【鬼木コーチ】コツとか意識のお話

スキルアップ DVD教材 鬼木祐輔

こんにちは、ご無沙汰しております。鬼木です。

今、世界中がCovid-19感染拡大のため、日常を奪われてしまっていますね。

僕の住んでいるトルコも、かれこれ1ヶ月ほど外出規制が強いられていて、お店も1ヶ月前からスーパーと薬局以外の店の営業が制限されています。

ここ2週は週末に外出禁止令が出ていてスーパーにすらいけない状況です。

そんな生活が1ヶ月ほど続いていますが、感染者は毎日4,000人弱ずつくらい増えています。(4/19現在世界7位の感染者数86,306名)

トルコは毎日4万件くらいの検査をしているので、感染者が増えているのはそのせいなんですが…日本の皆さんも長い戦いになると思いますので気を落とさずに、そんな中からも楽しめる何かを見つけられるといいですね。

 

自主練の質を高める方法

さて、今回はメルマガ復活第一弾として 『コツ』や『意識』 について僕の考えをお話ししていこうと思います。

具体的に何をやるという紹介ではないのですが、何をやってもこの捉え方が出来ると、自主練の質が高まるのではないか?と思っています。

自粛期間中は一人で練習する機会が増えると思うので、その際に皆さんの練習の質が高まる何かのキッカケになれば幸いです。

 

『コツ』や『意識』 について

この期間多くのアスリートが自身の行っているトレーニングや練習等を動画で配信してくれているのを見かけると思います。

その際にそれぞれのアスリートがそのエクササイズをやるにあたってのポイントやコツ、意識するところなどを紹介してくれていると思います。

僕自身もよく『〇〇をやるコツはなんですか?』とか『何を意識したらないですか?』 という質問を受けます。

そこで僕なりのポイントやコツをお伝えするのですが、なかなかうまく伝わらず「しっくりいきません。」などと言われることは少なくありません。

どうやったらうまく伝わるかな?とこの期間僕なりに色々と考えているのですが、その中で気づいたことがあります。

イメージとして 『コツ』や『意識』などは『点』として認識されることが多いのではないか? 言うことです。

 

キックを例に出して考えてみましょう。

例えば、キックのポイントとして

・軸足をしっかり踏み込む

・軸足側の腕を大きく振りかぶる

・蹴り足を後ろにしっかり引く

・足首をしっかり固定する

・膝下を速く振る

とかがよく言われるキックのポイントだと思います。(僕は一つもコツにしてないやつですけど…)

 

こういうポイントを聞いて何かをするときに、全部をいっぺんに意識してやることって、あまりない気がしています。

どれかを抽出して意識し続けることが多いのでないでしょうか?

例えば足首の固定を意識するのであれば、足首の固定のみを意識して動きの中でやることが多いと思います。

 

このように意識やコツと言うのは、どうしてもその人が「やってる中で意識に上る部分」を紹介することになると思いますが、1つの動作の中で行われている事と言うのは、それ以外にもたくさんあると思います。

上に挙げたようにキック一つをとってもたくさんやっている事はありますが、本来は様々な動きが一連の流れとして行われています

 

プレーは一連の流れの中で行われている

しかし、何かを意識しすぎてしまうと本来一連の流れの中のポイントでしかないのに、その点に意識を持っていかれすぎて本来意識すべきではないところまでも意識をしてしまって、上手くいかなくさせてしまっていることが多く起こっているのではないのか?という気がします。

ですので、コツや意識と言われるものは、ではなく『一つの線』として考えると良いのではないかと思うのです。

一つの意識が次の意識を呼び込むような、繋がりのある認識になるとやりやすいのではないか?と。

そこで、その動作やプレーで苦手な部分がどこなのかというのをまず自分自身で分析するのが大事なのかと思います。

そのためにはまずその動作やプレーを何分割かするところからはじめましょう。何分割するかはその人次第ですが、分割したそれぞれに意識するポイントをまとめましょう。

 

無意識化することが大事

その一連の意識を意識しながらやる中で、どこかで意識が滞ったり強くなってしまったりしないかな?と自分の認識の癖を見極めてください。

成功してる時、失敗してる時、それぞれに共通するような意識の滞りが見えてくるはずです。

それを続けていると分割したうちののいくつかは意識しなくてもよくなり、より滑らかな線になって行きます。

その線が最も滑らかになった時に『無意識化された』というような話につながってくるのだと思います。

そして、逆にここだけ意識しておけばできるなと言うようなことが出てくると思いますが、それはあくまで一連の線を引き出すようなポイントで、そういうのがコツとか意識する所みたいに言われがちなものなのかなと最近は思っています。

世の中に出回っているコツやポイントというのは、それぞれの人がこのような過程を通して抽出して生み出されたものが残っているのだと思います。

しかし自分自身が本当に意識しないといけない事とマッチしない事は多いような気がしています。

ですので、自分自身で一連の線としての意識を作る事ができると、振り返りやすくなると思いますし、その意識をもとにやっていくと新たなコツや意識の引き出し方も見えてくる思います。

もちろん初めから自分で作り出すのが難しければ、いろいろな方の話を聞いてまとめてみる。というのも良いと思います。

 

まとめ

・一連の流れとしての意識の中で、

・適切なタイミングで適切な意識が出来ているのかな?

・その意識が次の意識と繋がっているかな?

・意識しなくていいことをいつまでも意識していないかな?

・いつまでも一つのことに意識が持っていかれて、意識が滞っていないかな?

・意識するのが早すぎていないかな?

などと振り返りながら、意識を『点」ではなく『線』にして、この期間の自主練を楽しんで欲しいなと思います。

お手本になりそうなことは僕のSNSでも随時紹介しているので、Twitter、Instagramで @norishirodukuri と検索してみてください。

それでは、皆さんお体に十分気をつけて、この期間を充実した助走期間に出来るようにしていきましょう!

 

 

鬼木祐輔(フットボールスタイリスト)

日本唯一の「フットボールスタイリスト」。小学生から大学生まで6,000人を超える上達をスタイリング。2017-18シーズンから長友佑都の専属フットボールスタイリストに。短期間で上達させる指導ノウハウが支持され海外にいても指導オファーが絶えない。著書に『重心移動だけでサッカーは10倍上手くなる』がある。

 

 

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