なぜリフティングする必要があるのか?(1)

檜垣裕志 練習法 トレーニング

リフティングは一回できれば良い①

よく、リフティングとサッカーは関係ないと言ってる人がいますが、その言葉はプロ選手になって技術がある人の言葉でしょう。

僕は、リフティングもできずにブラジル留学し、プロサッカー選手になる頃には、どんな物でもリフティングできるくらいの感覚と技術にはなっていました。

そんな自分ですが、「リフティングは一回できれば良い」と指導の場で話すことがあります。

それは、試合ではたった一個のボールを、瞬時に一回のワンタッチで自分のものにできなければならないですから、それができるのであればリフティングも一回で充分でしょう。

リフティングは一回できれば良い②

試合中、瞬時に一回のワンタッチでボールを自分のものにしなければならないのですから、その一回であるワンタッチは、リフティングの一回のワンタッチと同じと考えられねばなりません。

それって、リフティングの一回やワンタッチが試合でつながる感覚、技術でなくてはならないということなのです。

ほとんどの人は、

  • リフティングというトレーニングをそのように考えられてない
  • ボールとの向き合い方に大きな間違いがある

ため、試合につながらないリフティングトレーニングになってしまっているのです。

一番重要なこと①

僕は、17歳のときにプロサッカー選手を目指してサッカーを始めました。

そのとき、プロサッカー選手になるにはどうしたら良いかを考えました。

簡単な答えとしては、サッカー素人の自分は「上手くなるしかない」でした。

問題は、次です。

「何をどう上手くならなければならないのか」が、一番重要なのです。

上手くなりたいと皆よく言いますが、それが具体的で正しいことをやらなければ、最大限に上手くなることはありませんし、一向に上手くならないことがあります。

一番重要なこと②

では、上手くなるってどういうことでしょう。

17歳からサッカーを始めようとする自分とプロサッカー選手を比較したときに、あきらかな差は「技術」です。

では、技術って何でしょうか?

「ボールコントロール」です。

ボールコントロールができなければ、到底プロサッカー選手など無理なわけですから。

上手くなることは、まずは「ボールコントロール」です。

高校生のときの自分

ボールコントロールが一番大事なこととは頭でわかっていても、ではどうすればボールコントロールという技術が身につくのかは、全くわかりませんでした。

そんなボールコントロール技術がない自分でも、サッカーはできます。

試合はやれます。

たまに勝ったりもします。

ゴールすることもありました。

そうなると、ただサッカーが楽しいだけなんです。

上手くなってるわけじゃないんです。

なぜなら、正しくボールと向き合ってないんですから。

リフティングへの違和感

口では上手くなりたいとは言い、ボールコントロールが上手くなりたいと思っていても、正しくボールとは向き合ってなかったのです。

プロサッカー選手が簡単にリフティングしてる姿を見て、じゃあ、自分がそれをできているかと言ったら全くできないわけです。

じゃあ、リフティングはやった方がいいとは思っても、そのリフティングがどのようにサッカーにつながるかもわからず、見様見真似でやってみてもさっぱりできないのですから。

それって、リフティングをやるレベルのボールコントロールが、まだまだできてなかったことに原因がありました。

両足ドリブル、両足ボールタッチ

ボールコントロールができてないということは、例えば、ドリブルで真っ直ぐにボールを運ぶこともできないのに、いきなりリフティングからスタートしても効果はありません。

僕の高校時代には、基礎技術の大切さを謳うサッカーの本はあったけど、どれも両足でとか、具体的に基礎技術を身につけることにはっきりとしたものがありませんでした。

これは、今も変わりませんね。

その指導書通りにトレーニングしていても、自分には違和感しかありませんでした。

ボールコントロールという部分で、本当に上手くなっているかが常に疑問でしたから。

はじめの一歩のリフティング

では、リフティングトレーニングはどのようにすべきでしょうか?

それこそ、適当に両足ボールタッチをしてたり、ドリブルも不正確の中でリフティングだけやっても意味はありません。

まずは、利き足の感覚を上げることからです。

普段から利き足でボールを触る癖を付けます。

ドリブルも利き足です。

  • 利き足で真っ直ぐにドリブル
  • アウトのターン
  • 利き足のアウト
  • インのボールタッチ

など、利き足のボール感覚をドリブルで養いながら、さらに利き足のリフティングがボール感覚やボールコントロールを養う上での、最初の一歩のトレーニングです。

まずは、それが正確にできてこそです。

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この記事を書いた人檜垣 裕志檜垣 裕志
1970年生まれ 石川県出身。ブラジル選手権一部リーグに所属するチーム。日本国籍者としてプロ契約した2人目のサッカー選手。ブラジル選手権一部リーグのポルトゲーザなどで活躍。当時、ゼ・ロベルト(2006 W杯ブラジル代表)とともにプレーをした経験もある。
FIFA(国際サッカー連盟)公認コーチライセンス、
CBF(ブラジルサッカー協会)公認コーチライセンスを保有
圧倒的なテクニックと確立された指導法には定評がある。現在、明光サッカースクール、東京スポーツレクリエーション専門学校などで、子どもたちにサッカーを指導している。

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