なぜ、サッカーにおいて切り替えの早さが重要なのか?
切り替えとは、「攻めから守り、守りから攻めへと攻守が変わった時に行うプレー」です。
一見目立たないプレーですが、時には勝敗を決定してします威力を持っています。
今回は、そんな切り替えの早さについて紹介していきます。
目次
切り替えの早さのメリット
- カウンターが出来る
- ボールを回すことが出来る
カウンターが出来る
守りから攻めの切り替えが早いと、カウンターが出来ます。
なぜなら、敵の守りの体制が整っていない時に、攻め始めることが出来るからです。
例としては、2018ワールドカップのベルギー戦を挙げることが出来ます。
コーナーキックをキャッチしたベルギーのゴールキーパーは、すぐに切り替えてデブライネ選手にボールを渡しました。
そして、デブライネ選手も切り替えが早く、すぐにドリブルを開始しました。
それに合わせて、他の選手もすごい勢いで上がってきました。
一方、日本の選手は、その切り替えに対応出来ず、失点してしまいました。
もし、ベルギーの切り替えがもう少し遅ければ、日本は守備の準備が出来ていました。
しかし、ベルギーの切り替えの早さに、日本は準備を整えることが出来ませんでした。
世界的なレベルでも、切り替えの重要性がよくわかる場面だったと思います。
ボールを回すことが出来る
切り替えが早いと、ボールを回すことが出来ます。
なぜなら、敵より早く良いポジションを取ることが出来るからです。
例えば、自陣の右サイドでボールを奪った時に切り替えが遅いと、同じ場所でプレッシャーを受けて、ボールを奪い返されることになります。
しかし、そこで周りの選手の切り替えが早いと、ボランチやセンターバックがボールを受けに来て、受けたボールを逆サイドに展開するといったプレーが出来ます。
切り替えを早くするために
では、切り替えを早くするには、どういったことを考えれば良いでしょうか。
ここでは、4点挙げます。
- 意識を高める
- 戻りながら休む
- 一つのプレーに一喜一憂しすぎない
- 攻めの時に守り、守りの時に攻めを考えておく
意識を高める
まずは、切り替えが大切だと頭にしっかりと入れておくことです。
逆に言うと、意識を高めるだけで切り替えの早さは随分と変わってきます。
また実際に、切り替えの遅さでカウンターにやられたといった経験をし、それを反省することが出来れば、より意識を高めることが出来ます。
ポジションを取りながら休む
ボールがゴールラインやタッチラインを割った時などは、少し間が空きます。
その時に、ちょっとした休息をとったりします。
切り替えを早くする場合は、この時に完全に足を止めてしまうのではなく、ポジションを取りながら休みます。
体を休ませながらも、頭は働かせておくイメージです。
一つのプレーに一喜一憂しすぎない
一つのプレーに対して、悔しかったり嬉しかったりといった感情が沸きます。
しかし、あまりその感情を出し過ぎると、切り替えが遅くなります。
例えば、バスケットボールなどでは、点を決めた時でさえ、喜ぶより先に次へ切り替えた姿勢を取ります。
もちろん、点を取った後やチームの雰囲気をコントロールする時に、感情をだしていくことは大切です。
ただ、切り替えを早くするには、試合を通してプレーに一喜一憂しない方が良いです。
攻めの時に守り、守りの時に攻めを考えておく
切り替えを早くするには、攻めの時に守り、守りの時に攻めを考えておくことです。
なぜなら、実際に攻守が入れ替わってから切り替えをするより、想定しておいてから切り替えをした方が、自然と体が反応するからです。
例えば、ボランチの選手がフォワードの選手にクサビを入れたとします。
この時に自分がサイドのハーフだった場合、攻めのことだけを考えていれば、全力でサイドの裏に駆け上がります。
ただ、ここで守りのことを想定していれば、フォワードの選手がボールを奪われる可能性もあるので、様子を伺いながらオーバーラップします。
そして、実際に奪われてしまったら、カウンターに備えてすぐに守りに切り替えることが出来ます。
このように、想定しながらプレーすることで、切り替えの早さは全く変わってきます。
まとめ
切り替えの早さは意識の部分が大きいですが、色々とメリットが多いです。
実力的に分が悪い相手に対しても、切り替えの早さだけで有利なる可能性もあります。
今回紹介した切り替えを早くするコツを、是非参考にしてみてください!
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サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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