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ジュニアサッカーの上達練習指導法

クーバーサッカースクール

【練習法】鈴木陽二郎コーチがスクエアパスを行うとこうなる…↓【新作情報】

三浦です。

鈴木陽二郎コーチの“親子で学ぶ!まったく新しいボールの蹴り方2”を指導者目線でレビューしています。

 

!突然ですが…

指導者のあなたに質問させてください。

スクエアパスを練習で行ったことがあると思いますが、その時、何にフォーカスしていますか。

ちなみにスクエアパス練習とは、四角形の角にマーカーを置き(置かなくてもわかればよい)選手が角にいて、となりの角にいる選手にパスを出し、パスしたらその角に走るというものです。

ボールが来る方向とパスを出す方向が90度の角度ですが反対方向になることで、試合中のパスをつなぐ場面に似ていることから、よく用いられている練習方法です。

 

■スクエアパスでフォーカスすること

僕たち指導者は、この練習はパス&コントロールの練習だと認識しています。
止めること、蹴ることの練習ですね。

さらには、パスした後に移動することで、パス&ゴーの練習にもなります。

また、ボールが来る方向と出す方向が反対方向なので、ボールばかり見ないでパスを出す方向を見る、見ておくという練習にもなります。

トラップとパスにフォーカスする場合は、ボール扱いの場面だけ見ておけばよいでしょう。

ボールばかり見てしまう選手たちがいる場合には、パスやトラップのミスには目をつぶって、ボールが自分に向かってくる瞬間にボールから目を離して反対側を見る事に重点を置いてもよいでしょう。

選手のレベル、指導者の目的によって同じ練習メニューでもフォーカスするプレーが変わってきます。

 

■鈴木陽二郎コーチがスクエアパスを行うとこうなる

“親子で学ぶ!まったく新しいボールの蹴り方2”の鈴木コーチがスクエアパスを行うとフォーカスする場面も目的も異なってきます。

僕はこの考え方は今回のDVDで初めて見ましたが、コーチ達の中には言葉には表わせないけれど、とても大事なことで、実際の試合の場面でも必要ということに気づいているようです。

鈴木コーチの「蹴り方理論」は、ボールが目的ではない。目的はパートナー、ボールは経由するだけと表現しています。

ボールを蹴る人、受ける人の関係だと理解できます。

スクエアパスの場合は、どうなるでしょうか。

・目的地は隣の選手ではない

 通常のスクエアパスは、隣の選手にパスを出すことが目的ですが、鈴木コーチの理論では
 隣の選手は「中継地点」であり、その隣、つまり対角線にいる選手が目的地となります。

・現在地を知ること

 目的地はどこで、現在地はどこか。直接パスを出せないなら中継地点を経由すること。
 目的地の認識と現在地と中継地点の3つが揃うことが重要である。

・中継地点を意識することのメリット

 多くの指導者が行っているスクエアパスは、隣へのパスが成功すればグッド!となるかも知れません。
 そこにディフェンダーがいなければそれでよいでしょう。

 しかし、試合中のようにそこにディフェンダーがいたらルートを避けなければなりません。
 そのために中継地点を経由して目的地にパスを出すのです。

 

■スクエアパスで個人スキルを磨くポイント

現在地、目的地、中継地点、ルート選択という鈴木コーチ独特の理論ですが僕は、中継地点という考え方を知った瞬間に「なるほど」と思いました。

ボールを受ける側としては、隣にボールが来てから動く準備をすることは遅すぎと言えます。
試合中で言えば、すでにインターセプトを狙われているからです。

しかし、ひとつ前のプレー、つまり、隣にボールが来る前ですから、スクエアパスの場合は対角線になります。

対角線の選手がボールボールを持っている時に、まわりを見る、隣を見る、動き出しのタイミングを図るという準備が出来ます。

一方、パスを出す側が対角線の味方にボールを渡すためには、隣の選手のどちらの足にどれくらいの強さのボールを出すべきかを判断する必要があります。

さらに、中継地点となる選手は、自分が中継地点であることを認識して、ボールが来る方向とパスを出す方向の両方の様子を見ながら、確実にトラップすることが必要です。

ディスクでは、中継地点の選手に必要なスキルとして「バックステップ」と「ヘソの向きを変える」ことを指導しています。

このように、練習に関わる選手全員が、現在地、中継地点、目的地を経験するので、それぞれの個人スキルを磨くことが出来ます。

 

■体の向き、ボディシェイプと言わない鈴木コーチ

鈴木コーチの指導では、通常のサッカーの指導でよく使われれる「体の向き」とか「ボディシェイプ」という言葉は出てきません。

その代わりに、「ヘソの向き」という言葉を多用しています。

体の向きというと、攻撃方向を意識して視野を確保するという意味が含まれますが、鈴木コーチが言う「ヘソの向き」には、自分の体を角度を思い通りにコントロールするという意味合いがあるようです。

スクエアパスでボールを受ける時も、バックステップしながらヘソの向きを変えることで、自然とパス方向の足でトラップするようになります。

しかし、実際の試合では、パスを出したい方向に相手ディフェンダーがいることも多いものです。

その時に、無条件に相手ディフェンダーに近い足でトラップすれば、トラップの瞬間に奪われてしまうでしょう。

鈴木コーチは、選手が自分で判断するような内容まで限定しません。

どちらの足でトラップするかは選手が判断することです。

ヘソの向きを変える方向も、ディフェンダーの位置、ボールの位置、自分の位置で決まります。

パスを出したい方向と逆方向にボールが来たら、パス方向から遠い足でトラップすればよいだけです。

このように、スクエアパスというオーソドックスな練習でも、選手たちに多くの事を伝える指導が出来ます。

このスクエアパス練習は1枚目のディスクに収められていますが、新作の目玉となるメニューです。

ぜひ、DVDを見て確認してください。いままで行ってきた練習方法を見る目が変わります!

 

 

 

三浦直弥(サッカーコーチ)

小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。

現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。
現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。

好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。
座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。

 

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