【三浦コーチ】ボールを取りに行けない選手の特徴

スキルアップ 練習法 講師

ウチのチームには女子もいます。一番小さい子は小学2年生です。

小学1年生の春からサッカーを始めたのですが、ちょっとちびまる子ちゃんに似た元気な子です。

男子に負けないプレーで将来が楽しみです。

さて、今回は読者の方から、質問メールを頂きましたので、ご紹介します。

——————————–ご質問内容(ここから)——————————–

●学年
小学2年生 女子

●競技歴
3年

●リフティングの回数
10回

●得意なプレー
運動量が豊富です。

●苦手なプレー
・ボールをキープすること
・相手のボールを取ること

●現在抱えている悩み

女の子のためか、人に当たるのを怖がり、プレスが来たりすると、すぐに諦めたりボールを蹴ってしまいます。

ボールへの反応は早いのですが、取りに行くとかの動きができません。

どのように伝えて良いのか分からなくなっています。

宜しければアドバイスをいただけると嬉しいです。

ご質問ここまで。

——————————–三浦からの回答——————————————

小学2年生の女の子ですね。

ウチのチームにも同じ学年の女の子がいます。

なでしこの卵ですね、将来が楽しみです。

■リフティングについて

さて、サッカーを始めて3年ということでまだ小学2年生ですが、リフティングも10回出来て、運動量も豊富との事ですね。

リフティング10回は立派です。

うちのチームの子はまだ3回か4回しか出来ません。

頑張らないといけませんね。

リフティングがコンスタントに10回出来るのであれば、学年×10回の【20回】を目指しましょう。

インステップのリフティングだけでなく、両足のインサイド、アウトサイド、太もも、頭も使ってやってみましょう。

リフティングは回数よりもいろんな所で出来ることでよいプレーにつながります。

■対人プレーについて

さて、悩みの「対人プレー」ですが、お子さんのような子はめずらしくはありません。

僕の経験では、このような選手は男女問わずいるようです。

ボール扱いは得意だけどぶつかり合うのが苦手・・・という子ですね。

逆にぶつかり合うのは得意だけど、ボール扱いが苦手という子もいます。

バランスよく指導していかないといけないと感じています。

おそらくこれまでの3年間でもボールコントロール中心の練習だった可能性もありますがいかがでしょうか。

サッカーは、相手とボールを奪い合うスポーツです。

僕はボールコントロールと同様に人に対して向かって行く動きを重要視しています。

難しい練習ではなく、鬼ごっこが基本です。

お子さんは、鬼ごっこなどではどうでしょうか。

積極的に捕まえにいく方でしょうか。

まだ2年生なので男子を意識するということは考えにくいです。

もし、鬼ごっこでも消極的なら、サッカーでは人に近づいてボールを奪うこと、体を当てることも大切だから少しずつ頑張ろうというアドバイスをしたいですね。

■具体的な体の当て方

いわゆる対人プレーの中にはボディコンタクトというものがあります。

ショルダーチャージに代表されるように、体を当てることはルールでも認められています。

やみくもに当たるというのではなく、体を相手に当てる場所は腰(お尻の横)で当たるとか、肩で当てに行くとバランスが崩れやすいので、僕は腰(お尻の横)でドン!と当てよう、体をねじ込もうと教えています。

手で押してはいけないが、ボールを持っているときに、腕を広げてガードすることはよいとか。

体の使い方を少しずつ学んでいくとよいでしょう。

体を使わないと「損」するよ、という発想です。

■体を使う意味

手始めに「相手とボールの間に体を入れることでボールが奪われにくくなる」「相手から遠い足でボールを扱う」ということを意識させてみてください。

習慣化するために、自宅、室内でも親子で出来ます。

時間があれば、親子でボールを使った練習をしましょう。

前方にボールを転がしてふたりでボールを奪いあいます。

ボールに触るよりも、相手にボールを触らせない動きをします。

ボールに近づく前に、相手の前に体を入れます。

背中で相手をブロックしながらボールにタッチしましょう。

サッカーが楽しくない!とならないように少しずつ慣れていくと自分でも「これはイケる!」という実感が湧いてプレーに変化が出てくるものです。

サッカーはボールを持つと相手が寄ってくる仕組みになっている。

そこを理解しながら練習してみてください。

頑張ってください!

■まとめ

盛りだくさんの内容になってしまいましたが、サッカーではボール扱いと同時に、相手を見ることや味方を見ること、そして体を上手く使ってボールを奪う、奪われないという動きを身につけることが必要です。

ぜひ、全身を使って思い切りサッカーを楽しんでください。

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