キックは何のためにするのか?を考えると視野が広がる!?

鈴木陽二郎

こんにちは。YJRです。

今回は「視野編」(勝手に名前つけました笑)第3弾。

■第1弾
「基本的な視野の広さは変わらないのに、なぜ、視野の広い選手と狭い選手がいるのか?」

基本的な視野の広さは変わらないのに、なぜ、視野の広い選手と狭い選手がいるのか?

■第2弾
「なぜ、認識を変えるだけで行動が変わるのか?」

なぜ、認識を変えるだけで行動が変わるのか?

  • 第1弾では、人間の仕組みのお話
  • 第2弾では、認識の書き換え(変化)による行動の変化のお話
  • 第3弾は、第1弾と第2弾を踏まえてのお話

です。

なお!「視野編」は、今回の第3弾で終わる予定です(笑)

では早速!

ヒントになるであろうと思うお話

「同じチームのエースが対角線へのパスやシュートがめちゃくちゃ上手かったので、その対角へのパスやシュートを真似してみたら、対角へのパスだけじゃなくて、トラップ、ボールタッチ(ドリブル)、キック(シュート)も上手くなった」

と、トップカテゴリーで活躍しているK選手から↑の話を伺いました

K選手は、私から見るととても能力の高い選手です。

ですが、本人の中で、ドリブル(1対1)もパスもDFに引っ掛かりやすく、イメージ通りにいかない。

そのような事を、悩みとして抱えていたそうです。

その中で、チームのエースが対角線へのプレー(パス、シュート)がとてもうまい事に気づいたそうです。

ちなみに、エースはドリブルもとてもうまい選手です。(世間的なイメージはドリブラー)

そこでエースのように、対角線へのプレーを意識的にしてみたら、対角線へのプレーだけでなく不思議とドリブルもトラップもスムーズにいくようになったと実感をうけたそうです。

この話は、第2弾で触れた「認識の書き換え(変化)による行動の変化」のとてもヒントになると思うお話だと思います。

どんな認識の書き換え(変化)が起きたのか?

K選手にお話をお伺いするなかで、認識の書き換え(変化)前のドリブルやトラップでは

  • ボールへの触れ方
  • キックではボールと足の出会い方
  • 1対1では目の前のDFの抜き方

など、「目の前のモノ」に認識の中心が向けられていたようです。

そこに、「対角線へのプレー」を真似してみたら、プレーが上手くいくようになった。

となると、「目の前のモノ」→「対角線へ」という認識の書き換え(変化)が起こった事で、行動がかわった(上手くいくようになった)のではないかと考えられます

目の前のモノに認識の中心が向かう方(目の前のモノと戦う方)は、「自分がやりたい事を自分のタイミングでやる」傾向が高いです。

対角線へのプレーは、自分のタイミングではなく味方のタイミングに合わせ、DFのタイミングを外さないと成立しない事が多いです。

何故なら!

今自分が蹴りたい!からといって(自分のタイミングで)蹴っても、味方がいなかったら(味方のタイミングに合わせなかったら)それは相手ボールになる事を意味します。

フットボールにおいて、無意味な行動になってしまいますね。

人間は認識した形になる性質をもっているので、「目の前のモノ」→「対角線へ」の認識の書き換え(変化)で、状況にあったプレー(行動)を作る認識を手に入れたのではないでしょうか。
「上手くなった」(能力が上がった)というよりは、認識の書き換え(変化)により「上手くいくよう」(能力を引き出せた)になった(行動の変化が起きた)のだと思います。

見る場所(認識の中心になる場所)が、「目の前のモノ→対角線へ」変わったらプレーが変わった(上手くいくようになった)。

というのは、前回、前々回に紹介した認識テスト動画でいうところの、「白組のパスの本数を数える」の認識の中心では見なかった「bear」が、「Bearがいるよ!」の一言で認識の中心が「Bearを探す」に書き換えられ「Bearが見えるよう」になった事と繋がります。

傾向として

「目の前のモノ」に認識の中心が行きやすい方は、見たいものを直視して視野の中心に置く傾向があります。

そうなると、中心以外は見えづらい状態になってしまいます。

イメージは、筒状の視野です。

筒の中しか、見えてないようなイメージですね(桜木ビジョン(笑))

そのような状態で首を振って状況を確認しても、見えている範囲は非常に狭いので、ほぼ見えてないと同じことになります。

対して「対角線へ」に認識の中心がいきやすい方は、見たいものを直視せず視野の端っこに置く傾向があります。

直視しないで見るというのは、視野の全体(上下130度、左右200度)を使わないと見る事ができません。

まず、自分自身の視野の使い方の傾向を確認してみてくださいね。

例えば、今この記事を読んでいると思いますが、PCやスマホの画面以外のモノは見えてますか?

私は今PCで記事を打ってますが、画面以外にも視野内のモノは全部見えています

この記事を見ながらやって欲しい

この記事を読みながら、視野内(上下130度、左右200度)のモノを全部見るようにチャレンジしてみてください。

多分、自分の視野の広さに驚くと思います(笑)

視野が筒状になってる暇すらないですよね?

記事を読みながら、画面を見ながら、視野の端から端までくまなく覗いてみてください。

案外できます!

何故なら、人間は認識した形になる性質をもっていますので!

全部見ようとしたら、どのようなアクションになったか観察してください。

興味深い事が起きている可能性があります。

顔を上げろ!とフットボールでは言いますが、視野内のモノを全部見ようとしたら、自ずと顔はあがります。

ごくまれに、下を見ていても全部見えている選手もいますけど(笑)

ですが、往々にして顔をあげているけど見えていない選手もいます。

顔を上げたとしても、見たいものが視野の中心にある場合は、他は見辛くなっていきます。

視野もどう見るか?は、どこを見るかで決まります。

どこを見るか?を無しで、どう見るかは成り立ちません。

どこ見るか?

それは全部ですと、お答えしておきます(笑)

きっとこれが、視野を最大限に使えるようになるヒントになると思うからです!

私が推奨する改善方法は、「全部見ろ!」です(笑)

全部とは、「視野内のモノ」です。

要するに、上下130度左右200度ないのモノを全部みてください。

見方としては、視野内のモノを1つずつ追うのでなく、同時にみていきます。

視野が狭い方は、「見たいものを視野の中心におく」傾向が極めて高いです。

3つを理解することで、見え方が変わるかもしれない。

  • 人間の仕組み(視野の範囲)
  • 人間の修正(見たいもの以外は見えづらい)
  • 人間の性質(認識した形になる)

視野の範囲内(200度以内)の風景は見えるはずなのに、「見たいものが味方だけ」な状態(前提)になると、味方をマークしているDFなどの見たいもの以外のものを見えづらく(認識しづらく)するわけです。

味方のマークはすぐそばにいるのにも関わず、「マークするDFがいない前提」となってしまい、その認識でプレーすることになるので、味方をマークするDFが10度以内1m以内にいてもインターセプトされてしまう流れです。

凄く雑な言い方になってしまいますが、これらを理解せずに、「キックだけ」切り取って考えても何もないわけです。

なぜなら、キックは何のためにするのか?という命題が常に付きまとうからです。

自分的に素晴らしいキックしたぞ!となっても、あっさり相手DFにインターセプトされてしまったら?

プレーとしては、相手に奪われた事実しか残りません。

味方を認識することで、ボールを持ち直すこともなくタイミングを逃さない

この記事を書いた人鈴木 陽二郎鈴木 陽二郎
(株)エフネットスポーツ
FFCカレッジフットサルリーグ担当
新しい概念を吹き込んで上達に導く“フットボールコンセプター”
今まで、小学生から社会人まで男女を問わずフットボールを教えてきた。また、その理論や新しい概念(コンセプト)を提案して上達させるアプローチはプロにも評価されおり、現役Jリーガーからのサポート依頼は絶えることがない。育成においては、2014年よりキックの上達に特化した「蹴り方教室」主宰し、社会人をはじめ、小学生から大学生チームを指導して、数時間で「ボールの球筋が格段に変化する」「メニューをこなしていくと、自然に考える力と技術が身につく」など、すぐに圧倒的な結果が出る事例多数。また、「概念を変えることでプレーが上手くなる」という上達アプローチは、多くの指導者に影響を与え、日本代表の長友佑都選手の専属コーチである鬼木祐輔コーチなど、多くの優秀な指導者から絶大な支持を受けている。

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