してきていますが、

  • キーパーに弾かれる
  • キャッチされるシュート

の特徴は、「予告シュート」です。

つまり、蹴るぞ蹴るぞという雰囲気で、単調に蹴るシュートです。

  • ボールはGKからしっかり見えている
  • フォームも大きく踏み込みもスイングもわかりやすい

キーパーにとって、反応しやすいってことですね。

うちのGKがセービングしやすいパターンの裏をかくと、単なるキックでは入りません。

  • ボールを蹴るタイミングをずらす
  • フォームをコンパクトにする
  • GKが出てきても慌てない
  • ゴールのクロスバー下が狙える

これが出来るようになるためには、特別な練習が必要です。

  • どうすればタイミングをずらせるのか
  • どうすればコンパクトなフォームで蹴れるのか

GKが出てきても、慌てずにかわすことやクロスバーの下を狙うことも、小学生には難しそうです。

ディフェンスを前にしてもシュートを打つ

チームのGKが言っていたように、確実に決めようとする選手はディフェンスを抜ききってから打とうとするので、キーパーはシュートコースに入りやすいとのことです。

逆に、ディフェンスを前にしてボール1個分のコースから打ってくると、コースに入れずディフェンスがいるので、ボールがよく見えないこともあるそうです。

ディフェンスを前にしてもシュートを打つ。

これは、練習のやりがいがありました。

ディフェンスが足でブロックしてくるので、シュートモーションを小さくしようと工夫します。

また、ディフェンスと体をぶつけながら打つシュートは、キーパーも反応しようがないようです。

クリーンなシュートだけでなく、ディフェンスと競り合いながら、ゴタゴタの中で打つ泥臭いシュートも1点です。

シュート練習はまだまだ続きますが、シュートというスキルに対して選手たちの考えが変わっていく様子がわかり、三浦としては収穫がありました。

今後も、このような課題を見つけてトレーニングしていこうと考えています。

この記事を書いた人三浦直弥三浦直弥
小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。
好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。
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