キックが上手くいかない人がついやってしまっている助走

鈴木陽二郎 講師

前回は、

・キックが上手くいかない方の多くは、助走の途中やボールの直前で「ちょこちょこステップ」をしている

・ちょこちょこステップが起きる理由は、認識の中心がボールにセットされているから

・ロベルトカルロス氏のスーパーなシュートを動画見て、「認識の中心が目的地ではないか?(ゴールに向かっている!のではないか?)」と考察する

と、このような内容をお伝えしました。

特に、ロベルトカルロス氏の動画は素晴らしい教材になりますので是非とも何度もご覧ください!!

前回記事↓↓

「キックが上手くいかない選手がしている 「ある」行動とは?」

今回は、ちょこちょこステップだけでなく認識が中心がボールになっていると助走で起こしやすい行動についてお話します。

これは、ちょこちょこステップ同様にキックが上手くいかない場合の特徴でもあります。

それは何かと言いますと・・・

「助走の向きがボールの軌道を向いている(追っている)」です!!

どこに向かって走ってる?

ちょこちょこステップが起きる場合は、認識の中心がボールにセットされている場合がほとんどです。

人間は認識した形になる性質を持っていると言われています。

要するに、認識が行動を作るわけです。

行動を作る性質がある認識の中心がボールにセットされていると、ゴールまでの事やゴールからの逆算を考えるというよりは、ひとまずボールまでの事を考える為、ボールに合わせる「ボールに歩幅を合わせる行動(ちょこちょこステップ)」を作ってしまうと考えています。

では、ちょこちょこステップしていなかったら「認識の中心がボールにセットされていない(認識の中心が目的地)」のか?となりそうですがそういったわけでもありません。

助走の歩幅が合っていても、助走のいくつかの特徴で認識の中心がボールにセットされているかどうかわかります。

その1つが、今回の「助走の向きがボールの軌道を向いている(追っている)」です。

裏を返すと、「ゴールに向かっていない助走」とも言えます。

ボールの軌道を常に向いている(追っている)助走はボールを追っているからこそ起こる行動です。

ですので、ボールに捉われてしまう「認識の中心がボール」になっていると言えるわけです。

↓動画をご覧ください。

動画では、「覗いている、覗いていない」 で表現しています。

ゴールから角度がある場合は、覗けていない(認識の中心がボール)場合だと助走はゴールに向かずボールの軌道を向いています。(直線的に、直接ボールに向かう)

その状態で蹴るプラス、認識の中心がボールの特徴として蹴り足から動く傾向が強いので、捻ったり、こすったりするわけです。

「腰が回らなかったわ!」もこの状態です。

体はボールの軌道を向き、足はゴールを向く、更に蹴り足が先に動いてしまうので回るモノもまわりません。

あっちこっち体が向いている状態で強く蹴ろうとすると、故障の原因にもなります。

蹴った後の形の違いも、認識の違いだと言えるといえます。

認識の中心が目的地だと勝手に目的地と正対する

「ボールの軌道と目的地の交点に目的地への軌道上からむかっていく。」

↑の動画は蹴り方教室のシュートトレーニングです。

注目してご覧になって欲しい部分は

  • 助走(軌道、体の向き)
  • シュート直前/シュート後の体の向き

です。

簡単に解説すると

助走はボールに直接向かうのではなく、スタート地点から、ボールの軌道と目的地への軌道の交点に目的地への軌道側から目的地の軌道上にボールがあるように助走しています。

ボール越しに目的地に向かっていく。

目的地の過程上にボールがある。

などの表現もします。

イメージは高速で本線への合流です!

本線に合流する時は直線的に合流することはなく合流路で合流します。

合流路は緩やかにカーブになっていることが多いと思います。

ですので、助走は直線的にボールに向かうのではなく、目的地へのルートに合流するために緩やかにカーブしています。

カーブしていき、シュートの直前はゴールに向いていて、(自分が狙っている場所と正対している状態)でかつ、スキマがある状態で、目的地(狙っている場所)-ボール‐自分が一直線上になっています。

カーブがあるから(目的地に向かう行動があるから)、スキマができます。

直線的ボールに向かうとスキマがなくなるのも不思議ですが、スキマのあるなしも、認識の中心がどこか?とわかりやすい部分です。

そして、シュート後もゴールを向いています。(自分が狙った場所と正対している)

待ち合わせなど目的地に向かう時は、最終的にはほとんど場合目的地と正対すると思います。

ですので、目的地(ゴール)と正対するということは、認識の中心がボールではなく、認識の中心が目的地にセットされている状態であると現わしているわけです。

そして、この状態を覗いていると表現しています。

動画の最後は、角度が厳しいシュートを行っています。

角度が厳しくても、シュートの直前と、シュート後はゴールと正対しています。

何故正対できるのか?は次回以降細かく説明する予定でいます。

けどしなかったらごめんなさい(笑)

ボールへの侵入角度が90度前後ある場合で、捻るなんて動きしたら体が壊れてしまいます。

捻るとかの概念もなくしたい。

は、ずっと思っている事の一つです。

そもそも、捻るという事は認識の中心がボールにセットされているから起こることですので、捻るで解決しようとすることが、失敗を作っています。

なぜなら、認識の中心がボールであると上手くいかない動きを作るからです。

こちらもご覧ください。

2019年10月 覗く的なお話をしてます

説明と私がデモンストレーションしている動画です。

先に紹介した2本の動画と併せてご覧頂ける理解が深まると思います!

まとめ

前回紹介したロベルトカルロス氏のシュート動画を今回の観点でご覧ください!

特に、左サイドからのクロスと見せかけてシュートは、色々とリンクする事がありますよ!

その他のシュートもシュート直前、シュート後も注目してご覧ください!!

トップ選手もそうしてるからそう!が1番のまとめになります(笑)

ただ、彼らが起こしている行動はどのような認識なのか?と仮説を必ず立てる事は忘れてはいけません。

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この記事を書いた人鈴木 陽二郎鈴木 陽二郎
(株)エフネットスポーツ
FFCカレッジフットサルリーグ担当
新しい概念を吹き込んで上達に導く“フットボールコンセプター”
今まで、小学生から社会人まで男女を問わずフットボールを教えてきた。また、その理論や新しい概念(コンセプト)を提案して上達させるアプローチはプロにも評価されおり、現役Jリーガーからのサポート依頼は絶えることがない。育成においては、2014年よりキックの上達に特化した「蹴り方教室」主宰し、社会人をはじめ、小学生から大学生チームを指導して、数時間で「ボールの球筋が格段に変化する」「メニューをこなしていくと、自然に考える力と技術が身につく」など、すぐに圧倒的な結果が出る事例多数。また、「概念を変えることでプレーが上手くなる」という上達アプローチは、多くの指導者に影響を与え、日本代表の長友佑都選手の専属コーチである鬼木祐輔コーチなど、多くの優秀な指導者から絶大な支持を受けている。

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