実戦向けのミニゲームから、サッカーに大事な幅や深さを意識する

三浦直弥 練習法

三浦です。

2月に入りましたね。

今年度も、あと2ヶ月を切ってしまったという焦りがあります。

  • 3月予定の卒団式を、どのような形で行うか。
  • 4月からの新年度の活動は、どうなるのか。
  • 新チームの強化は、どう進めればいいのか。

選手と保護者には、早めに情報を伝えたいです。

特に、卒団する6年生は、心を込めて送り出したいという気持ちでいっぱいです。

交流試合が自粛となりつつも、感染対策をしっかり行うことで開催される大会もあります。

クラブ員の健康を第一に考えながらも、サッカーの楽しさを伝えていくにはどうすればいいか。

日々、工夫をしながら活動しています。

ミニゲームの効果についての反響

前回のメルマガでは、チーム練習でミニゲームを有効に取り入れることで、いざ他のチームとの試合をする時に練習成果が出せる方法について解説しました。

4対4のミニゲームから学ぶ攻撃・守備の切り替え

チームのコーチからは、次のような反響がありました。

  • もっと実戦向けのアレンジが出来るのではないか。
  • 8人制のポジションを意識させることは出来ないか。
  • まだまだボールに集まってしまう現象を改善出来ないか。

というもので、反対意見ではなくもっと活用したいというものでした。

実戦向けのアレンジ

実戦でのコートは縦長コートなので、それに近づける方がよいという考え方があります。

私は逆に、小さなコートなので、次の要素を生かしたコートを使うことが有効だと考えています。

  • 縦に長いコートで「深さ」「縦への意識」を感じてもらう
  • 横に長いコートで「幅」「サイドチェンジ」を感じてもらう

もともと狭いグラウンドに複数のミニゲームコートを作ることで、練習効率を上げることが目的のひとつなので、大きいコートを作ることに抵抗があります。

また、大きいコートを作ることでスペースが大きくなりすぎて、プレッシャーが効きづらくなります。

ボールコントロールがまだまだというレベルにはよいかなと思いますが、キックの精度が低いレベルだとパスが通りません。

コートサイズの調整よりも、縦長・横長の調整が有効だと感じています。

縦長の効果・横長の効果については、選手に意味を伝えて問題ないと思います。

実戦の中でも、縦に急ぐ場面と幅を使って展開する場面は、交互に現れます。

それぞれのコート形状で、実戦を意識しながらプレーすることが大事ですね。

8人制のポジションを理解する

8人制でのポジションは、

  • DFが3人
  • MFが3人
  • FWが1人

という、3-3-1を取り入れています。

バリエーションとして、

  • 2-3-2
  • 2-4-1

というものもあります。

基本は、DF・MF・FWという3列です。

この3列のポジションを、4対4のミニゲームでも実現できます。

DFが1人、MFが2人、FWが1人の1-2-1。

形はひし形で、ダイヤモンドと言われる形です。

4対4のお互いのチームがダイヤモンドでの形を意識することで、3列それぞれにマーク相手が存在するので、守備の意識も生まれます。

8人制の試合でも、3列のポジションを意識することで、深さと幅が生まれます。

が、その基本的な並び方は、4人制でも可能ということです。

流動的にポジションを変えることは大事ですが、お互いのポジションを変えながらも陣形としてはダイヤモンドを意識することで、深さと幅の意識を持ってゲームを進めることができます。

ボールに集まらない工夫

低学年の選手は、ボールを触りたい気持ちが高まってしまい、ボールに集まりがちですね。

しかし、そんな低学年にも4人制の3列のポジションを意識させることで、ボールに集まり過ぎないようにトレーニングすることが出来ます。

ボールをめぐる攻防は激しくやって構いませんが、つねにポジションを意識するように声がけをします。

  • FWは誰?
  • DFは誰?
  • 右MFはそこでいいのかな?幅はとれているかな?
  • FWはもっと相手ゴールに近づけるよね!

3列の意識と深さと幅。

これに絞って、コーチングします。

トラミスやパスミスはあえて触れません、ポジションだけ注目します。

コーチがボール際のプレーだけを指導していると、選手もボール際に注意が行きがちです。

ボールだけでなく、ポジションについてのコーチングを行うことで、ボール以外に意識が行きますし、コート全体を見るという場面も増えてきます。

ボールばかり見てしまうことは良くないですが、ボール以外の何を見ればいいのか。

それは自分の位置であり、自分の位置は味方との位置関係という事に気づきます。

味方を見れるようになると、ポジショニングの意識がアップします。

ミニゲームは、スモールサイドゲーム(SSG)と表現されることもあります。

が、毎回のトレーニングの、メインや最後の仕上げとして欠かせないものです。

目的を持ってミニゲームを行うことで、選手はサッカーに大切な要素をひとつずつ身につけることが出来ます。

ミニゲームには、まだまだ可能性があります。

サッカーの楽しさを、最大限に引き出す工夫をしていきたいです。

この記事を書いた人三浦直弥三浦直弥
小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。
好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。
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