ボランチのポイントや練習方法

スキルアップ 練習法

先日のカタールワールドカップアジア最終予選オーストラリア戦において、内田篤人さんが守田英正選手について、「顔をだしてくれる」と絶賛していました。

では、「顔をだす」と、一体どんな良いことがあるのでしょうか?

今回は、「顔をだす」ことのポイントや練習方法について紹介します。

顔をだすことのメリット

サイドバックのパスの選択肢が増える

今回の顔をだすということは、サイドバックからのパスコースを作るということです。

サイドバックは、例えば右サイドバックなら、右タッチラインに並んでしまえば、自分より右側から敵ディフェンダーはきません。

その分、縦を押さえられたら、横だけ、横を押さえられたら縦だけ、と進行方向を簡単に限定されてしまいます。

これが、真ん中の選手なら四方八方に逃げるコースはありますが、そこがサイドバックとの違いです。

そして、サイドバックにとって限定された進行方向の中で、ボランチが顔をだす、つまりパスコースを作ってくれると、

そこが逃げ場になります。

基本的にサイドバックにとって、後ろのコースは停滞であるし、前のコースは相手の警戒が強くだしにくいです。

なので、ボランチ辺りの斜めや横のパスコースをいかに使うかによって、展開が変わってきます。

サイドバックが前向きにプレーできる

斜めにパスコースができることによって、サイドバックは前を向いてプレーができます。

サイドバックが前を向くことは、チームのビルドアップにとってとても重要なことです。

例えば、サイドバックが前を向けずに後ろを向いた姿勢を取ると、サイドバックはセンターバックやキーパーへの消極的なパスしかだせません。

すると、相手からすると、全く怖くないので激しくプレスをかけることができます。

そして、激しいプレスを最終ラインで受けることによって、決定的なミスも生まれやすくなり、

チームは一気に形勢不利に陥ります。

サイドバックは前向くことにより、前の選択肢を増やすことや相手がプレスをかけづらくなります。

そのためにも、ボランチは顔をださないといけません。

チームが攻撃的にプレーできる

ボランチがサイドバックに横と斜めのパスコースを作り、相手へのプレスを回避することで、

チームは複数の展開を選べることになります。

そして、攻撃的にプレーできるようになります。

サイドバックがボランチへの信頼感があれば、自信をもってプレーできるのでパフォーマンスもあがります。

ボランチが顔をだすことは、サイドバックに多くのメリットをもたらすのです。

顔をだすのに気をつけること

顔をだすポジショニング

顔をだすといっても、ただ横か斜めに位置を取れば良いわけではありません。

サイドバックのドリブルの体勢やタイミングを見計らってポジションをとらなければ、

サイドバックはパスをだせません。

そして、ボランチにとっても中盤は密集地帯なので、パスを受ける多くの時間やスペースはありません。

一瞬のタイミングを見逃さす、サイドバックがだしやすいポジショニングを心がけましょう。

ボールキープ

サイドバックはボランチにボールを預けたいものですが、

ボランチにとっては、それは簡単なことではありません。

なぜなら、四方八方からプレッシャーをかけられるポジションだからです。

自信がないとサイドバックからのボールは受けられませんし、

受けた後のスキルもないと、逆にとられてカウンターを受けて大ピンチになってしまいます。

パスを受けることと、受けた後にプレッシャーを回避するスキル、それを実行する自信と勇気がボランチには必要です。

練習方法

サイドバックの呼吸を合わせる

サイドバックからのパスを受けるタイミングや位置は、実際にサイドバックとフィールド上で話し合いましょう。

また、普段ボランチの選手がサイドバックを経験してみるのも、サイドバックの気持ちを実体験できるので、効果的です。

世界的にも、ボランチとサイドバックを長年こなす選手もいます。

それは、両ポジションのプレー経験がチームに好影響を与えるからです。

パスを受けてのターン

ボランチをやるなら、横や斜めからのパスを受けて、素早くターンしてサイドを変える、この一連のプレーを身につける必要があります。

はじめは、フリーの状態で練習を行い、慣れてきたら相手マークがついた状態で行いましょう。

リスクを負いすぎる必要はありませんが、プレッシャーを跳ね返してボールを受けることのできるボランチはチームをとても助けます。

まとめ

今回は、サイドバックからのパスを受けるボランチ、といったテーマを紹介しました。

気ないプレーですが、非常にポイントの多いプレーだと思います。

この、サイドバックからボランチ、への流れはチームのビルドアップに欠かせないですし、意外と難易度も高いからです。

なので、このプレーをしっかりと繰り返す守田選手を内田篤人さんは、絶賛したのでしょう。

今回の記事を読んでぜひ、サイドバックからボールを受けれるボランチになってください!

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この記事を書いた人武内颯馬武内颯馬
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武

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