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ジュニアサッカーの上達練習指導法

クーバーサッカースクール

サッカーに教育を持ち込むのはナンセンス

こんにちは!今井です。

第11回となる今回のテーマは、「サッカーに教育を持ち込むのはナンセンス」です。

育成年代のサッカーの指導者は、子どもたちにサッカーがどれだけ面白いものなのかを伝え、選手個々の技能向上をサポートするのが指導者の役目です。

しかしながら、育成年代のサッカーの指導者の中には下記のように言う方が結構な割合でいらっしゃいます。

「サッカーを通じて人間教育すること、社会の厳しさを教えることが重要だと思ってます」と…そんなことを言う指導者、チームをいくつか見てきましたが、実に違和感を感じることが多いのです。

■美しい精神はサッカーの本質から遠ざかる

サッカーを通じて、教育的指導をするチームに共通するのが、シャツをパンツに入れなければダメだというものです。

このような指導者は子供たち全員にきっちりとシャツを入れて練習をさせます。しかし、シャツをパンツに入れなければならないという競技上の規定はとうの昔に撤廃されているのです。

私は、なぜシャツをパンツの中に入れるのか?を聞いたことがあります。

するとこんな返答がありました。

「シャツを出してプレーするのはみっともない。マナー的にもよくないです」と。

私がなぜこれに違和感を覚えるのかというと、シャツを出すことがみっともないと感じる人は一部であり、全員に強制すべきことではないのでは?と思うからです。

出したい人は出せば良い、入れたい人は入れれば良い。

みんな一緒が美しい精神はサッカーの本質から遠ざかります。

■大人が在り方を考え直す必要がある

サッカーは異なる個性が集まってチームになり、目標に向かっていくものです。

サッカーとは関係のない”教育?”の部分を強いることは極めてナンセンスなのではないかと思うのです。

得てしてこういうチームの指導者は子どもたちにプレーを強制します。すべてのプレーに関与し、子どもたちが判断する余白を埋めてしまいます。つまり、サッカーの本質を理解していないということでは?と感じる方が多いです。

サッカーは主体的に判断しプレーしなければなりません。それを踏まえた指導ができる方でなければ指導者はできないのです。

もう一つ、このようなチームに共通するのが、子どもたちに挨拶を強制するというものです。

挨拶は大切なことだと思うのですが、挨拶の重要性を説くわりには、子供たちの握手には力がなく、極めて形式的で表面的な挨拶でとても残念な気持ちになりました。

ああ、表面的なことしか伝えられず、本質は何も伝えられてないんだなと。

挨拶の大切さをちゃんと伝えることができないのであれば子どもたちに強制しないで欲しいと思います。

挨拶とは「自分の心を開いて相手の心に迫る」ことです。これを伝えずして形だけ教えても意味はないのです。

少年サッカーの現場を見ていると、このように表面的なことばかりが重要視され、本質的なことがないがしろにされているのでは?と感じる場面が多く見られます。

それに、日本における教育とグローバルスポーツであるサッカーに求められる教育の要素は異なります。

例えば、「気をつけ!礼!」という挨拶が少年サッカー大会でもよく見られますが、グローバルスタンダードは握手とハグです。

まずは我々大人が在り方を考え直す必要があるのかもしれません

 

今井慧

桐蔭横浜大学サッカー部時代の恩師、風間八宏氏(現名古屋グランパス監督)にサッカーの本質を学び、同時期に育成年代のサッカーの指導に5年間携わる。
その後半年間、中南米をサッカーしながら旅をし帰国。
現在はブログ「大人になってから学ぶサッカーの本質とは」を運営し、育成年代の現場の取材、指導者や現役選手にインタビューを行い、「日本のサッカー文化を育む為のヒント」というテーマから、サッカーの本質を伝える活動をしている。

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