指導者に教わったことがサッカーのすべてだからこそ、認識の中心は大事!?

鈴木陽二郎

こんにちは。YJRです。

さて、今回は2週に続いて掲載した「蹴り終わりの形」第3弾。

蹴り始めだけでなく、蹴り終わりまで意識することが重要!?

認識の中心がボールと目的地で、蹴り終わりがどう変わるのか?

第3弾の今回は、前回の第2弾の終わりに「なぜ今回「蹴り終わりの形」書いたか?などを書いていきたいと思います!」と書きましたので、上記に沿って書いていきます。

ズレたらすいません(笑)

そして、第4弾に続くかは、文章を書きながら考えます(笑)

続きが必要だ!と思ったら第4弾へ、今日で終わりだな!と思ったら、今回で終了です(笑)

なんで書こうと思ったの?

それは・・・

以前開催した蹴り方教室で、気になったからです(笑)

簡単な理由ですいません(笑)

ただ、本当にとても気になったのものでした。

そこで、「なぜそうなるのか?」と考えるきっかけになりました。

ただ、それだけの理由です。

あの練習からこの練習になった途端気になった

蹴り終わりの形が、蹴り方教室の最初から気になったわけではありませんでした。

気になり始めたのは、蹴り方教室を開始して1時間程度過ぎたあたりの、対面パストレーニングになってからでした。

対面パストレーニングに入るまでは、立ちどころトレーニングを徹底しておこなっていました。

所謂、単純なキックをする対面パストレーニングから、立ちどころトレーニングでは見られなかった「ボールだけを蹴る蹴り終わりの形」が見られるようになりました。

ただ、立ちどころトレーニングでも、ボールを蹴っております。

ですが、立ちどころトレーニングでは、蹴り終わりの形に違和感を持っていなかったので、対面パストレーニングから「認識の中心がボールの蹴り終わりの形」が見えるようになったと思います。

逆にいうと、「ボールだけを蹴る(認識の中心がボールの)蹴り終わりの形」を引き起こしたのは「対面パストレーニング」だとも言えます。

ただ、「ボールだけを蹴る(認識の中心がボールの)蹴り終わりの形」にならずに、「目的地に接続できる(認識の中心が目的地)蹴り終わりの形」の方も多くいました。

繋がりを意図せず切ってしまう。

立ちどころトレーニングは、「認識中心を目的地」にセットします。

それは、対面パストレーニングに「認識の中心が目的地」を繋げる為にです。

立ちどころトレーニングでも対面パストレーニングでも、「目的地に接続できる蹴り終わりの形」の方は立ちどころトレーニング⇒対面パストレーニングの繋がりが切れず、「認識の中心が目的地」のまま取り組んでいたことになります。

しかし、立ちどころトレーニングでは「目的地に接続できる蹴り終わりの形」だったのに、対面パストレーニングでは、「ボールだけを蹴る(認識の中心がボールの)蹴り終わりの形」になる方は、立ちどころトレーニングと対面パストレーニングの認識を変えてしまっている事になります。

ただ、ご本人に指摘すると、ご自身では「認識の中心が目的地」にセットされて出来ている(この形になっていない)と思っている方がほとんどでした

けれど、蹴り終わりの形を見ると、「目的地を認識したことで作られて蹴り終わりの形」とは程遠いのです。

となると、ご自身では無意識に意図せず、繋がりを切ってしまっているわけです。

そこで私は、

  • 何故、無意識なのか?
  • 出来ているつもりになってしまうのか?

と考えました。

ご自身がこれまで沢山やってきたキックのトレーニングや、指導者に言われてきた事によって刷り込まれたキックに対しての捉え方(キックはこういったモノだ!みたいな固定観念)が、「ボールを蹴る!」というフレーズやこれまでの体験で、勝手に対面パストレーニングで、「認識の中心をボール」にセットされてしまうのではないかと考えています。

今までの経験で作られた認識によって「その形(「ボールだけを蹴る(認識の中心がボールの)蹴り終わりの形」)にしかなれない」ので、繋がりもへったくれもなく、「キックはこうゆうものだ!」スイッチが無意識に意図せず入ってしまうのだと考えています。

大人より子供の方が顕著

実は、「ボールだけを蹴る(認識の中心がボールの)蹴り終わりの形」になってしまうのは、子供の方が顕著です。

この春休み、有り難いことにお声掛け頂きまして、複数団体の小学生2年生~中学3年生と一緒にトレーニングしてきました。

以前から交流あるチームの選手にはさほど感じることがなかった「ボールだけを蹴る(認識の中心がボールの)蹴り終わりの形」でしたが、初見の子供にはとても多く見受けられました。

答えは非常に簡単で、指導者にそのような形になるように指導されていたから(いるから)です。

子供は大人よりも指導者に依存してしまいますので、指導者に教わったことが「サッカー人生の全て」となりやすいです。

子供の場合は、

  • その形にしかなれない
  • その形しかしらない

といったことになります。

ダブルパンチや!(笑)

改めて思う事

人間は、認識した形になる性質を持っている。

キックを失敗する方は、キックが失敗する・キックを失敗させる認識でいるから。

そのキックが失敗する・キックを失敗させる認識が、「認識の中心がボール」である。

「認識の中心がボール」のままでは失敗し続けるので、成功する認識に書きかえる必要がある。

その成功する認識こそが、「認識の中心は目的地」である。

ただ、「認識の中心がボール」になってしまう原因を理解しないといけない。

その前に、自分自身に失敗させている

  • 認識
  • 自分の形

を知らないといけない。

そこから、認識の書き換えにチャレンジ。

そこで、わかった気にならずに、「自分の形を正確に捉える」ないといけない

「自分の形を正確に捉える」事ができない方は、性別、年齢、経験問わずに「認識の中心がボール」の方が多い。

この春休み「認識の中心が目的地」で、すっと変化する方も沢山いました。

そういった方は、自分の認識を捉える事ができていました。

そうではない方は、「認識の中心が目的地」の効果はわかったものの、自分の認識や形を捉える事ができない方が多かったです。

蹴り終わりの形を見て、改めて「自分の形を正確に捉える」事の難しさを痛感しました。

裏を返せば、皆さんに「自分の形を正確に捉えさせる」事の難しさとも言えます。

第3弾で終わります(笑)

「蹴り終わりの形」編は、第3弾で終わります(笑)

多分・・・(笑)

次回のお題は、「立ちどころトレーニングでは「目的地に接続できる蹴り終わりの形」だったのに、対面パストレーニングでは、「ボールだけを蹴る(認識の中心がボールの)蹴り終わりの形」になってしまうのか?」にしようと思ってます。

初の予告です(笑)

ほぼ、今回書いたのですが、詳しく、そして気になったことを書きたいと思います。

中学生年代で感じた事なので、かなり当てはまるのかなと思います。

あれ、これって、第4弾じゃない?(笑)

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この記事を書いた人鈴木 陽二郎鈴木 陽二郎
(株)エフネットスポーツ
FFCカレッジフットサルリーグ担当
新しい概念を吹き込んで上達に導く“フットボールコンセプター”
今まで、小学生から社会人まで男女を問わずフットボールを教えてきた。また、その理論や新しい概念(コンセプト)を提案して上達させるアプローチはプロにも評価されおり、現役Jリーガーからのサポート依頼は絶えることがない。育成においては、2014年よりキックの上達に特化した「蹴り方教室」主宰し、社会人をはじめ、小学生から大学生チームを指導して、数時間で「ボールの球筋が格段に変化する」「メニューをこなしていくと、自然に考える力と技術が身につく」など、すぐに圧倒的な結果が出る事例多数。また、「概念を変えることでプレーが上手くなる」という上達アプローチは、多くの指導者に影響を与え、日本代表の長友佑都選手の専属コーチである鬼木祐輔コーチなど、多くの優秀な指導者から絶大な支持を受けている。
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