なぜプロ選手だけ戦術が必要なのか?

スキルアップ 檜垣裕志 講師

自分自身、育成に関わるコーチとして、元プロ選手たちと話をしていると、「戦術が必要なのはプロだけ」ということをよく聞きます。

僕自身もその意見に対して賛成なのですが、なぜプロ選手だけ戦術が必要なのでしょうか?

それは、プロは勝つことがすべてだからです。

勝つために、チームが一つになり、勝つための方法を共有し、戦わなくてはいけないからです。

育成においては、プロのようにチームが勝つための戦術が必要かと言ったら、それよりも大切なことがあるということです。

育成における戦術

プロの戦術は、プロとしての実力がある者同士の戦いがあるから、そこには戦術が必要となります。

しかし、その実力がなければ、その部分を見て考えていかねばなりません。

プロ同士でも、相手が圧倒的に実力が上の場合、自分たちのサッカーというきれいごとは通用しないですし、一概に戦術と言っても、相手に応じて戦い方も変える必要があったり、個々の実力に応じて臨機応変に対応せねばなりません。

育成においては、勝つためにプレーする必要はありますが、大人がただ勝つために、子どもたちや選手たちを戦術にはめ込むのは違いますね。

個々の技術力を伸ばしつつ、サッカーを理解していく必要があります。

戦術は難しくはない

そもそも戦術という言葉に囚われるからおかしなことになるのであって、戦術にも基礎基本があります。

例えば、マイボールになったらゴールするため、相手ボールになったらゴールさせないためのことをシンプルに考えられなければいけません。

このように、当たり前のシンプルな考え方から瞬時にどのような行動ができるかが一番重要なのであり、それこそが戦術のはじめの一歩です。

マイボールからの判断

マイボールになり、そこからの判断として、例えば自分がボールを持ったときに一番重要なことは、自身がボールを奪われては絶対にいけないということです。

一人一人がボールを奪われない技術こそが、ポゼッションサッカーの基本と言えますから。

自分自身がボールを持ったときには、すでに攻撃の準備が出来ていなければなりません。

それは、次の選択肢がパスなのか、ドリブルなのか、パスにしてもどこの誰にパスなのか、ドリブルはどのように行うべきか、あらゆる状況において判断は変わります。

だからこそ、シンプルに「マイボールになったらゴールするため」というスイッチの切り替えを持っている選手かどうかが重要なのです。

相手ボールになったら

相手ボールになったらゴールさせないために何をすべきかです。

ゴールさせないために、今、自分が何をすべきかを考えられなければなりません。

ゴールさせないためには、例えば、ボールを奪いに行くべきか、マークすべきか、相手の攻撃を遅らせるために無理にプレッシャーをかけずに良いポジションを取るか、などなど、その瞬間瞬間にどのような判断をし、動するかです。

守りに関して、チームでの決め事があったりすれば、それが守り戦術というものですが、相手ボールになったら、個々が「ゴールさせないために」というスイッチが瞬時に入るような選手にならねばなりません。

判断するための重要な基準

判断をするための重要な基準として、マイボールになったらゴールするため、相手ボールになったらゴールさせないためという頭のスイッチの切り替えは常に持てるようにならないといけません。

要するに、この意識なしには、戦術は成り立ちません。

いくら戦術として動きなどを教えても、当たり前の基礎意識がないと、瞬間瞬間で攻守が入れ替わるサッカーにおいて臨機応変な対応が出来ません。

戦術も全ては基礎から

何事も全ては基礎からです。

戦術という言葉に囚われて、サッカーというゴールするため、ゴールさせないための当たり前の基礎意識が欠けていてはいけません。

ゴールするため、ゴールさせないために、ゴール位置を頭に入れて、ボール、味方、敵の順に周りを見て判断するという基礎意識を絶対に忘れないことです。

何事も基礎があっての応用です。

技術も戦術も、基礎の土台の大きさによって、あらゆる場面での対応力につながります。

だからこそ、当たり前の基礎基本があれば、どんな戦術にも対応出来るのです。

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この記事を書いた人檜垣 裕志檜垣 裕志
1970年生まれ 石川県出身。ブラジル選手権一部リーグに所属するチーム。日本国籍者としてプロ契約した2人目のサッカー選手。ブラジル選手権一部リーグのポルトゲーザなどで活躍。当時、ゼ・ロベルト(2006 W杯ブラジル代表)とともにプレーをした経験もある。
FIFA(国際サッカー連盟)公認コーチライセンス、
CBF(ブラジルサッカー協会)公認コーチライセンスを保有
圧倒的なテクニックと確立された指導法には定評がある。現在、明光サッカースクール、東京スポーツレクリエーション専門学校などで、子どもたちにサッカーを指導している。

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