指導者目線ではなく選手目線で考えることが重要

三浦直弥 トレーニング

三浦です。

緊急事態宣言からまん延防止等重点措置に切り替わった地域では、チーム練習に限って自粛が解除されているようです。

日本サッカー協会や日本スポーツ協会(スポーツ少年団)は、都道府県や自治体ごとに自粛要請や解除を通知しています。

全国のサッカー少年たちは、色々な制約があるなかで自主練習やチーム練習に取り組んでいることでしょう。

秋の大会について

10月以降の大会について、感染拡大防止対策を行った上で実施する動きがあります。

すると各チームでは、今までの練習不足を補おうと練習に熱が入る可能性があります。

三浦は、このような状況は好ましくないと考えています。

試合で体力負けしないように、走るメニューを多くしてスタミナをつけようという目的はわかりますが、それはサッカーを楽しみたいという選手たちの気持ちと方向的に合っているかどうかということです。

選手たちも試合で勝ちたいし、いいプレーをしたい。

そう考えているはずですが、そのためのトレーニングが辛い走りのトレーニング・・・どうかな、と思います。

体力アップはミニゲームで

走り負けしないけど、パスがつながらないし周りもよく見えない。

ミスが多い、ミスを取り返すためにまた走る。

このようなゲームをしないために、ミニゲームによる体力アップを提案します。

人数は、4人対4人から6人対6人が現実的かと思います。

ミニゲームは走りと判断の連続ですが、ひとつだけ欠点があります。

それは、ボールがコートの外に出た時に

  • 集中が切れる
  • 休憩できる時間になってしまう

ことです。

ゲーム時間を10分とした場合、常に動きつづけることで走りだけのトレーニング以上の体力アップが期待できます。

この10分を有効に使うためには、アウトオブプレーの時間をなるべく少なくすることです。

3チーム作ってローテーション

例えば、ミニゲームを行う場合、3チーム作るとします。

人数を調整しながら3チーム作り、2チームは試合をします。

残る1チームは、試合をしているコートの周りに立ちます。

手にはボールを持ちます。

ボールが外に出たら、出したチームではない選手にすかさずボールを手で投げ入れます。

タッチラインだけでなく、ゴールラインでも同様にします。

シュートが外れたら、すぐにボールをキーパーに渡します。

コーナーキックの時も、ボールを拾いにいく前にコーナーアークにボールをセットします。

とにかく、ゲームの切れ目を作らない工夫です。

コートの外側でボールを投げ入れる選手たちも、ボーッとしていられません。

10分ゲームでローテーションするか、5分ゲームでローテーションするか。

気温に合わせて調節しましょう。

10分ゲームでのローテーションだと、1チームは20分続けてプレーし10分休憩することになります。

これがハードだなと感じれば、5分から8分の間で調節すればいいと思います。

走っている選手を褒めればいいのか

体力アップ目的だとしても、ゲーム形式なので周りを見て判断して動くことが大事です。

やみくもに走ることが、グッドではありません。

例えば、FWの選手で、相手ゴール近くでポジショニングしてターゲットとなる役割なら、むやみに動かない方がよい場合があります。

センターバックも同じですね。

状況判断を伴った動きかどうか、コーチはこれをよく見る必要があります。

コートの大小、人数の調整

しかし、状況判断以前にサッカーの原点としてのプレーは重視します。

例えば、ボールを奪われたのに足を止めてしまうような場面です。

自分で奪い返すような動き、走りは当然必要です。

小学生のサッカーでは、スキルが安定していないのと、ミニゲームではコートが狭いために、ちょっとしたミスでボールを失いがちです。

奪い合う場面が、とても多く出やすいです。

試合にならないと判断した場合は、

  • プレーする人数を減らす
  • コートを広げてスペースを取る

ようにします。

こうすることで、「バタバタ感」が軽減されます。

選手の体力はゲームで判断

トラックを走ってタイムを取るということで、選手の走力を管理しているチームもあると思います。

三浦のチームでも取り入れたことがありますが、正直、逆効果でした。

今はもう取り入れていません。

練習の最後に走るトレーニングを入れることが選手にとってストレスで、それまでの練習で体力をセーブしてみたり、逆に全力で練習する選手にとってはオーバーワークになるなど、ネガティブな現象が現れました。

これは、三浦のチームの特徴なので、他の多くのチームに当てはまるものではないと思います。

トレーニングの最初と最後は、やはり「ゲーム」を取り入れることがベストです。

選手たちは、ゲームをしにグラウンドに集まります。

練習の最初に楽しみのゲーム、それからトレーニングをいくつか行い、最後は楽しみのゲームで終わる。

最後のゲームの動きで、選手の体力を見るようにしています。

この後の練習はないので、

  • 走り切る
  • 追いきる
  • 取り切る
  • てシュートを打つ

という、自分の能力を絞りだすプレーを促しています。

制限がある中の練習は指導者も頭を悩ますことが多いですが、大人目線でなく選手たちの目線になって長い目で考えることが、結果としてよいのではないかと思っています。

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この記事を書いた人三浦直弥三浦直弥
小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。
好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。
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