【サッカー:三浦コーチ】選手とコーチのコミュニケーション

スキルアップ 練習法 講師

7月1日から学校施設を用いたチーム活動の再開が許可されるという地域が多いようです。

6月中の学校再開で、子供たちも通学や授業に慣れて、体育の授業も行い集団行動に慣れてきた時期です。

学校関連施設の利用ルールも整い、それに合わせた活動が再開されます。

全国的には梅雨の時期なので、体育館を利用した練習も想定されます。

工夫しながらの再開ですが、コーチ仲間からはホッとしたという声が伝わってきます。

■選手とコーチのコミュニケーション

練習を始める前にコーチが練習の目的を説明しますよね。

聞いている選手と聞いていない選手がいますが、同じ練習時間で上達したいならしっかり聞きましょう。

そして、わからないことがあれば練習が始まってからでよいのでコーチに聞きましょう。

コーチは質問が来るのを待っているものです。

僕も質問されるのが好きです。

例えば、向かい合ってパス練習をしているときに、どうしてもコントロールが上手くいかず、足元で弾んでしまう選手がいるとします。

その選手はどうしたらいいのか自分で試行錯誤しているはずですが、自分で解決できる選手と解決まで時間がかかる選手がいます。

自分で考えてみて、他の仲間を動きも見てどうしても解決出来ないときにはコーチに聞いてみましょう。

コーチはコントロールミスをする選手を見て、すぐに声をかけるか自分で解決しようとしているか様子を見ることがあります。

コーチは数多くの選手を指導しているので、ミスの原因のパターンは頭に入っています。

「コントールが上手くいなかなんですけど」

と質問してみて下さい。

■コーチにこんな質問をしてはいけない?

「コーチ!これ難しすぎ!出来ない!」

という質問はあまりよくありません。

出来ないという質問の仕方はよくないので、やろうとしているけどどうしてもボールが前に弾んでしまうとか、具体的に質問してみましょう。

コーチは、こう答えるでしょう。

「ボールにタッチする瞬間に足が地面に着いているよね。
 するとボールは上がりやすくなってバウンドするんだ。
 コントロールする足を地面から浮かすようにして
 ボールをタッチしてごらん」

これを聞いた選手はすぐやってみるのですが、中には

「でも、出来ない」

と、トライせずに出来ないと答えてしまう選手もいます。

三浦のコーチングでは「やっていないのに出来ないと言わない」というルールがあります。

僕のチームでは徹底していますが、皆さんのチームではどうでしょうか。

コーチの言葉どおりにまずやってみること。

足を浮かしているか、足は出すのか引くのか、力の入れ方はどうすればいいのか。

疑問が出てくるはずです。

疑問を持ちながらなんども繰り返すことが「練習」です。

■コーチは観察している

コーチは質問してくれた選手のことを観察しています。

言葉が伝わったかどうか、間違って伝わっていないかどうか。
その動きを繰り返すことで上達できそうか。

選手はコーチが見ていてくれることを信じて、ミスを恐れずプレーしてみましょう。

もし勘違いがあったときにすぐに気づいてくれるかも知れません。

コーチの言っているイメージ通りのプレーができたときにはコーチから「グッド!」という声がかかるでしょう。

コーチがグッド!と言ってくれたときのプレーをしっかり覚えて置きましょう。

コーチは選手のミスを探すことはしません。上手くいったプレーを探しています。ミスは選手が自分でわかるからです。

ミスをしても上達するプロセスのミスは黙っているものです。

10回、20回と繰り返す中でよいプレーが見つかったときに「グッド!今の良かったよ!」

と声をかけるものです。

コーチもその声をかけたくてうずうずしているものです。

選手は自分のプレーのどこがよかったのか気づかないときがあります。

それをコーチが判断してくれるということです。

せっかく再開したチーム練習では、コーチとのコミュニケーションをあらためて見直しましょう。

コーチがいなければ練習になりませんし、選手がいなければ練習になりません。

コーチと選手のコミュニケーションで練習効果が発揮できます。

頑張りましょう!

 

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