【サッカー】ボールフィーリングを徹底的にトレーニングする
新型コロナの影響で、中学も高校も全国大会が中止になりました。
中学3年生や高校3年生はがっかりしています。
でも、収束すればインタハイや全中に変わる大会を開催しようという動きがあります。
各種大会は感染拡大防止のために中止になりますが、サッカーというスポーツそのものが無くなるわけではありません。
今、私たちに出来ることは収束後にベストなスタートを切れるようにコンデションを整えておくことです。
個人のコンデション作りってどういうことでしょうか。
SNSを見ると皆さん工夫しているなと嬉しく思います。
動画をアップしているお父さんやお母さんも頼もしく思っているようですね。
ボールフィーリングを徹底的にトレーニング
SNSにアップされている自主練習はボールを使ったものが多いです。
リフティング、ドリブル、ジンガなどですね。
ボールフィーリングを高めることは小学生のトレーニングではとても大事な事です。
しかし、毎週のように試合が続く時期は個人毎の自主練習にまかせていました。
大会がない今こそ、個人技術、特にボールフィーリングを徹底的に磨くチャンスです。
ボールが使える場所、人が少ない場所、時間帯を見つけてトレーニングしましょう。
グラウンドリフティングと言われる練習
ノーバウンドでボールを蹴り続ける練習がリフティングだとすれば、グラウンドリフティングはどんな練習でしょうか。
それはクーバー・コーチングの看板メニューとも言える「ボールマスタリー」です。
地面に置いたボールを両足のあらゆる場所を使って自由自在に移動させる。
ステップワークもバランスも鍛えられますが、何よりもボールタッチがよくなります。
ボールのどこをどれくらいの力でタッチするとどんな動きになるのか。
ボールにタッチする時は必ず片足立ちになるけど、どこに軸足を置けばいいのか。
自分のペースで最初はゆっくり、少しずつスピードアップしていくことで、実践に使えるスキルが身につきます。
狭いスペースでトレーニング出来ますし、ボールを蹴らないので音が気になる場所でも練習できます。
わたしが今手にしているのは「Improve Your Game ~1対1スキルを向上させるための練習法」というDVDです。
自粛期間にオススメボールマスタリーで難度をあげていく方法
1対1などの対人トレーニングがメインですが、1対1でボールを奪われないためのスキルとして「ボールマスタリー」が取り入れられています。
私のチームでは、3年生以下のトレーニングメニューとして指導してきました。
4年生以上の選手たちに「アップはマスタリーやっといて」と言うと、体が覚えているので、自然に体が動きはじめます。
リフティングはミスをすると「あ、失敗しちゃった」という気持ちになります。
落としてもいいから続けるという習慣がないと動きが止まってしまいます。
マスタリーもタッチミスをすると「おっとっと」という顔になりますが、そこで動きが止まることはありません。
ひとつのメニューを1分やるだけでも、10種類やれば15分近くのトレーニングになります。
全身運動になるので今の時期なら大汗をかくでしょう。心肺機能のアップにもつながります。
ボールマスタリーで難度をあげていく方法
ボールマスタリーはある程度続けると誰でも出来るようになります。
スムーズに素早く出来るようになったなと感じたら、難度をあげていきましょう。
私がチームで取り入れている方法がいくつかあります。
・1分間(30秒でもよい)のタッチ数を増やしていく
・出来るだけボールを見ない
・コーチの指示でメニューを切り替える
というものです。
タッチ数を増やす方法は、ミスしたらゼロになるので速く正確なタッチが求められます。
出来るだけボールを見ないという練習は、選手たちの前方10mほどの位置に、コーチが赤や青のマーカーを持って立ちます。
コーチは、マスタリーの最中にホイッスルとともにマーカーを頭上にあげます。
選手はそれを声に出します。
「あか」、「あお」、時には手だけ上げて「なし!」というフェイントも入れます。
ホイッスルの合図なしで上げるともっと難度があがります。
そして、メニューをコーチの指示で切り替えることも難度アップになります。
「プルプッシュV」「トゥタップ」「ステップオーバー」など、コーチの声がけで瞬時に動きを変えていきます。
同じ動きを続けていると頭も体も予測してしまいますが、休憩を入れずに瞬時にメニューを切り替えることで、頭と体への刺激になります。
コーチの代わりにお父さん、お母さんがコーチ役も出来ます。
外に出てトレーニング出来る環境なら、ぜひ取り入れてみてください。
姿勢が悪くなりがちな生活が続きますが、サッカーは姿勢が大事です。
ボールマスタリーもよい姿勢を心がけましょう。
頑張ってください!
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