苦手な足が非利き足とは限らない??

鈴木陽二郎 練習法

こんにちは。

YJRです。

今回の記事は、前回の記事と併せて読んで頂けると幸いです。

逆足が苦手な理由は、認識の中心がボールになっているから!?

といっても、アンサー記事でもなんでもありません(笑)

前回記事を書いていて浮かんだ、「こんなパターンもあるよ」というのを紹介しておこうと思いました。

ところで、「苦手の足」=「非利き足」をイメージされる方は多いですよね?

前回の記事で紹介したクラブハウスでご質問いただいた方も、苦手の足(逆足)は非利き足だったので、記事のイメージとしても「苦手の足」=「非利き足」となりました。

ですが、「苦手の足」=「非利き足」とは限らないです。

何故なら、私が「苦手の足(得意の足)」≠「非利き足(利き足)」なのですから!(笑)

ちなみに、私のように「苦手の足」≠「非利き足」の方は、結構いる印象です。

そして、「苦手の足」≠「非利き足」になる理由は、大きく分けると2つのパターンがあるのではないのかな?と考えています。

その2つのパターンは

  1. 怪我や環境の影響
  2. 癖がつえぇ(笑)

です。

解説していきます!!!

あくまでもYJR的主観ですので、ご容赦ください(笑)

怪我や環境などの影響が考えられる

私を例にしますと、私はばりばりの右利きです。

ドリブルは右足が出やすいですが、キックに関しては左足の方が蹴りやすい(得意の足)です。

蹴り方教室のパスのデモンストレーションは左右蹴りますが、シュートのデモンストレーションは非利き足である左足のキックのみです。

何故なら、利き足である右足のシュートが苦手すぎるからです。

といいますか、右足がスムーズに動かないのです。

なぜ、利き足が苦手の足になっているかと考えてみると、過去の怪我の影響だと考えられます。

過去の怪我の影響で、右足のキックを上手く蹴る事ができない動き(形)しか、作れなくなったようです。

特に、強く蹴るためにうまく体が動いていない実感をもっています。

ですので、ロングキックも左足のが圧倒的に得意です。

特に

  • 軸足(左足)のお尻
  • 右足の腿前の足の付け根

は、キックに限らず筋トレなどでも、逆足に比べると上手く動かないです。

上手く動かないために、筋肉痛も左右差があることも多いですね。

そのような自分の実感から、蹴り方教室で「苦手の足」≠「非利き足」になっている方にお話を聞くと、私と同じように怪我の経験がある方が多かったです。

「苦手の足」≠「非利き足」になっていることを、怪我の影響だと自覚されている方もいれば、自覚のない方もいらっしゃいました。

その他、仕事の環境の問題でどこかしらを酷使して、体のバランスを崩してる方もいらっしゃいました。

怪我や環境の影響など、何らかの原因で上手く動かない機能(上手く蹴れない形にしかなれない)になってしまい、「苦手の足」≠「非利き足」になってしまったのだと思います。

癖がつえぇ(笑)

利き足で強烈な「認識の中心がボール」な状態でキック練習をし過ぎて、強めの癖が身についてしまいます。

結果、まっさらで癖がない非利き足の方が蹴りやすくなる事が沢山目撃してきました(笑)

実際、1月中に蹴り方教室を2回やったのですが、見事にサッカー経験者の方数名が癖強めで苦労してらっしゃいました

ご自身では、よかれと思って取り組んできたことが、仇になってしまうわけです。

沢山蹴り込んできた事で、蹴り込んできた形でしか力が発揮できない状態(限定的、特異的)になってしまいます。

そうなることで、それ以外の形では力が発揮しづらくなり(ご自身が作ってきた形以外違和感となって蹴りづらくなる)、結果として癖がない非利き足に柔軟に対応できてしまう流れになっています。

例えば、利き足で「ボールをオープンに置く」事でひたすら蹴り込んできた方は、「ボールをオープンに置いて蹴る」ことが強めの癖となります。

その結果、「ボールをオープンに置けない」時は、とても蹴りづらい状態になるわけです。

「ボールをオープンに置けない」時は蹴りづらい事になり、逆足である非利き足は「ボールをオープンに置かない」と蹴れない強め癖がありません。

なので、ボールをオープンに置けなくても蹴れるといったわけです。

ですので、限定的な状態でしか力を発揮できない仕様となったために、それ以外が蹴りづらい。

それ以外の方が多いフットボールですので、結果として、「苦手の足」≠「非利き足」となっていくのだと思います。

ただ、これは自覚がない方がほとんどでした。

フットボールはタイミングのエラーがほとんどだけど、技術的なエラーだと思うから話の辻褄が合わない。

そもそも、フットボールは形が変わる事が前提のスポーツです。

自分の形でしか力が発揮できないのは、プレーを難しくする可能性があります。

なぜなら、自分の形以外の形がとても多いスポーツだからです。

そして、現状と形があっていないことを気づかず、形があっていないままプレーすることでエラーは確実に増えます。

やっかいなのは、そのエラーが「現状の形にあっていないから起きたエラー」という捉え方が出来ず、「技術的なエラー」としてそこでもまた誤った捉え方をして一向には改善されないことです。

また、例えていきます(笑)

ややこしい言い回しになってますが、気にせず一気に読んでください(笑)

プレー中、今の状況では「ボールをオープンに置い(く)」たらパスが通らない(シュートが入らない)のに、「ボールをオープンに置かないと蹴れない」から、「ボールをオープンに置いてから蹴った」ら、既にパスは通らない状況になっていてエラーになってしまう。

そこで、「ボールをオープンに置いて蹴る質が低いからエラーが起きた」(技術的なエラー)と考えてしまうと、「ボールをオープンに置いて蹴る」力のレベルを上げようしてトレーニングする。

しかし、このエラーは、「ボールをオープンに置いて蹴る」の技術的なエラーではなく、「ボールをオープンに置いて蹴る」事によって起きたタイミング(認識)のエラーです。

なのに、エラーの内容に気づかず、技術的なエラーとして「ボールをオープンに置いて蹴る」力を更に上げようとトレーニングしてしまいおます。

すると、更に、「ボールをオープンに置いて蹴る」以外への対応はますますできなくなり、蹴りづらい領域が増えていく。

という流れですね(笑)

一気に読むと落語か早口言葉みたいになりますので、是非挑戦してください(笑)

過去記事にエラーの分類に関して記事がありますので、併せてご覧ください

味方を認識することで、ボールを持ち直すこともなくタイミングを逃さない

改善方法は?

①、②に関しても、その状態では上手くなることは非常に難しいです。

出来れば、改善しないといけません。

まずは、認識の整理です。

どちらも共通して言えるのは、「技術的なエラーじゃないかもしれない」と疑問に思う事です。

  • ①は機能的な問題
  • ②は認識の問題

ですので、

  • キック=技術という捉え方(認識)
  • 技術は反復して習得する捉え方(認識)

では、改善されないチャンネルです。

①に関しては、キックを上手く蹴れる機能が落ちている(体が上手く蹴れない形にしかなれない)ので、その状態でトレーニングしても形の悪いまま固まってしまいますし、他の障害の原因もなるかもしれません。

  • 治療
  • リハビリ
  • 機能改善
  • 体質改善

をしないと、上手く蹴れる機能は戻りません。

なかなか自分自身では難しい事ですので、トレーナーやドクターなど専門的な知識がある方にご相談ください!

②に関しては、「認識の中心をボール」から「認識の中心を目的地」に書き換えることでクリアできます。

①は、②より難しい場合もあります。

なぜなら、時として

  • 治療
  • リハビリ
  • 体質改善

などが、必要になる場合があるからです。

ですが、②はいますぐできます。

突然上手くなった方は、「景色がかわった瞬間にうまくなった」という方が多いです。

自分が見ている今の景色(捉え方、認識)を認識し、そして、今見ている景色は「上手くいかない景色」だと理解しましょう。

上手くいかない景色を見ている以上は、うまくいきません。

上手くいく新しい景色(捉え方、認識)を理解し、挑戦してください!

この記事を書いた人鈴木 陽二郎鈴木 陽二郎
(株)エフネットスポーツ
FFCカレッジフットサルリーグ担当
新しい概念を吹き込んで上達に導く“フットボールコンセプター”
今まで、小学生から社会人まで男女を問わずフットボールを教えてきた。また、その理論や新しい概念(コンセプト)を提案して上達させるアプローチはプロにも評価されおり、現役Jリーガーからのサポート依頼は絶えることがない。育成においては、2014年よりキックの上達に特化した「蹴り方教室」主宰し、社会人をはじめ、小学生から大学生チームを指導して、数時間で「ボールの球筋が格段に変化する」「メニューをこなしていくと、自然に考える力と技術が身につく」など、すぐに圧倒的な結果が出る事例多数。また、「概念を変えることでプレーが上手くなる」という上達アプローチは、多くの指導者に影響を与え、日本代表の長友佑都選手の専属コーチである鬼木祐輔コーチなど、多くの優秀な指導者から絶大な支持を受けている。