少ないシュートでもワンチャンスを活かせる方法
三浦です。
ワールドカップ最終予選の日本代表対オーストラリア戦ですが2-1で勝てて本当に良かったです。
決勝点はオウンゴールでしたが実質は浅野が決めたようなもの。
これまではあのようなボールはクリアされたり、ゴールを外すこともありました。
サッカーの神様がやっと微笑んでくれたような気がします。
どちらに転がるかわからない何が起こるかわからないのがサッカーの楽しさですが、シュートを何本打っても入らない時は入らないです。
しかし、少ないシュートでもワンチャンスを活かせることもあります。
少年サッカーを指導する時にはこのような運命のいたずらのようなことで一喜一憂しないように心がけています。
シュートを打っても打っても入らないとき
代表戦ではありえない場面ですが、少年サッカーではたまに見かけます。
攻めていて、シュートを何本も打つのですが、ことごとくキーパーの正面とか、取れる範囲に打ってしまって、結果は引き分けてしまうような試合があります。
少年サッカーあるあるなのかも知れませんが、余裕でシュートが打てる時には意外とキーパーを見てシュートを打ってしまうものです。
また、普段のシュート練習で、キーパーの取れないコースを狙って打つという習慣がない選手も当てはまりますね。
自分のチームのシュート練習では、キーパーの肩口を狙っても入っているので、対外試合でも入るだろうという考えは間違っています。
それと、キーパーはボールとゴールの中心を結んだ線上に立っているので、ペナルティエリア付近のシュートはほとんど手が届きます。
シュートを打つ気満々で足を振ると、キーパーには足とボールが丸見えなので、蹴られるタイミングがよくわかります。
打っても打っても入らない理由はざっとこのような感じですね。
ワンチャンスを活かせるプレーとは
一方、ワンチャンスを活かすためにはどうすればいいか。
相手に攻められている時には相手ディフェンスラインの裏には広いスペースがあります。
ボールを奪ってカウンターアタックを仕掛ける時にフォワードが上手く裏を取ることが出来た!
こんなシーンは少年サッカーでもよく見られます。
相手の裏を取れた時にどんなプレーをするかキーパーと1対1になった時、どんなシュートを打つか。
フォワードのセンスが問われる場面ですね。
相手に判断の余地を与えないように裏を取ったらゴールへの最短距離を進みます。
相手キーパーは前に出てくるはずなので、そのタイミングでコースを狙います。
シュートはグラウンダーがよいです。
出来ればシュートモーションを小さくすること。
大きく踏み込んでシュートを打つとタイミングが読まれてしまいます。
シュートはコースも大事ですが、タイミングがもっと大事だと思います。
チーム練習でもタイミングを意識したシュート練習ができるといいなと思い、メニューを工夫しています。
ゴールエリア内の効果的なシュートとは
サッカーではゴールのほとんどはゴールエリア内から打たれたシュートだと言われています。
ゴールエリア内にはキーパーをはじめ、相手ディフェンダーがたくさんいます。
そんな時に一瞬のスキをついてゴールを決めるために効果的なキックを身につける必要があります。
アウトサイドを使ったキックは瞬間的な動きなので効果的です。
ただし、利き足でないアウトサイドでも蹴られるようにならないといけません。
確実に決めようと利き足のインサイドで蹴るくらいなら利き足でないアウトサイドで蹴った方がチャンスになる可能性があります。
こぼれ球を押し込む時もアウトサイドは有効です。
三浦のチームでは「ダブルボックス」という練習方法でとっさのシュートに対応しています。
ペナルティエリアを2つくっつけた大きさのコートを作ってゴールを設置します。
その中で4対4や5対5をやります。
ペナルティエリア内なのでボールを持ったらすぐシュートですが、そのシュートが入るとは限りません。
こぼれ球を狙う感覚を養うことにもつながります。
キーパーは確実なキャッチとセービングを使い分ける必要があります。
フィールドプレイヤーはボールを持ったら相手ペナルティエリアに侵入するか、コースが空いていればシュートを打つという感覚を身につけることができます。
ぜひ、ダブルボックスのトレーニングに挑戦してみてください。
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小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。
好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。
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