サッカー選手として一番重要な能力とは?

檜垣裕志

心技体

アスリートとして成功するには、非常に重要なことです。

サッカー選手としても、心技体は非常に重要です。

では、サッカー選手として、グランドに上がってから、一番重要なこととはなんでしょう?

判断力①

サッカー選手としてプレーする上で一番重要なことは、判断力です。

技術もフィジカルも、当然重要です。

しかし、それらは、グランドに上がる前になければならないことです。

技術がなければ、フィジカルがなければ、良いパフォーマンス・良いプレーなど、出来ません。

技術・フィジカルは、グランドに上がる前に出来ていなければならないのです。

判断力②

サッカーは、自分一人でプレーするのではありません。

自分以外に味方10人、敵11人がいて、ボールを中心にゴールするため、ゴールさせないために争う競技です。

だからこそ、自身が技術不足・フィジカル不足であれば、チームのマイナスであり、それらについては、普段からの努力は絶対に必要なのです。

技術・フィジカルは、一人の選手としてなくてはならないものであり、グランドに入って戦うには、判断力こそが最も重要です。

だから、そこをわかっていないと、技術の出し方・頑張り所など、一試合を通してチームの勝利のためのプレーにはならないのです。

一瞬にて攻守が切り替わるのがサッカーであり、その瞬間瞬間の判断が最も重要であり、良い判断が出来るようになるには、サッカーというスポーツの根本的な基礎を知る必要があります。

判断力の基本

皆さん、何気なくボールを触っていることがあるでしょう?

もちろん、中には上手くなろうと意識してボールを触っている者もいると思います。

しかし、サッカーというスポーツにおいて、そのボールは何のためにあるのでしょうか?

試合が始まり、そのボールは何のために存在しているのか…

そのボールは、

  • 自分たちのボールになれば、「ゴールするため」
  • 相手ボールになれば、「ゴールさせないため」

という考え方が、本当に心からわかっていなければなりません。

それこそが、判断力の一番の基本です。

根本的な考え方がわかっているから

試合で

  • ボールを持てる
  • ボールを取られない

は、技術の基本です。

だから、普段から技術トレーニングをするわけです。

試合が始まったら勝負ですから、瞬時の判断力が一番重要で、ボールを持てる・取られないなどは当たり前であり、技術不足を試合で補うことは出来ないです。

試合が始まれば、判断力こそが最も重要なのです。

だからこそ、普段のボールコントロール練習は、ボールを持てるようになるためにあり、ゲームトレーニングは判断力向上のためになければなりません。

良い判断を行うためには

良い判断をすることができるには、当然、ボールコントロール能力は必要です。

ボールを自分のものに出来なければ、判断の遅れる原因となります。

しかし、それでもグランドに出たら、判断をしていかねばなりません。

そのためは、「周りを見る」ことが最も重要です。

周りを見るポイントとして、ゴールは動きませんから、ゴールの位置を頭に入れて、「ボール→味方→敵」という順に見るようにしましょう。

普段から、「周りを見る」これを忘れずに意識しておきましょう。

一つのヒントとして、試合中、もし周りを見ることがなかなか出来ないようであれば、味方を探しておいてください。

常に、味方がどこにいるかを気をつけていれば、

  • 味方にパスを出す
  • 味方に任せる

など、自分一人で焦らなくて済みます。

サッカーで助けてくれるのは味方ですから。

この記事を書いた人檜垣 裕志檜垣 裕志
1970年生まれ 石川県出身。ブラジル選手権一部リーグに所属するチーム。日本国籍者としてプロ契約した2人目のサッカー選手。ブラジル選手権一部リーグのポルトゲーザなどで活躍。当時、ゼ・ロベルト(2006 W杯ブラジル代表)とともにプレーをした経験もある。
FIFA(国際サッカー連盟)公認コーチライセンス、
CBF(ブラジルサッカー協会)公認コーチライセンスを保有
圧倒的なテクニックと確立された指導法には定評がある。現在、明光サッカースクール、東京スポーツレクリエーション専門学校などで、子どもたちにサッカーを指導している。
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