日本のサッカーは独特である
こんにちは!今井です。
第9回となる今回のテーマは、「日本のサッカーは独特である」です。
よく南米のサッカーは世界でも独特だと言われます。
リズム、野生感、駆け引き、球際の強さ、その中で培われた独特のテクニック…
これはアフリカも同様でしょう。
私は南米のサッカーもスペインのサッカーも、イギリスのサッカーも草サッカーレベルですが感じたことがあります。
それは、日本のサッカーは独特だということです。
■日本サッカーの「リズム」
日本の多くのチームがやるサッカーは、球際での戦いを避け、ボールを敵から遠ざけて綺麗にゴールまで運ぶスタイルです。
そのプレーには駆け引きは不要で、プレッシャーのないところでいかに正確にボールを止めて、蹴れるか、規則的に走ることができるか。
そのようなことが重要視されるのが日本のサッカーなのです。
当然、素晴らしい指導者のいるチームも中にはあります。
しかし、残念ながら多くのチームはそうではありません。
■世界から見て日本サッカーの「リズム」
以前、日本在住のコロンビア人とサッカーをした際に言われた言葉が印象に残っています。
「日本でサッカーしてても心から楽しめない。みんな感情表現しないし、周りに気を使いすぎる。
ちょっと自分の我を出すと変な空気になる。思い切りプレーができないから面白くないよね。」
また、プロ経験のアルゼンチン人の仲間はこう言いました。
「日本人はなぜ駆け引きしない?なぜ闘わない?日本のサッカーは独特だ。
それでも試合に勝つことがあるけれど、私は駆け引きもない、闘志がないものをサッカーだとは思わない。」
サッカー強国と言われる国から見ると日本のサッカーはとても独特に映るようです。
■自分を表現できない日本サッカー
以前、中田英寿が「日本人は自分の100パーセントを出す術を知らない」と言いましたが、まさにその通りだと思います。
これはサッカー以前の問題で日本社会が作り出している「出る杭を打つ」という特徴だったり、同調圧力による自己表現が抑制される空気感なのだと思います。
もっと自分を表現して良いのだと思います。
ドン引きするくらい自分を出しちゃう南米の仲間を見ていると、それがデフォルトだからこそ、サッカーで当然のように100パーセントを出し切れるんだろうなと思うことがあります。
「日本でサッカーをしてても心から楽しめない…」
私は感情表現する場所、自分をさらけ出す場所が少ないのだと思います。
それが良しとされない空気感が日本社会にはある。それがサッカーに影響しているのだとしたらこれは根深い問題だと思います。
子どもたちに表現させてますか?
感情を抑制させることよりも、上手に表現させるようなアプローチがまずは必要なのだと思います。
それは我々大人も同様なのです。
日本サッカーは独特であると、いい意味で使われるようになるために我々育成年代に携わる大人がアプローチしていかなければいけないのだと思います。
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