「運ぶドリブル」のスキルを身に付ける練習方法

三浦直弥 講師

三浦です。

先週末は5年生主体のU11チームの練習試合を行いました。

12月にU11の交流大会があるため、その準備としての練習試合です。

練習試合を通していくつかの課題が見えてきました。

トップチームは6年生主体で組まれているので、5年生はまだまだ、実戦経験が足りないのはやむを得ませんが、この期間で自分たちのチームとしての意識を持って欲しいと考えています。

練習試合を通して浮き彫りになった課題としては次の2つです。

  • サイドバックとサイドハーフの連携
  • 空いたスペースをドリブルで運ぶスキル

これらについて対策や練習方法を考えましたので紹介します。

サイドバックのサポートの質について

攻撃では「サポート」がとても重要です。

チームでボールを相手ゴール前に運ぶということは、2人から3人でのグループワークでパスやドリブルを組み合わせることが必要です。

ボールを持てば相手チームの選手が奪おうとして前に立ちはだかりますね。

奪われないようにボールを前に運ぶことが最優先ですが、前に運べない場合はボールを保持する必要があります。

相手に奪われないためのパス、という発想が必要です。

パスコースは前、横、そして後ろが欲しいですね。

サイドからの攻撃の場合は、サイドハーフの選手が起点になります。

ひとりで突破出来ない場合は、イン側の選手とワンツーで抜ける方法とサイドバックの選手にいったん戻して動き直しするという方法があります。

サイドバックの選手のサポートの意識が大事ですね。

サポートというと味方に近づくというイメージがありますがそうではありません。

近づき過ぎるとサポートの意味がありません。

相手チームにとっては好都合です。

近づき過ぎた2人の間のパス交換はディフェンダーにとっては奪いやすいものです。

遠すぎてもダメですね。

三浦のチームのサイドバックの選手は遠すぎでした。

遠すぎるとパスが長くなるので、ボールが動いている間に相手チーム選手がトラップの瞬間を狙ってきます。

上手くかわせたとしてもパスコースをカットされてしまいます。

試合中にサイドバックに対してサイドハーフのサポートをもっと詰めようという指示を出しました。

選手はわかっているのですが、なかなか前に移動できません。

三浦のチームのサイドバックの選手のサポートの距離が遠い理由は反撃されたときに自分の裏に走り込まれることを避けようとしているからです。

そこに気づいたので、今度はセンターバックに指示をしました。

サイドバックが上がった時に、裏をカバーできるようにもう少しサイドに寄るようにという指示です。

実際は真ん中に立っていても相手ボールになってからサイドにずれればいいのですが、それではサイドバックの選手にとっての安心材料にはなりません。

あえて数メートルですが寄ることで、サイドバックの選手に安心感が生まれて勇気を持って前に移動することができます。

このように、サポートひとつとっても本人の意識の問題なのか、チームプレーとしての問題なのかコーチとしては総合的に判断する必要があります。

そもそも「サポート」という考え方が選手たちにあるかどうか。

そこがスタートラインにはなるのですが。

サイドバックの選手のドリブル

練習試合ではサイドバックの選手がボールを持つ場面が多数ありました。

相手からの攻撃に耐えてキーパーがボールを持ち、キーパーからのフィードやゴールキックからサイドバックにボールが渡るという場面です。

相手チームは比較的引いたポジションからいったんボールを持って攻撃するタイプだったのでこのような場面でサイドバックがボールを持ってもプレッシャーを受けません。

チームによってはこのような場面にも積極的にプレッシャーをかけてくる場合があります。

サッカーは相手チームの攻撃スタイルによって選手の判断も変わってきます。

判断が変われば必要となるスキルも変わるのですが、今回の場合は「運ぶドリブル」のスキルでした。

目の前はハーフウエイラインまでスペースが広がっています。

この大きなスペースを顔を上げながらボールを運んで突き進んで欲しいのですが運ぶドリブルに慣れていないせいかぎこちない動きです。

インステップを立ててボールを押し出して胸を張って顔を上げてスピードをつけてドリブルする。

これだけの事ですが、どうもぎこちないです。

このような目立つドリブルをすると相手選手が寄ってくるので、そのタイミングで味方へパスをするという最終場面がイメージ出来ていないようです。

スペースを移動するドリブルだけど、いつでもパスを出せるようにボールは足もとにある。

この状態をつくるためには練習が必要でした。

その後の練習は次のようなものです。

カラーコーンをふたつ使います。

間隔は15mです。

ふたつのコーンを外周を回るようにドリブルしますが、8の字を描くようにドリブルします。

このカラーコーンと平行にひとりの選手がボールなしで走ります。

コーンを回ろうとする時はパスを出せないので、パスを出せる状態を見て声をかけます。

ドリブルをする選手とフリーで走る選手の声がけやアイコンタクトが成立したらパスを出します。

このシンプルなトレーニングでは、ボールなしの選手がドリブルする選手の動きを見てタイミングよく声がけができるかどうかがポイントです。

そして、声がけと実際のパスのタイミングがピタッとあうことが必要です。

ドリブルそのものもゆっくりしたスピードから早めていって、スピードをあげてもミスせずにタイミングよくパスを出せるようになること。

これが目標です。

ドリブルする選手はノープレスなのですが、意外とミスしやすいので繰り返し行いたい練習です。

試合での課題を見つけて、練習で課題を克服すること。

少年サッカーはこの繰り返しです。根気が必要ですね。

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この記事を書いた人三浦直弥三浦直弥
小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。
好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。

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