指導者が教えすぎずに、選手自身で工夫する癖をつける
三浦です。
新年度になってGWが明けたあたりから、小学1、2年生がチームに入ってきました。
この子たちは、小学校に入る前の幼稚園や保育園でサッカーに親しんで来たようです。
地域のサッカー協会が、幼稚園や保育園に巡回指導することもあります。
サッカーというスポーツに出会うのは小学生になってからというのは、昔の話ですね。
プレゴールデンエイジにサッカーの触れること
5歳未満からボールに触れてきた子供たちは、ボール扱いが上手です。
ゴールデンエイジという言葉があります。
これは10歳から12歳前後の時期は、スキルの習得が短時間で容易にできやすいというものです。
プレゴールデンエイジは10歳未満の時期ですが、3歳とか4歳の頃から運動経験やボールに触れることで、ゴールデンエイジへの以降がスムーズになります。
幼少期にサッカーを始めるメリット
小学校に入る前からサッカーを始めることのメリットは、いくつかあります。
私が実感するメリットは、「固定概念がない」ことです。
遊びからスタートするサッカーなので、ボールとゴールと味方と相手という環境で楽しむことが前提になります。
仲間と一緒にサッカーをすることが当然という考え方があるので、これは大きなメリットです。
ボールを扱うことは大事ですが、ボールを奪おうとする相手がいることが当たり前の状況で練習することがサッカー上達には欠かせません。
小学生のサッカーで陥りがちな練習方法
小学生の競技サッカーから始める場合には、チームによって違いはありますが「技術の習得」から入りがちです。
例えば、インサイドキックです。
インサイドキックがサッカーの基本!といわんばかりに、キックの「形」を指導するチームがあります。
2人で向かい合って行うキック練習です。
小学1,2年生が、30分もインサイドキックの練習を黙々と行うことは、私は不自然さを感じます。
コーチは、足のインサイドの部分を指して「ここで蹴るとボールが正確に飛ぶよ!」とだけ教えて、「ボール回し」の練習をする方が楽しく興味を持って練習できると考えています。
教え過ぎないことも大事
インサイドキックを教えるときに、よく見かけるのが
- 軸足の膝を軽くまげる
- 両腕でバランスをとる
- かかとを押し出すようにボールに当てる
- ボールを蹴る瞬間はボールをしっかり見る
- ボールの中心を蹴る
- キックしたあとにフォロースルーする
という内容のコーチングでしょう。
間違いではないですが、子供たちにとっては同時に複数のことを行うように思えてしまいます。
大事なことは、狙ったところにボールを蹴ること!ですよね。
インサイドキックでも、つま先側で蹴るようであれば力が入りません。
ボール回しの練習中に、そんな場面を見つけたら指導すればよいです。
自分で工夫する癖をつけることも大事
どうすれば、上手く蹴れるようになるんだろう。
教えられるのを待つのではなく、自分で工夫することも大事です。
工夫した結果、正解をつかむことがありますし、間違ったやり方になることもあります。
コーチは、そこをしっかり観察することが大事ですね。
軸足とボールの間隔についても、子どもたちの体格や筋力で正解はひとつではないので、自分で工夫することが大事です。
「どうすれば上手く蹴れるようになりますか?」という質問ではなく、「どうしても左側にボールが行ってしまうんです」と質問された方が、コーチとしては嬉しいです。
スキルについて「考え」ているんだな、と思います。
左側にボールが行くパターンをコーチは多く見てきているので、
- 軸足の向き
- 蹴り足の角度
などについて、「気づく」ような指導をすることができます。
子供が「気づく」ことで、スキルがしっかり身につきます。
答えを教えることがよい時もありますが、気づきの場面を失うこともあります。
学年に関係なく、日々の練習に「気づき」を取り入れましょう!
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小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。
好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。
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