【サッカー】サッカーで重要な空間認知を養う
緊急事態宣言が39県で解除になる見込みですね。
解除後でも県をまたぐ移動は自粛が必要ですが、学校が再開されるなどの動きがありそうです。
サッカー少年少女は一日も早く学校の校庭やグラウンドでボールを思い切り蹴りたい!と思っていることでしょう。
三浦のチームの選手たちは、早朝や夕方にロードワークをやっているので体力は落ちていませんよと言っています。
マーカーコーンを使ってドリブルトレーニングも行っています。
しかし、思い切りボールを蹴れる場所はなかなかありません。
グラウンドが使用出来ないし、公園も使えないからです。
リフティングやドリブルでボール感覚は身についても、長いボールを蹴ることや、蹴ってもらったボールをトラップするというスキルは鈍っているかも知れません。
■サッカーで重要な空間認知
リフティングは空中でのボールタッチですが、身長の高さ以内で行うので、空間認知を養うには物足りません。
選手の頭を遥かに超える高さで距離が20m以上のボールを蹴ること。
それも思ったところに思った軌道で蹴る。
蹴られたボールの落下点に移動してコントロールする。
できればワンタッチでコントロールしますが、無理なら2タッチでボールを地面に落ち着ける。
蹴りやすい場所にコントロールするわけですが、このような当たり前のスキルが出来なくなっている可能性があります。
ヘディングも同じことです。
コーナーキックに合わせること、相手チームのゴールキックを跳ね返すこと。いずれも空間認知能力が必要です。
■ボールを体の正面で扱うことから始めよう
サッカーが再開されても接触を伴う練習は思い切って出来ない可能性があります。
ですが、2人が20m離れてボールを蹴り合うというトレーニングなら比較的問題がないと考えます。
三浦がトレーニング再開後にトライしたいメニューのひとつに浮き球を手でキャッチするものがあります。
足でコントロールすることがなかなか上手くいかず、そのままだと効率が悪いばかりでなく、悪い癖がつくかもしれません。
ボールが飛んでくるコースに体を移動させず、足だけで行く。
ブランクのある選手がやりがちなプレーです。
そんなプレーを防ぐために、飛んでくるボールを手で受けるというトレーニングをします。
ボールは両手で体の正面でキャッチします。片腕ではダメです。
かならず両手です。
ボールが強くて手が痛くなるでしょう。キャッチする必要はありません。
手のひらで叩き落とします。
ゴールキーパーのプレーでよく見ますね。
飛んでくるボールの正面に入る。バウンドしそうなら前に出る。
両手を前に出してボールをはたき落とす。
ふわっとしたボールなら両手でキャッチしてもいいでしょう。
体の正面でボールと向かい合う。
これが大事です。
■強いボールを蹴らない、力を抜いてボールを蹴る、受ける。
三浦が「キック&トラップ」について参考にしているものがあります。
それは鈴木陽二郎コーチの教材です。
親子で学ぶ!まったく新しいボールの蹴り方2
~実戦的な蹴り方とロングキックを極める~
ブランクのある選手たちはボールを強く蹴りがちです。
ボールを強く蹴る時に選手たちは余計な力が入ります。
力み(りきみ)ですね。
力を抜いてもいい、むしろ力を抜いて蹴った方がいいボールが蹴れる。
強く速いボールを蹴る練習はしなくていいです。
脱力していいボールが蹴れるようになれば、不要だと気づきます。
トラップ、コントロールもそうです。
ボールの勢いを吸収するためには力を抜くことが大切です。
鈴木コーチのDVDを見ているとボールを蹴りたくてうずうずします。
リラックスしてボールを蹴っているのに、ボールは思うより遠くへ飛んでいます。
しかも30m離れた相手の足元にスッと収まる距離で蹴っています。
ボールを蹴ること、コントロールする感触を楽しんでいるように見えます。
サッカーはゴールを奪うことが目的のスポーツですが、サッカー発祥の前にボールを蹴る楽しさを知った人々がいたのだろうと想像します。
制限のある環境でも出来る範囲でサッカーを続けて行きましょう。
ボールがあればそれだけでもサッカーは楽しい!
頑張りましょう。
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