ボレーシュートができるようなる練習方法

鈴木陽二郎 講師

YJRです。

前回は「ボレーシュートのコツ」をお伝えしました。

お伝えしたコツは以下の通りです

  • 自分のやりたいことを優先しない
  • ボールの行方を見極める
  • ボールの行方を見極めてから動き出す
  • 最適な距離をスキマを確保

流れでいうと・・・

(認識の中心は目的地を大前提とし)
ボールの行方(軌道、落下地点)が分かる⇒動き出す⇒自分とボールとの最適な距離を保つ(スキマ)⇒ボールのタイミングに合わせて足を振る。です。

「ボールを足のどこの部分に当てる」かなどの技術的な事は、上記の流れが出来てからでも遅くないです。

例えば、「足の甲に当てる」としても、蹴り足の膝が折れ曲がってしまう窮屈な状態や、足が伸びきって体とボールが離れてる状態で

「足の甲に当てた」ところで失敗の確率は高くなります。

技術的なアプローチや身体操作的なアプローチ絶対的に重要です。

ですが、ボールの行方などがわからなければそれらも発揮することはできません。

と、枕が長くなってしまいましたが!

今回は、「YJR的ボレーシュートの練習のおススメは?」です(笑)

■道具を使うスポーツをしましょう!

これ一択です!(笑)

身近な道具を使うスポーツは、野球(キャッチボールも可)、テニス、バドミントンなどです。

その中で、圧倒的にバドミントンをおススメします。

野球やテニスは場所など取りますが、バドミントンは家の前や公園で気軽に出来ます。

なぜおススメなのか??

それは・・・・

  • 自分のやりたいことを優先しない
  • ボールの行方を見極める
  • ボールの行方を見極めてから動き出す
  • 最適な距離をスキマを確保

↑にならないと成立しないからです。

それと、道具のおかげで、最適な距離を確保しやすいという側面もあります。

必ず道具の長さ分は必ず離れます。そうじゃないと打てないからです。

■空間把握能力も向上する。

バドミントンはシャトルが空気抵抗などでボールとは違う軌道になります。

シャトルの軌道が想像できないと空振りしてしまいます。

慣れていくとシャトルの軌道が想像(予想)できるので、空振りもしなくなりますよね。

所謂、空間把握能力が勝手に向上してくれます。

ボレーシュートのボールの行方を見極めるには、空間把握能力が必要です。

サッカーコーチをしている友人から「今の子供はヘディングが出来ない」と聞いたことがあります。

それは、所謂「かぶってしまう」という現象が多発するようです。

これは、ボールの行方がわからない、ボールの行方が想像とズレてしまうので「かぶってしまう」わけです。

小さいころからフットボールしかしていないからというのはよく聞く話ですよね。

しかも、今はヘディングが禁止の流れにあります。

となるとフットボールでは余計に空間把握能力の向上が難しくなる可能性があります。

だったら、フットボールに拘らず他のスポーツや遊びで補っていきましょう!

■リンクする力。

例えば、バドミントンが出来ると、フットボールとリンクして話ができるようになります。

ボレーシュート(ボレーシュートに限らずキック)は足の長さ分はボールとの距離が必要で、バドミントンはラケットの長さ分シャトルとの距離が必要です。

そうでないとミスする確率があがります。

これは、私は同じ話と捉えています。

サッカーとバドミントンをわけて考える必要はありません。

最適な距離を保つという、成功の基準は同じだからです。

もちろん、「ボール(シャトル)の行方を見極める」成功の基準も同じです。

何かと何かを結びつけリンクして(出来ればそこから膨らませる)考えられる力は、フットボールにおいても人生においてもとても重要だと考えています。

■まとめ!

バドミントンしましょう!(笑)

バドミントンでボレーシュートに重要な空間把握能力の向上(道具によって)最適な距離を保もつ(スキマつくり)が期待できます。

ボレーシュートが苦手な選手はバドミントンが苦手であること可能性も高いです。

繋がりがあることだと捉えて楽しく取り組んで頂けばと思います!

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この記事を書いた人鈴木 陽二郎鈴木 陽二郎
(株)エフネットスポーツ
FFCカレッジフットサルリーグ担当
新しい概念を吹き込んで上達に導く“フットボールコンセプター”
今まで、小学生から社会人まで男女を問わずフットボールを教えてきた。また、その理論や新しい概念(コンセプト)を提案して上達させるアプローチはプロにも評価されおり、現役Jリーガーからのサポート依頼は絶えることがない。育成においては、2014年よりキックの上達に特化した「蹴り方教室」主宰し、社会人をはじめ、小学生から大学生チームを指導して、数時間で「ボールの球筋が格段に変化する」「メニューをこなしていくと、自然に考える力と技術が身につく」など、すぐに圧倒的な結果が出る事例多数。また、「概念を変えることでプレーが上手くなる」という上達アプローチは、多くの指導者に影響を与え、日本代表の長友佑都選手の専属コーチである鬼木祐輔コーチなど、多くの優秀な指導者から絶大な支持を受けている。
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