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ジュニアサッカーの上達練習指導法

クーバーサッカースクール

【サッカー】ドリブル突破の何が怖いのか?

三浦です。

11月に入ったとたんに気温が低くなりましたね。
サッカーは屋外スポーツなので、天候には人一倍気を使います。

三浦は雨よりも風が気になります。
練習時も風が強いと選手たちは集中力を欠きます。

それでも限られた時間で効果を出すために練習メニューを切り替えることもあります。

風が強い時には一生懸命にコーチングをしても言葉が伝わりません。
理解しにくいメニューはやめてシンプルなメニューに切り替えます。

長いパスを使う練習は効率が悪いです。風が強い時にはドリブル練習がいいです。
しかも1対1の攻防を伴うドリブル練習がいいですね。

 

■ドリブル突破の何が怖いのか

サッカーの試合ではドリブル突破を狙う場面が多いですね。

小学生のサッカーは8人制ということで1対1の場面が多く、ドリブル突破で相手を抜くとビッグチャンスになります。

ドリブル突破するとGKと1対1になり、シュートを打てば高い確率でゴールに結びつきます。

守備の場面では、相手のドリブル突破は最終ラインでは決して許してはならないのです。

なぜ突破されるのか、どうすればいいのか。ドリブルを止める方法はあるのか。

 

■1対1での対応の場面を避ける

1対1で対応すれば、スピードやフェイントで突破される可能性は高いです。

しかし、2人で守備をすればどうでしょうか。カバーリングでの守備です。

1対1の状態から1対2の状態にする方法を考えて見ましょう。

 

■ドリブルの守備でボールを奪いに行っていないか

ドリブルする側は相手を抜こうとすると同時に奪われないことを考えています。

相手がボールに触れるくらいに近づいてくれば抜けるのですが、逆に守備側がバックしたらどうでしょうか。

相手を抜ききらないとシュートシーンは生まれませんし、時間をかけているとカバーの選手が戻って来てしまいます。

守備側としては、自分の後ろにGKしかいない場面で簡単にボールを奪いに行くことはタブーです。

奪うのではなく、抜かれないことを考えます。ジリジリと下がることを嫌う指導者もいますが、味方がカバーに戻る時間を作っているとすれば、選手の判断はGOODと褒めるべきでしょう。

 

■下がればいいわけではない

相手がドリブルで突破を狙って来た時に、間隔を空けて下がればいいというわけではありません。

守備が間隔を空けるということはプレッシャーがかかっていない状態なので、攻撃側はパスもシュートも打てる状態です。

下がってしまうと、ドリブルする相手はスピードを上げて来ます。その瞬間に距離が詰まって抜かれてしまうことも多いです。

 

■相手と並走できる状況を作る

言葉では難しい表現ですが、ドリブルで仕掛けてくる相手選手と正対したまま抜かれてしまえば、反転して追いかけても追いつくことは出来ません。

しかし、相手が抜こうと仕掛けてきたが、それをいち早く察知してドリブルでスピードアップする相手と並ぶところまで行けば相手の自由を半分奪ったと言えます。

守備側は自分のゴールに向かって走ることになりますが、相手を外側に追いやるようなプレッシャーを与えることが大事です。体をしっかり寄せる、体を当てて行きます。

この場面にカバーリングが入れば、ボールを奪えます。

 

■正面から抜かれない工夫とは

守備側は、正面から奪いに行ってはいけません。最初から並走することを前提にして相手にプレッシャーをかけます。

プレッシャーをかけるということは相手に近づくことです。ドリブルする相手はボールを奪われたくないのと相手が飛び込んで来たのでチャンスと判断して、守備の選手の横をすり抜けようとボールを持ち出すはずです。

ここは、瞬発力の勝負になります。ドリブルする側が速いか、守備が反転ダッシュするのが速いか。

何度も練習する必要があります。

 

■シンプルな1対1のトレーニング

風の強い日でもこのシンプルなトレーニングなら集中力が落ちることはありません。

6mほど離れて2人を立たせます。オフェンスとディフェンスです。

コーンやマーカーを使ってゴールラインを作ります。ドリブルでライン通過すれば勝ちというルールです。

グリッドは縦長にします。縦が20m幅が10mという形です。

コーチがオフェンスにボールをパスして1対1が始まります。

ここで大切なことは、時間をかけないということです。ボールを受けたオフェンスはすぐに突破を図ります。オフェンスがボールに触れる前にディフェンスはどこまで近づくか判断します。

コーチからパスされたボールスピードと相手をしっかり見て判断します。

正対せずに相手と並走して体をぶつけることを目的としているので、しっかり寄らないと相手は突破してくれません。

間隔を空けてずるずる下がっていると左右に揺さぶられて、スピードアップされてしまいます。
守備側が主導権を握ることがこの練習の目的です。

 

■守備は受け身にならない

守備は相手にシュートを打たせないことが目的です。ポジションはゴールとボールを結んだ線上に位置することがセオリーですが、その線上で何をするか、何ができるかが課題です。

線上に立つということは、シュートを体に当ててブロックするという意味ですが、ペナルティエリアの外や、サイドの位置ではどうでしょうか。

ゴールまではまだ距離があるけど自分しかディフェンスがいない。自分は抜かれてはいけないし、味方が戻る時間をつくらなくてはいけない。

味方がカバーに戻る時間を作ることが出来たら、上で説明したような主導権を持った守備で相手の自由を奪い、最後にはボールを奪いましょう。

小学生のサッカーではボールを奪うということが目的になってしまい、奪った瞬間に目的を達成したかのようなプレーになりがちです。

相手からボールを奪った瞬間から攻撃が始まります。攻撃したいからボールを奪うという意識を強く持たせたいと考え、指導しています。

全てはゴールを奪うためのプレーである。小学生時代に身に着けたい考え方です。

 

 

 

三浦直弥(サッカーコーチ)

小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。

現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。
現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。

好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。
座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。

 

 

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