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ジュニアサッカーの上達練習指導法

クーバーサッカースクール

【スキルアップ】ドリブルのカバーリングについて

僕のチームでは、基本的にショートパスをつないでビルドアップしていくと言うサッカーをやっています。

練習メニューもショートパスの練習が多いです。

しかし先日の交流大会でちょっとした問題点を見つけてしまいました。

U11の試合なんですが、相手チームはうちのチームが攻撃に転じると自軍に引くんですね。

引いてペナルティーエリア前にブロックをつくります。

つまり人数を固めて、中盤の3人とバックの3人が2列になります。

やりすぎなだなあと思いましたが、他のチームにも見かけます。

僕が問題だなと思った事は、うちのチームの攻撃方法です。

 

■相手が寄せて来なかったらどうすればいい?

中盤でボールを奪い合って、うちのチームがボールを保持しました。

通常は、1人の選手がボールを持てば、1人の選手がボールを奪いに寄せて来ます。

しかしそのチームは寄せずに、前へのパスコースを警戒してパスコースを切るだけなのです。

ボールを持っているうちの選手の前には5mくらいのスペースがあるような状況です。

うちの選手たちはこのような経験がないので、戸惑ってしまいました。

フリーなので、味方を選んでパスを送るのですが、そのパスが見事にカットされてしまいます。

「なるほど、野球で言えば、打たせて取る、みたいな。パスさせてインターセプトするという方法か」

フリーの状態でパスしか選択出来ないうちの選手たちを見て、問題あり、と思った訳です。

 

■ボールを持って目の前にスペースがあったら、あなたはどうしますか?

ボールを持って、相手ゴール方向にスペースがあったら迷わずドリブルでスペースを突き進みます。

相手ゴールに近づくことで、シュートチャンスを作ることが出来るからです。

通常の相手なら、ここでディフェンダーがドリブルを止めに来ますし、シュートを阻止しようとします。

誰も来なかったらシュートを打てちゃいますからね。

さすが、引いて守るチームでも、シュートは許さないでしょう。

相手は1人ずつ寄せてくるので、その相手もかわしてシュートを打てばいい。

1人の選手がドリブラーに向かってくることで、相手のポジショニングもずれてきます。

ポジショニングがずれると、マークがずれてパスカットも出来なくなります。

だから、選択肢にドリブルでボールを運ぶということを選手にやって欲しかったのです。

 

■ドリブル練習が足りない?練習メニューについての反省

その時僕は思いました。

ドリブル練習が少ないせいで、選択肢としてドリブルが身に付いていないのかもしれない。

次の練習ではドリブルをやろう。ドリブルの練習をしよう。

ドリブルでボールを運ぶ、ドリブルで仕掛ける、と言う練習をしよう。そう思いました。

同時に、ドリブルの目的をはっきりしよう。

突破だけではない、引き付けることの大切さを感じさせようと思いました。

 

■味方がドリブルをしている時に他の選手はどうすればよいか

ペナルティエリアに向かってボールを運ぶドリブルは、相手を引き付ける、または相手をかわす必要のある取り組みです。

ドリブルをする選手もそうですが、味方が相手ゴールに向かってドリブルを開始したら、他の選手はどういうポジションをとれば良いのでしょうか。

僕は2つポイントをあげました。

ひとつは、ドリブラーがパスを出しやすい位置にポジショニングすること。

しかもドリブルしながら見えるところにポジショニングすること。

もうひとつは、ドリブルする選手のすぐ後ろでサポートすること。これはとても有効です。

以前、僕は、JSC千葉の川島監督のドリブル練習法をレビューしたことがあります。

この時、練習メニューのひとつに、ドリブラーのカバーというものがありました。

このカバーと言う練習を集中的にたくさんやっていました。

これは、実践ではとても効果のある方法です。小学生から高校生まで通用します。

このカバーの特徴は、トリブラーがボールを奪われても、その瞬間に奪い返すことでさらに有利な状態を作れる、有利な状態を持続できるということです。

通常、ドリブル突破は、単独トップのパターンが多いです。

ドリブラーのボールが奪われた瞬間、相手チームのディフェンダーが複数ボールを持って攻撃に転じます。

この場面って、すごくやばくないですか。相手にイニシアチブを与えるようなものです。

ちょっとした意識付けでドリブラーのカバーは可能になります。

ドリブラーは、後ろにカバーが入ると思い切ったプレーができます。

もし放ったシュートが相手ディフェンダーに当たっても、後ろのカバーの選手がそれを拾ってまたシュートを試みることもできるでしょう。

 

■試合でやるためには、練習しないといけない

試合でやろうと思っても急にできないことです。

このようなプレーは、一見すると簡単に実現しそうに思えます。

試合中にベンチからコーチが声を出して「ドリブラーの後にカバーに入れ!」こう言って選手たちがすぐにそのポジションに入ることができるでしょうか。

僕は無理だと思います。

しかし、練習でやっていればコーチングの内容が理解出来るはずです。

まあ、練習をしているのであればすでにカバーに入っているかも知れませんが、忘れてしまうこともよくあります。

 

■カバーの距離とは

味方ドリブラーのカバーに入れる距離なのですが、スピードが早い場合はやや離れていても良いでしょう。

しかし、混戦のドリブルでスローダウンしているような場合は、すぐ後、2m以内くらいところにいないと奪い返すことが出来ません。これも練習が必要です。

どんな練習をするかというと、それは、2対2のドリブル練習です。

通常は1対1で行うドリブル突破の練習を2人セットでおこないます。

攻撃側と守備側に分けて、その間は約10mから15m離れて向かい合ってスタートします。

守備側の後ろには、シュートができるゴールがあると良いでしょう。

最初は、ディフェンダーが2人いるとなかなか突破することが難しいので、1人で良いかもしれません。

慣れてきたら2人で行いましょう。

 

■ドリブルもチームプレーです

今回はドリブルのカバーリングと言うことを解説しました。

ドリブルは個人技術と言われています。しかしグループでドリブルを行うことで、さらに効果的に試合で使えると言うことを知っていただけたかなと思います。

うちのチームはショートパス主体ですが、このようなグループで行うドリブルも取り入れながら、攻撃のバリエーションを増やしていきたいと思っています。

攻撃はすべて選手たちのイマジネーションが起点になっています。

より多くのイマジネーション膨らむように指導していきたいと思います。

 

 

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