中々いない希少な左利き選手!そんな左利きの特性を知ってプレーに活かそう!
サッカーにおいて左利きというのは、とても有利な特徴です。
しかし、その特性に自信を持てずにいたり、その特性をうまく活かせていない選手を見ることがあります。
そこで、今回は左利きのメリットについて考えていきます。
目次
左利きのメリット
右利きと左利きの割合は9:1という研究結果があるほど、左利きは珍しいです。
その希少性を活かしたメリットは、主に2点あります。
- 右利きの選手の苦手なことが出来る
- 対応する選手が左利きに慣れていない
右利きの選手の苦手なことが出来る
右利きの選手は、当然ながら左足の扱いは左利きの選手より巧くない可能性が高いです。
しかし、ゲームの中では、
- センタリング
- カットイン
- ボールキープ
- サイドチェンジ
など、左足で行った方が効果的な場面が多くあります。
なので、その左足が効果的に使えるポジションに左利きの選手を置くことは。チーム力を向上させます。
そして、左利きの選手は重宝されます。
対応する選手が左利きの選手に慣れてない
ディフェンダーにとっては、攻撃の選手は右利きの選手が多いので、右利きの選手用の対応に慣れています。
逆にいうと、左利きの選手の対応には右利きの選手ほど、慣れていません。
例えば、ドリブルの対応の時には、左利きの選手は左足側にボールを置くので、その分ポジションをずらさなければなりません。
そして、そのずれた分からステップやボールタッチによって、独特な感覚を感じてしまいます。
それがゲームの流れの中で起こると、ディフェンダーはとても止めにくくなります。
これが、左利きの選手が止めにくい一つの要因です。
有利なプレー
次に、具体的にどんなプレーが左利きにとって、有利なプレーかを説明していきます。
左サイドからのセンタリング
左サイドからのセンタリングは、基本的には、左足でセンタリングを送る方が得点率が高いです。
ドリブルやスルーパスなど、縦に抜けた状態でセンタリングを上げると、中のディフェンダーは準備が出来ず、また、味方フォワードは合わせやすく、得点につながりやすいです。
そのためには、左足を使うのがスムーズです。
そして、そこから
- ストレート
- カーブ
- ニア
- ファー
といった選択肢を持っていると、さらに得点率が高まります。
それらの質を高めるために、左利きであることは重要な要素と言えます。
右サイドからのカットイン
ゲームの中で、アタッキングサード辺りで右サイドから中にカットインして、ゴールを狙うプレーがあります。
このプレーは、割と得点につながりやすいプレーと言えますが、右利きの選手がこのプレーをするのはなかなか難しいです。
なぜなら、左足アウトサイドで繊細なタッチを2、3回続けなければならないからです。
この繊細なタッチを身につけるには、左利きの選手でないとなかなか難しいと思います。
左サイドでのキープ
キープの仕方として、敵とボールの間に自分の体を入れてキープする方法があります。
それを右サイドで行うときは、左足の方が効率が良いです。
なぜなら、その方が左サイドを見渡しながらキープが出来るからです。
そこから、ポストに当てたりサイドチェンジしたりして、広く展開することが出来ます。
これも左足を器用に駆使しないと、上手くいかないプレーです。
フリーキック
左利きは、当然ながら、右利きとはコースや曲がり方が全く逆の方向になります。
フリーキックで右利きと左利きが並んだ場合、どちらのコースを狙ってくるかで、キーパーやディフェンダーにプレッシャーをかけることが出来ます。
左利きのキッカーがいることは、チームにとって大きな武器になります。
右足は磨くべきか?
個人的な経験から言って、左利きの選手の右足は右利きの選手の左足より精度が低いと感じています。
そういった場合、利き足以外を磨くのに時間を使うかどうか迷いますが、結論としては、左利きの選手は左足を磨くことを重視した方が良いと思っています。
左利きというだけで武器ですし、中途半端に右足を意識することで左利きの良さを消してしまう恐れがあるからです。
もちろん、シュートやセンタリングなどを最低限は右足で練習しなければなりませんが、基本的には左足を伸ばす意識を高く持つ方がが良いと思います。
まとめ
左利きは希少であり、求められる存在です。
スピードやパワーなどのフィジカル能力が不足していたとしても、左足の技術でカバー出来る場面は多いです。
また、感覚的に右利きとは違ったものを持っています。
選手の絶対数が少ないわりに、メッシやマラドーナをはじめ、天才的な左利きの選手は多いです。
なので、左利きの選手は、是非今回の記事を参考にして、左利きの特性を活かして活躍して下さい!
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サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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