ストレッチをして体を柔らかくして良い選手になろう!
スポーツをする上で、体の柔らかさは重要だと言われます。
では、サッカーで体が柔らかいと、
- どんなメリットがあるのか
- どうすれば体が柔らかくなるのか
今回は、これらについて考えていきます。
目次
体がやわらかいとは
体が柔らかいとは、色々な部分について言えます。
今回は、サッカーにおいて特に重要な股関節周りの体の柔らかさについて、述べていきます。
座った状態で開脚した時に、
- どれくらい足が開くか
- 屈伸がどれくらい曲がるか
この2点で話を進めていきます。
どれくらい足が開くか
足が180度程度開くのが、理想的です。
体が硬いと、120度くらいしか開かないかもしれません。
屈伸がどれくらい曲がるか
胸が床につくくらいが、理想的です。
硬い人は、床との角度が45度くらいしか曲がらないでしょう。
体がやわらかくなるメリット
では、体が柔らかいとどういったメリットがあるのでしょうか。
主に、次のようなメリットが挙げられます。
- キープ力が上がる
- ディフェンス力が上がる
- 競り合いに強くなる
- ケガをしにくくなる
- キープ力が上がる
体が柔らかいと股の可動域が広がるので、より遠いボールに届きやすくなります。
より届くということは、ボールコントロールの範囲が広がるということです。
ボールコントロールの範囲が広がった分、キープ力が上がります。
ディフェンス力が上がる
より股の可動域が上がるので、タックルの範囲が広がります。
体が柔らかくなればなるほど、タックルの届く範囲が広がっていくので、その分ディフェンス力が上がります。
特に、
- 相手が縦にドリブルした場合
- ルーズボールに対しての競り合い
において、一歩の差が明暗を分ける場面があります。
そこで体が柔らかいかどうかは、重要なポイントになります。
競り合いに強くなる
攻守における競り合いでは体の強さも大事ですが、体の柔らかさも重要になります。
体が柔らかいと体勢に無理がきくので、倒れにくかったりバランスがとりやすかったりします。
体勢を崩さずに競り合いをすることで、勝率を高めることが出来ます。
ケガをしにくい
ケガをする原因はいくつかありますが、その一つは無理な体勢で体を痛めてしまうことです。
体が柔らかいと可動範囲が広がるので、それまでは無理だった体勢が無理でなくなります。
その分、体を痛める可能性が低くなります。
よって、ケガのリスクが減ります。
このケガのリスクが減ることが、体を柔らかくすることの一番のメリットと言えるでしょう。
やわらかくなる方法
体を柔らかくするストレッチは、開脚屈伸などの一般的なもので良いです。
自分で、体が硬いなと感じる部分を重点的に伸ばしていくストレッチを選択することが大切です。
コツとしては、以下の点に注意します。
- 少しずつ可動域を広げていく
- 毎日する
- 風呂あがりにする
- 少しずつ可動域を広げていく
自分が今まで出来なかったり苦しく感じた部分を、少しずつ伸ばしていくイメージです。
ただ、伸ばし過ぎると体を痛めることになるので、無理をしてはいけません。
毎日する
毎日することで、少しずつ効果が現れてきます。
また、毎日することでその日の体の調子を知ることも出来ます。
ストレッチを習慣化出来ると、精神的にも落ち着いた状態でプレー出来るようになります。
風呂上がりにする
風呂上がりは、体の血行が良くなります。
そして、体の柔軟性を高めるにはベストなタイミングと言えます。
また、風呂上がりにすることで習慣化することも出来ます。
柔らかい体=柔らかいプレーではない
体が柔らかいと、プレー面で柔らかくて優雅なプレーが出来ると思いがちですが、実はそうでもありません。
プレーが柔らかい印象の選手でも、柔軟体操をしたら体が硬かった、という話はよくあります。
- ボールタッチの柔らかさ
- 敵ディフェンダーの交わし方
は、柔軟性と直接つながっているスキルではないのです。
実際に、ロマーリオというブラジルの伝説的選手も、前屈では苦しむくらい体が硬かった、という話があります。
私自身も、人から「プレーが柔らかいね。」と言われた時でも、柔軟体操では体が硬かった経験があります。
プレーの柔らかさは、ボールタッチや体の身のこなしから生まれるものなので、体を柔らかいこととはまた別の話になります。
それらのテクニックは、また別のトレーニングや思考法で身につけていきましょう。
まとめ
今回は、体を柔らかくすることについて取り上げました。
体を柔らかくすることには、メリットが多いです。
ただ、あまり考えすぎると継続しづらいです。
普段のトレーニングや生活の中で、少しの時間使って意識付けすることがちょうど良いように感じます。
習慣化しながら、無理なく体を柔らかくするのがオススメの方法です。
そして、体の柔らかいメリットを活かして、より良い選手になりましょう!
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サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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