6年生の進路と新チームの育成

三浦直弥 練習法

三浦です。

日本対メキシコの代表戦が行われ、全国高校サッカー選手権の組み合わせが決まるなど、冬になってサッカーが盛り上がっているようですね。

三浦のチームでは、U12選手権が終わったので、来年度の新チーム作りに向けて始動しています。

セレクションの結果に一喜一憂する6年生

6年生は、ジュニアユースクラブのセレクションを受ける選手も多く、残念ながら選考されなかった選手は、中学校の部活で頑張ると意欲を燃やして練習しています。

セレクションがないチームからは、先輩からの誘いもあって、部活とクラブチームのどちらにしようか迷っている選手もいます。

ジュニアユース選びのアドバイス

三浦のアドバイスとしては、指導方針がしっかりしていることはもちろんですが、次のようなポイントを判断材料にするようにしています。

  • 学業をおろそかにしない
  • サッカーよりも大事なことがある
  • 感謝の気持ちを忘れない
  • 仲間を大事にする

これらは、オフザボールの部分ですね。

とても大事なことです。

チーム作りとしては

  • ゴールキーパー専属コーチがいる
  • ゴールキーパー候補が3人以上いる
  • 体の大きさだけでポジションを決めていない
  • 試合に勢いがあること
  • ボール扱いは華麗ではないがトラップミスが少ない
  • ドリブルで持ちすぎる場面が少ない
  • ロングキックを多様しない
  • 1年生でもボールコントロールのトレーニングをしっかりしている
  • チャレンジ&カバーなど基本に忠実である

などなど、注目ポイントを並べて伝えています。

キーパーを重視する理由

キーパーを重視しているところが、ポイントでしょうか。

高校に進んでもサッカーを続けたいという選手は、キーパーがしっかりしたチームでプレーすべきです。

サッカーが最もサッカーらしい部分が、ゴールキーパーのプレーだからです。

キーパーに奪われないようにシュートを打つことはもちろんですが、

  • キーパーを中心にゴールを守ること
  • 攻撃がキーパーから始まること

を学んで欲しいと考えています。

キーパーの指導が上手なチームは、キーパーからの指示の声、つまりコーチングの声の質が違います。

しっかりとした指示になっています。

もとゴールキーパーだったとうコーチがいるだけでなく、キーパーというポジションを中心にサッカーを考えられる人が指導者にいるとこのようなチームになります。

新チームの育成方針について

5年生以下は、次のような育成方針で指導しようと考えています。

U12選手権の反省も交えて、コーチどうしで案を練っています。

【ボールを持っていれば強いというわけではない】

上手いチームは、ボールキープの時間が長く、キープ力があるように見えます。

しかし、

  • キープをすることが試合の目的ではない
  • キープだけじゃだめだ

ということに気づいて欲しいです。

ゴールに向かわずにキープをするという試合のやり方は、三浦は好きではありません。

実力差がある試合で、格上のチームが時折このようなプレーを見せますが、それは違うと思います。

見学する選手たちにも、影響が出てしまいます。

余裕を見せるのではなく、試合時間を使い切って、できるだけ得点する姿を見せて欲しいのです。

それが、相手チームに対するリスペクトにもなります。

相手ゴールに向かってボールを運ぶこと

キープだけじゃダメだ。

どんどん、前へボールを運んでシュートレンジに入ろう。

前に運べば、ボールを奪われるリスクは高まる。

しかし、

  • 前に運ぶこと
  • 縦にパスを送ること

を続けていかないと、経験出来ないことがある。

例えば、ボールを奪われたときの予測や守備への切り替えが出来ないし、ピッチの縦方向にあるスペースの使い方が学べない。

攻撃の基本は縦パスなので、相手にパスカットを狙われる事は当然だ。

時には、イチかバチかというパスにもなるだろう。

セーフティなパスだけでなく、勝負のパスを出すという試合を続けていると、選手たちはさまざまな経験をすることができる。

それは「予測」とか「ポジショニング」というものだったりする。

判断力を養うこと

縦方向のスペースにボールを出したとき、相手と味方が競い合うことになる。

その様子を見て、後の選手たちが判断する。

  • 味方ボールになったらどうするか。
  • 相手ボールになったらどうするか。

小学生の試合では、味方が縦パスを出したからという理由だけで前に走りこんだり、ポジションを上げていくシーンを見ることがあります。

ボールしか見ていない、味方の動き・相手の動き・予測など見えているのに判断できないのかな?と首をかしげるシーンです。

サッカーを始めたばかりの小学生なら、ボールの動きにつられて走ったり戻ったりを繰り返します。

まるで、ボールが勝手に動いているかのような錯覚なのかも知れません。

目に映る様子を見て判断をするということは、サッカーを続けている限りはどんどん進化させていかなければならない能力です。

ボールコントロールやフィジカルの能力アップと同等か、それ以上に大事なことです。

判断力を目覚めさせるためにリスクのあるプレーをする

相手ゴールに向かって攻めていくと、ボールを奪われるリスクが多くなります。

選手たちはボールを失って初めて

  • 失敗したこと
  • ミスしたこと
  • 判断が違っていたこと

に気づきます。

試合がコーチとなってサッカーを教えてくれるのです。

  • どうすれば奪われずにゴール前にボールを運べるのか。
  • どうすればシュートを打てるのか。

このような判断の連続は、ボールキープ主体のサッカーでは見ることが出来ません。

失敗しながら学んでいくことがサッカーです。

最大の失敗は、シュートミスであり、ゴールを奪われることです。

もっともっとゴールシーンを増やしていきましょう!

得るものがもっともっと増えるはずです。

この記事を書いた人三浦直弥三浦直弥
小学4年生からサッカーを始め、中学、高校、大学、社会人とサッカーを楽しみつつ、大学生の頃からコーチングの道を歩み始め、指導の楽しさも知る。現在アラフィフのサッカーマンである。理論派でありながら熱い血潮を持つタイプ。サッカーの本質を突く指導がモットー。現在は、東京都のある街クラブでヘッドコーチを努めている。
好きな選手は故クライフ、そして自分の姓と同じ三浦カズ!好きな指導者は、森保監督の育ての親とも言えるオフト、そしてオシム。座右の銘は「諦めたらノーチャンス」。チーム運営や保護者対応などにも詳しく、近年はメルマガやブログへの寄稿活動も行っている。