オリンピックから学ぶボランチというポジションの大切さとボールを奪うこと

ポジション 戦術 三浦直弥

三浦です。

東京オリンピックが始まり、日本選手の素晴らしい活躍を見て元気をもらっている人も多いのではないでしょうか。

スケートボードでは堀米雄斗選手の金メダルに感動しましたが、女子では西矢椛(もみじ)選手が大活躍し13歳の最年少金メダリストが誕生しました。

私は少年サッカーを指導していますが、6年生が12歳ですから13歳での金メダルというと驚きしかありません。

今度の練習で話のネタが出来て、嬉しいです。

サッカーは男子の活躍が目立ちますが、女子も決勝トーナメントに進出することが出来てよかったですね。

あとは、1戦1戦を大事に泥臭く勝ちを目指していけば、結果がついてくると思います。

澤穂希さんが、なでしこジャパンにかける思いが報道を通して伝わってきますが、テクニックや戦術面のアドバイスでなく「泥臭く戦って欲しい」というコメントにバロンドールを受賞した澤さんだから言える言葉ですよね。

今回は、東京オリンピックのサッカーを通して、ボランチというポジションの大切さとボールを奪うということについてお伝えします。

小学生の8人制サッカーにボランチはあるのか

ボランチというと守備的な中盤のポジションを指しますが、大人のサッカーでは

  • ワンボランチ
  • ダブルボランチ

というように、フォーメーションによって人数が変わってきます。

大人の11人制サッカーでは、4バックや3バックの前にボランチを置いても、中盤とフォワードの選手を配置することができます。

  • トップ
  • ミッドフィールド
  • ディフェンスライン

という3つのラインのうち、ミッドフィールドにボランチを置くことで、ラインが4つになり厚みがでます。

しかし、小学生の8人制サッカーでは、バックは3バックか2バックが多く、3バックだとフォワードにひとりを配置すると中盤は3人になります。

この3人が横一列にならぶと、センター付近の選手がひとりになってしまいます。

ボランチを置くなら、2バックにしてボランチをひとり、トップ下をひとりサイドハーフを左右にひとりずつというダイヤモンドの形でしょうか。

そもそも小学生のサッカーにボランチが必要なのか、考えてみました。

センターハーフとセンターバックの役割

8人制サッカーのポジションとして代表的な3-3-1の場合は、センターバックとセンターハーフの2人がコートの布陣の中央となります。

ボランチは、センターバックの前で守備的なプレーをすることが役割なので、センターハーフの選手が守備を意識してプレーすることで、ボランチとしてのポジションをこなすことが出来ます。

また、センターバックの選手が、上がり気味のポジションをとって守備的な中盤となることも出来ます。

ポジショニングでボランチ的な対応が難しいという場合、相手チームの攻撃が強力な中央突破が武器という場合は、特別にボランチというポジションの選手を置くことも考えられます。

そもそもボランチは、守備的ミッドフィールドだけれど何をすることが役割なのか。

これについて考えてみます。

日本代表遠藤航選手と田中碧選手のダブルボランチ

東京オリンピックの男子サッカーでは、

  • 遠藤選手
  • 田中選手

のふたりが、ダブルボランチとしてプレーしています。

遠藤選手は、ブンデスリーガのシュトゥットガルトでプレーしていますが、ブンデスリーガではデュエル王に輝いています。

デュエルとは、前日本代表監督のハリルホジッチさんがよく使っていた言葉です。

1対1でボールを奪い合う場面での強さが大事だという意味ですが、チームで勝ちたければ1対1の場面も勝たなければならないですし、その積み重ねがチームプレーになるという考え方です。

遠藤選手と田中選手が、何をしているのか。

シンプルに言えば、相手のボールを奪い取ることです。

自軍のゴール付近まで攻め込まれる前に、中盤でボールを奪い取ることができれば、そこが攻撃のスタートになります。

バックラインまで押し込まれてしまうとピンチを招きますし、バックラインでボールを奪ったとしても相手ゴールまで遠いので時間がかかります。

ボランチがボールを奪い取ってくれるおかげで、前線の選手たちはリスクをかけて突破するプレーにチャレンジすることができるのです。

  • 遠藤選手と田中選手のボランチ
  • 吉田選手や板倉選手や富安選手の守備

が、日本の攻撃力を支えていると言っても過言ではありません。

中盤でボールを奪える選手は頼もしい

少年サッカーでは、ボールを持ってドリブル突破する選手を育てているように見えることがあります。

また、パスをつないだコンビネーションプレーを、練習の目的にしているように見えることがあります。

しかし、ドリブルもパスもボールがなければ出来ません。

サッカーの試合では、ボールは相手から奪わなければ自分たちのものにはなりません。

シュートを打たせないことも守備ですが、相手からボールを奪うという守備について、小学生ももっとトレーニングする必要があります。

遠藤航選手は、単純にガツガツ当たっているだけではありません。

  • ボールを奪うためのポジション取り
  • 体の使い方

が上手いので、ボールを奪うことができるのです。

指導者の中には、守備は自然に覚えるものという人もいますが、守備にも理論や技術があるので、ぜひ小学生にも身につけて欲しいと思います。

試合のベンチでコーチングをしていると、相手ボールを奪ってくれた選手は本当に頼もしく見えます。

チームメイトからも信頼を得る場面です。

バロンドールを受賞した澤穂希さんが、なでしこジャパンに「もっと泥臭くプレーして欲しい」と言っていますが、ボールを奪うプレーにこそサッカーの原点があるように思います。

少年サッカーでも、ボールを奪った選手にもっともっと

  • ナイスディフェンス!
  • ナイスプレー!

という言葉をかけて欲しいですね。

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この記事を書いた人三浦直弥三浦直弥
小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。
好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。

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