【ヨーロッパから学ぶ】練習時間が短くても上手くなる理由とは?
いきなりですが、ヨーロッパのチームの練習時間を知っていますか。
- ヨーロッパは強いから3〜4時間ぐらいやってるんだろな
- 徹底的に細かい練習を長時間こなしてそう
このように思う方が、大半いるでしょう。
日本のサッカー文化に馴染んでしまったあなた、ヨーロッパの練習時間は、なんと『90分〜120分』程度です。
びっくりされたと思います。
日本ではありえないような、時間の短さですよね。
これはジュニアサッカーだけではなく、プロの選手も同じです。
ですが、この短さがヨーロッパの選手のサッカーが上手くなる秘訣なのです。
今回は、練習時間が長い場合と短い場合を比較して、なぜ短くても上達するのかを解説していきます。
練習時間が長いと起こる「楽しくない」「やめたい」
結論から言うと、長時間の練習は「ケガ」と「モチベーション」に関わってきます。
特に、まだサッカーを始めたてで、肉体的にも出来上がっていない身体で長時間のトレーニングをしてしまうと、成長過程の筋肉や骨を痛めてしまいます。
特に、膝のケガが多く発症してしまいます。
また、小学生の子どもたちは友達と遊ぶ時間が短くなると、「自分だけいつも遊べない」気持ちになってしまい、サッカーをやめたい気持ちになってしまいます。
ケガをすると「楽しくない」気持ちになり、友達と遊べないと「やめたい」気持ちになります。
サッカーが上手くなるには、「楽しい時間」を多く作って上げましょう。
それが、サッカーをする時間でも、友達と遊ぶ時間でも大丈夫です。
練習時間を短くすると逆にサッカーが好きになる理由
練習時間が短くなると、なぜサッカーが好きになるのか。
誰もが経験したことのある例を挙げてみます。
【普段は行きたくない学校だけど、夏休みの終盤ぐらいから早く学校に行きたくなる】
このような経験したことありませんか。
普段は当たり前で、行きたくなかった学校も行かなくなったら行きたくなる。
サッカーの練習にも、この現象を活かしてみると。
【普段は3〜4時間ぐらい練習するけど、今日は1時間で終わる】となり、いつも以上に時間があるから自主練をしてしまったり、次の練習が楽しみになったりします。
練習時間を短くすることで、モチベーションが上がるのです。
【ヨーロッパ式】サッカーが上手くなる練習方法とは
では、ここからヨーロッパ式の練習方法についてみていきましょう。
具体的な方法は2つだけです。
- 週に3日〜4日
- 90分〜120分
練習時間が長いとだらだら練習してしまいますが、練習時間を短くすることで効率よく練習できます。
大人に比べると集中力や身体的にも劣っている子ども達に、長時間の練習をさせるのは、拷問をしているのと同じです。
合宿のようなチームとして、サッカー以外の面でもレベルを上げる場合は別です。
90分はチームでしかできない練習(ボール回しやゲーム形式)をして、30分は個人の技術を上げる練習をしたり、体のケアをする時間に回すのもありですね。
少ない時間だからこそ、徹底して効率よく練習ができるし、練習のしすぎによるケガの予防にも繋がります。
短い時間の練習は、
- 効率の良い練習
- モチベーションのUP
に繋がります。
ぜひあなたのチームに取り入れてください。
まとめ
練習時間が少ないメリットを解説してきましたが、ただ練習の時間が短いだけじゃサッカーは上手くなりません。
だらだらウォーミングアップをして、ボール回しをして、90分経ったので終わり。
このような時間の使い方だと、たとえケガをしなかったとしてもサッカーが上手くなりません。
もう一度言っておくと、
- 効率の良い練習
- モチベーションのUP
が大切です。
サッカーは試合だけじゃなく、練習から戦術的にいければ短い時間でも上手くなれます。
短期的な成長よりも長期的な成長を見守ることを意識して、サッカーの楽しさを伝えていきましょう。
サッカー歴は10年以上にもなり、県選抜候補に選ばれたことも。自身経験を活かし、地元の小学生に指導した経験も持っている
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