待つのではなく奪いにいく守備をしよう

ディフェンス

サッカーのディフェンスでの1対1について、相手の出方を見るような待つディフェンスを教えられている選手も多いと思います。

自分も学生時代は、コーチやチームメイトにそのように教わったりアドバイスをもらいました。

しかし、ヨーロッパのリーグや日本代表の試合を見ていると、より積極的にボールを奪いにいくディフェンスが求められているように見えます。

そこで今回は、ボールを奪いにいくディフェンスについて考えていきます。

ボールを奪いにいくメリット

試合の主導権を握れる

積極的にボールを奪いにいき、実際に奪うことで試合の主導権を握ります。

もし、ボールを奪いにいかず待っていれば、相手がボールをキープし相手のペースで試合が進んでしまいます。

自分たちのペースで試合をしたければ、ボールを保持率を高くしなければなりません。

そのためには、待って守るだけではなく奪いにいく姿勢が重要になります。

カウンターにつなげれる

ボールを奪う守備が出来れば、そのままカウンターにつなげることが出来ます。

そうなれば、ディフェンスは単にディフェンスではなく、ディフェンスはオフェンスになっていきます。

どういうことかというと、例えば中盤で待つディフェンスをしたとします。

そこでディフェンス出来たとしても、ボールは相手が持っています。

一方、奪いにいくディフェンスをした場合、中盤でボールを奪うことが出来れば、そのままカウンターで相手のゴールへ迫ることが出来ます。

つまり、奪うディフェンスは、ディフェンス自体がオフェンスになるということです。

奪いにいくディフェンスに必要なこと

かわされることを恐れない

奪いにいくディフェンスは、待つディフェンスと比べるとどうしてもかわされるリスクが高くなります。

しかし、かわされることばかりを考えていると、奪いにいくディフェンスはいつまでも実行できません。

トライ&エラーを繰り返して、どういう時に奪いにいけば良いかの判断と技術を上げていきましょう。

その時に特に必要なのは、奪いにいくという強い意志になります。

フィジカルを上げる

奪いにいくディフェンスは、待つディフェンスに比べてフィジカル能力を必要とします。

特に、力強さは大切です。

体の押し合いに簡単に負けてしまっては、ボールを奪いきれないからです。

一番効果的なトレーニングとしては、1対1の練習を繰り返すことです。

ぶつかり合いや押し合いを繰り返すことで体が慣れてきますし、自然と必要なフィジカルが身についてきます。

また、1対1の中で腕や足に筋力不足を感じたならば、それを補うような筋トレを行うと良いです。

寄せてプレッシャーをかける

自分のマークにボールが渡る時に、出来るだけ寄せると相手にプレッシャーがかかります。

トラップが大きくなれば、そのまま詰めてボールを取れます。

トラップがうまくいったとしても、しっかり寄せていると相手の出来ることは限られます。

寄せてきたのを利用して巧いフェイントを使う選手もいますが、基本的にはしっかり寄せて相手にプレッシャーをかけることが大切です。

足を出す場所を考える

相手がキープをしている時に、相手の進行方向だけに足を出そうしているディフェンダーを見ることがありますが、その選択肢だけだともったいないです。

良いディフェンダーは、相手の股や裏からも足をだしてボールを触っています。

ファールになってはいけませんが、足を出せる場所を探す意識は大切です。

さらに柔軟性や筋力を鍛えれば、より足を出せる範囲が広がっていきます。

まとめ

ブンデスリーガでボランチとして活躍する遠藤航選手は、日本人のイメージを変えてくれました。

ボールを奪うことを武器にすることが日本人でも出来る、というイメージです。

その遠藤航選手が、ある動画で言っていた言葉が印象的です。

ボールを奪うことについて聞かれて、「飛び込むか飛び込まないかで言えば、飛び込めですね。」と述べていました。

これが、ボールを奪うための確信をついていると思いました。

そのためには、失敗を恐れずに挑戦をすることです、

是非、挑戦をしてボールを奪う技術を身につけて下さい!

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この記事を書いた人武内颯馬武内颯馬
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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