【サッカー上達塾】行動を変えるには見え方(視野)を変えて、見え方(視野)を変えるには自分自身を知ることが重要

鈴木陽二郎

こんにちは。

「こんにちは」を「こんにちわ」と書くのは間違いです。

YJRです。

さて、視野編は第3弾で終わりと思っていたのですが、面白いことに出会ってしまったので、前言撤回し!視野編第4弾突入です(笑)

わたくしYJRは、蹴り方教室と平行して、「鳥カゴ会」なる活動もしております。

そんな鳥カゴ会で、「見え方が変わった瞬間」に出会ったのお話です。

前回同様、

  • 自分が視野が狭くなってしまいがちだと感じている方
  • 周りに視野が狭いといわれてしまいがちな方
  • チームメイトやお子さんが視野が狭いぞ感じる方

などなどに、ヒントになりそうなお話になりそうです。

それは、「自分を知ること」がとても重要だぞ。な予感です。

知ってるつもり、出来てるつもりになってませんか?

典型的な筒状視野のT選手

鳥カゴ会に参加してくれたT選手。

T選手は、大学サッカー部に所属しています。

そんなT選手。

鳥カゴ会でのポゼッショントレーニングで、首を振る回数はとても多いのですが、いとも簡単にDFにパスカットされていました。

パスカットされるということは、DFの位置や意図はほぼ認識していない事でもあります。

しかし、首を振る回数は多い。

ということは、首をふったところでDFは見えていない。

前回にも例として出しましたが、T選手に話を伺うと見たいものを中央に置き、見たいもの以外は見辛くなる、典型的な筒状の視野でした。

首振り禁止!の真意は?

筒状の視野のまま首をふったところで、見えているのは中央部分だけ。

手で双眼鏡を作ってください(笑)

手で、筒状の視野になりますよね。

その状態で早く首振っても、認識はとてもしづらいわけです。

T選手には

  • 人間の視野の上下130度、左右200度見える仕組みなっている
  • 人間は見たいもの以外は見えづらい仕組みになっている

という人間の仕組みを伝え、「見たいものを中央に置いていませんか?(筒状の視野)」と問いかけてみると、「まさにその通りです」との答えが。

T選手は、私に指摘されて初めて「自分が見たいものを中央においている(筒状の視野」事に気づいたようです。

そして、「それはいくら首振っても見えませんよね」と理解を示してくれました。

私がT選手に課題として、「首振り禁止!」を申し付けました(笑)

なぜ、「首振り禁止!」にしたかは、皆さんでお考え下さい。

見え方が変わった瞬間に立ち会えた喜び

最初は、今まで培ってきた自分が邪魔をして苦戦していましたが、慣れてくると首振りも少なくなり、パスカットされる回数も激減しました。

そんな姿をみていて、「お、いよいよ見え方変わったな」と感じたので、T選手に「見え方変わりましたか?」と問いかけてみると、T選手から「見え方変わりました!」と!

見え方変わった瞬間に立ち会えました。

ありがとうございます、T選手。

本人が見え方が変わると、こちらからもT選手の見え方が変わります。

さっきまでのT選手は、そこにいません。

認識の中心が、「見たいモノを中心に置く」から「全体像」に変わった(認識の書き換え)わけですね。

人間は、認識した形になる性質をもっている。

行動が変わったということは、認識がかわったことを意味します。

認識を変えずに、行動を変えるのは難しいです。

変わったスタート地点は

T選手の見え方が変わったスタート地点は、「自分は見たいものを中央においてる(筒状の視野)」という、自分自身の傾向(認識)に気づいた瞬間だと思います。

「見たいものを中央に置いているのが良くない」と知っていても(知識を得ても)、自分が「見たいものを中央に置いている」事に気づけなかったら(自覚できなかったら)、改善は不可能です。

もっとやっかいなのは、自分では「見たいものを中央に置いていない」つもりになっているだけで、実際は「見たいものを中央に置いている」状態の時です。

こうなると、解決は非常に難しくなります。

T選手は、自分自身の傾向(認識)を正確に捉えたことで、改善(認識の書き換え)が簡単にできたのだと考えられます。

改めて

T選手の変化を目の当たりにし、改めて「自分自身を知る」事の重要性を感じました。

むしろ、スタートラインじゃないかなとも思います。

自分自身を知るというのは、自分自身の傾向(認識の中心)を知ることです。

傾向は、自分が当たり前に起こしている行動(思考)ですので、なかなか気づけません。

なぜなら、自分自身の当たり前な事は、意識してやってないことがほとんだからです。

私が意識的に行っているのは、T選手にも向けた「見たいものを中央に置いていませんか?」といった、自分自身を知ってもらうような「問いかけ」です。

そして、お子さんに教える機会がある保護者の方は、色々と押し込んでしまいたい気持ちは凄くわかります。

が、お子さん自身が何を見て何を考えているのかを保護者の方も知ることで、お子さんへのアプローチも変わると思います。

見え方(認識)が変われば行動がかわる。

見え方(認識)が変わらない状態で押し込んでも、見え方変わらない形でそれだけ上手くなってしまうかもしれません。

様子に変化前のT選手のように。

保護者の方へのヒントにもなればいいなと思い、今日はこの辺で締めさせて頂きます!

この記事を書いた人鈴木 陽二郎鈴木 陽二郎
(株)エフネットスポーツ
FFCカレッジフットサルリーグ担当
新しい概念を吹き込んで上達に導く“フットボールコンセプター”
今まで、小学生から社会人まで男女を問わずフットボールを教えてきた。また、その理論や新しい概念(コンセプト)を提案して上達させるアプローチはプロにも評価されおり、現役Jリーガーからのサポート依頼は絶えることがない。育成においては、2014年よりキックの上達に特化した「蹴り方教室」主宰し、社会人をはじめ、小学生から大学生チームを指導して、数時間で「ボールの球筋が格段に変化する」「メニューをこなしていくと、自然に考える力と技術が身につく」など、すぐに圧倒的な結果が出る事例多数。また、「概念を変えることでプレーが上手くなる」という上達アプローチは、多くの指導者に影響を与え、日本代表の長友佑都選手の専属コーチである鬼木祐輔コーチなど、多くの優秀な指導者から絶大な支持を受けている。