【練習法】短い時間で集中を切らさないよう工夫

スキルアップ 講師

こんばんは。三浦です。

今年もやはり暑い夏になりました。

去年と違って梅雨の時期が長かったため、急激な気温差で体調を崩す選手もいます。

日差しの暑さも辛いですが、湿度に注意が必要ですね。

先週末に屋内練習をしたのですが、日差しが無くても風が吹き抜けないので半端ない汗をかきました。

汗がでなくなると要注意なので、選手の背中に手を入れて体の暑さや汗のチェックをしました。

室内練習では、じっくりと話すことが出来ますし、選手たちも座って話を聞くことができるので、会話を交えてトレーニングを進めました。

 

■インサイドでボールを押し合う現象

まずミニゲームをやりました。室内の狭いコートのせいか、ボールを持つとすぐに相手が奪いに来ます。

しっかりトラップしたつもりでも、相手の足がすぐに出てきます。

インサイドでトラップしたボールに相手のインサイドがスッと伸びてきます。

お互いにインサイドとインサイドでボールを挟むような形になることがあまりにも多いので、修正のトレーニングをしました。

 

■自分はボールに触れるが、相手は触れない位置とは

お互いにインサイドでボールを蹴り合ってしまい、力づくでボールを押し切った方が勝つような場面は、サッカーのプレーとしてはあまり好ましいものではありません。

押し勝ったとしても、スピードアップ出来ないので相手を引き離すことが出来ません。

すぐに追いつかれて並走されてしまいます。

トラップする前の準備が大事だと選手に説明しました。

自分はボールに触ることが出来るが、相手からは遠い位置にトラップすること。

場合によっては、トラップしながらバックステップして相手との距離を離すこと。

そんなアドバイスをしました。

実際に選手にデモンストレーションをさせましたが、トラップと同時にバックステップする(両足ジャンプ)ことは、難しいスキルでは無いようです。

 

■ボールを前に進めればいいという発想

ボールを蹴り合う、押し合う場面について選手たちと話をしました。

ボールをとにかく前に運ぶことで、チームとして有利になる。

そういう思い込みがあるようです。

3チームつくり、他のチームのゲームを残り1チームが観戦するということをやりました。

試合を見てみると、3mほどボールを前に運んだつもりでも、相手に奪われればあっという間に裏を取られて、10mほど追いかけなくてはなりません。

ボールはパスをすることで10mでも20mでもあっという間に動きます。

しかし、人が20mを移動するとなると時間がかかります。

 

■ボールは疲れない

「ボールに汗をかかせる」という言葉がありますが、正確で速いパスワークなら、ボールは疲れることなく、コートを縦横に移動します。

前にボールを進めたいなら、後ろに5m下げたとしても次の瞬間には20m先にボールを進めることが出来るということです。

小学生は特に「前にボールを運ぶ」ということに夢中になる時期があります。

ドリブルでもパスでも前に運ぶことが正解ではない場面があることを選手と話しました。

 

■もっともっとボールを動かそう

今は暑さで辛い試合が多い時期です。人が動く、ボールも動くことが理想ですが、ボールを積極的に動かすことで、相手を走らせて体力を奪うことも出来ます。

ボールを動かすためには、選手どうしの距離が大切です。

ボールを持っている選手に近い人、遠い人、その中間に位置する人というように、距離感を持つことが大切です。

サポートという言葉がありますが、近づけばよいのか、離れるべきなのかという判断の基準は、味方を助けることと、ボールを失わないという発想です。

相手からボールを遠ざけながらもゴールに近づき、ゴール前で勝負するという発想を共有できれば、ボールを失うことなくシュートまで運べます。

まだまだイメージの共有までは長い道のりですが、ボールを動かすこと、前でも横でも後ろでもよいからボールを動かすことで、相手が動くことを実感して欲しいと考えています。

暑い夏ですが、短い時間で集中を切らさないよう工夫をしながら時間を区切ってトレーニングを続けています。

皆さんも熱中症にくれぐれも気をつけながらトレーニングを進めて下さい!

 

三浦直弥(サッカーコーチ)

小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。

現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。

現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。

好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。

座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。

 

【本日のオススメ教材】

 

【その他のサッカーDVD教材】

■基礎が学べる!初心者のためのサッカー上達法~「運ぶ」と「抜く」が身に付けられるドリブル上達法~
息子がボールを持つと、友達や保護者に笑われてしまいました。でも息子がドリブルを始めると…
将来性のある選手が次々に育つ、名門フットボールクラブが実践する、抜けるドリブルレッスンDVDとは…?
https://rs39.net/c/s/cfnk_1/bl/

 

■親子で学ぶ!まったく新しいボールの蹴り方
なぜ、テクニックのないビギナーでも、この男の話を聞き流すだけでキックの威力が増し、ボールを遠くに正確に飛ばせるようになるのか?
http://rs39.net/c/s/cfsy_1/bl/

 

■「個」の力を育成するためのドリブル上達トレーニングメソッド~ドリブルが巧くなる!動き創り&リズムの習得~
なぜ、クラブ連盟未登録の「無名の街クラブ」が、Jユースが集まる大会で、優勝できたのか…?
http://rs39.net/c/s/cfmt_1/bl/

 

■コーンドリ ~「個」の力を育成するためのドリブル上達トレーニングメソッド2~
「まさか、コーンドリブルに、こんなやり方があったなんて…」なぜ、三木コーチがしどうする選手たちは、神業のようなドリブルをマスターできるのか?
http://rs39.net/c/s/cfmt_2/bl/

 

■重心移動アナライズ~フットボーラーが身に付けることで劇的にセンスを上げられる動作習得法~基礎を知る編~
これが、ドリブルを自在に操りサッカーを始めたばかりのビギナーでも“絶対に上級者に見せる”シンプルな方法です。
http://rs39.net/c/s/cfoy_1/bl/

 

■重心移動アナライズ2~上手くいかない事をできるようになるための身体動作を習得する方法~
なぜ、ドリブルが苦手だった選手がネイマールやメッシのように緩急自在のドリブルでDFを切り崩せるようになったのか…?
http://rs39.net/c/s/cfoy_2/bl/

 

■ボトムアップ理論~選手の自立心を育てて、スキルを向上させる魔法のコーチング法~
「世界一受けたい授業」「とくダネ!」で大絶賛!なぜ、週2回しか練習しない無名の公立高校が、全国大会で優勝できたのか?
http://rs39.net/c/s/cfhk_1/bl/

 

■サッカーテクニック向上メソッド
なぜ、小中高、どこのチームでも取り入れられている「両足での練習」が、選手の上達を妨げる原因なのか…?
http://rs39.net/c/s/cfhy_1/bl/

 

■フットボールクロニクル ~攻める意識をアップさせる!ゴールを決めるための利き足の法則~
なぜ、たった1つの原則を意識するだけで、トラップ、パス、どりぶる、シュート…、サッカーにおける、すべてのプレーを劇的にレベルアップできるのか?
http://rs39.net/c/s/cfhy_2/bl/

 

■わんぱくドリブル軍団JSCの最強ドリブル塾~子供のドリブルテクニックを楽しみながら上達させる方法~
なぜ、5ステップ・ドリブル上達法は、足が遅い子供でも、体が小さい子供でもDF突破率を高めてしまうのか?
http://rs39.net/c/s/cfkw_1/bl/

 

■わんぱくドリブル軍団JSC CHIBAのドリブル基礎トレーニング 初級編
1,500人以上の子供たちを上達させた少年サッカー指導のプロが教える、「お父さんのための、サッカー指導法」を知りたい方はいませんか?
http://rs39.net/c/s/cfkw_2/bl/

 

■わんぱくドリブル軍団JSC CHIBAのドリブルトレーニング 中級編
なぜ、JSC CHIBAの新しいドリブル指導法は、相手が反応できないキレのあるフェイントや、素早い状況判断のできる選手を育て、チームの「得点力」をアップできるのか…?
http://rs39.net/c/s/cfkw_3/bl/

 

■育成の極意!~自立&吸収するサッカー選手が育つ本当の秘訣!~
なぜ、口うるさいだけで、チームを強くできなかったコーチが、U-18日本代表選手を輩出するほどの、強いチームを育成できるようになったのか?
http://rs39.net/c/s/cfkw_4/bl/

 

■親子で特訓!わんぱくドリブル自主練習
サッカーチームのコーチまかせで、実現できていないお子さんの活躍を、なぜ、サッカー経験ゼロのお父さんが、実現することができるのか…?
http://rs39.net/c/s/cfkw_5/bl/

 

■わんぱくドリブル軍団JSC CHIBAのボールコントロールを向上させる「体幹トレーニング」~プレスディフェンスに当たり負けしないための練習法~
「見ろよ、今日の相手チビばっかりだぜ…」身体の小さい選手ばかりのチームを見て、対戦相手は笑っていた。しかし、試合がはじまってみると…!
http://rs39.net/c/s/cfkw_6/bl/

 

■ JSC CHIBAオリジナル練習法~チームをグングン育成する!チームトレーニング編~
どうして、うちのチームは、試合になったとたん、ミスが増えるんだろう…?
http://rs39.net/c/s/cfkw_7/bl/

 

■クーバー・コーチングのMake Your Move~1対1テクニックのすべて~
30ヶ国以上で、150万人の一流指導者を育て上げた、世界最高峰の「1対1メソッド」を、遂に一般解禁!
http://rs39.net/c/s/cfcv_1/bl/

 

■ Improve Your Game~1対1スキルを向上させるための練習法~
なぜ、弱気なプレーで、勝負を避けていた選手が、自ら積極的に1対1を仕掛け、相手を抜けるようになったのか?
http://rs39.net/c/s/cfcv_2/bl/

 

■Mr.セレッソ森島寛晃のエースストライカー育成理論~チームで一番の『点取り屋』になるための3つの方法~
日本一腰の低いJリーガーの驚異の秘密「ほとんどの選手はシュートを打つのに精いっぱいで、ゴールを決める余裕がありません」
http://rs39.net/c/s/cfmh_1/bl/

 

■屋良流サッカー上達のためのコソトレ
1日たった10分の自主トレで、抜群のサッカーセンスを習得できるDVDが、今なら手に入りますが…
http://rs39.net/c/s/cfym_1/bl/

 

■吉田康弘の究極のパス上達理論 ~正確な「予測」と「判断」が行える選手を育成する12のヒント~
なぜ、「2つのポイント」を教えるだけで、ディフェンスにプレッシャーをかけられても、ボールを取られなくなるのか…?
http://rs39.net/c/s/cfyy_1/bl/

 

持久系プロテイン

ビーレジェンドプロテイン「スポーツ&ウェルネス」の 詳細はこちら

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。