自身のプレーの幅を広げるために、普段よりレベルを変えてプレーしよう

武内颯馬

サッカーをしようとすると、一般的には一つのチームに所属していると思います。

しかし、時に所属チームを変えてみると、上達につながります。

今回は、所属チームを変えることによるメリットを取り上げてみたいと思います。

レベルの高い環境で身につくこと

判断が早くなる

高いレベルの場合、敵ディフェンスのプレッシャーが早い場合が多いです。

それなので判断が遅いと、あっという間に囲まれて、ボールロストしたりチャンスを失ったりします。

また、味方の動き出しも早いので、判断が遅れると、味方がせっかく良い動きをしてくれたとしても見逃してしまいます。

ゲームをこなしていく中で、自然と判断が早くなっていきます。

少ないタッチのプレーが身につく

敵のプレッシャーが早いので、なるべく少ないタッチでプレーしなければ、ボールをつないだりチャンスを作れなくなります。

例えば、普段だったら止めてターンをすると2回タッチしていたところを、止めるとターンを同時にしてワンタッチプレーにする必要が出てきます。

また、普段だったら、後ろ向きで受けてたパスを半身で受けるなどの工夫が必要になります。

これらのプレーが身につくと、普段のレベルに戻った時に、かなり時間に余裕が感じられるようになってくるはずです。

読みと対応力が身につく

相手のオフェンスが早いので、その速さと強さを予測してプレーしなければなりません。

基本的には、一旦距離をとって対応する形になります。

その際に、ドリブルやフェイントなどは、こちらの読みを超えたプレーをしてくる可能性もあるので、色々と経験を積めます。

レベルの高い相手のへ対応策を練ることで、読みと対応力が自然と身に付きます。

レベルの低い環境で身につくこと

一方、レベルの低い環境のプレーですが、一見メリットは感じられない気もします。

基本的には、何の分野でもレベルの高い環境へ適応していくことが上達への王道だからです。

しかし、サッカーにおいては、レベルの低い環境でこそ得られるメリットは意外とあります。

プレッシャーが緩いので、普段では挑戦しづらいようなプレーに取り組むことが出来ます。

サイドで1対1を仕掛ける

レベルの高いプレーでは、なかなかこのサイドの1対1の場面を作れませんし、作れたとしても勝負にいくリスクが高いです。

しかし、レベルが低ければ1対1の場面は作りやすいですし、たとえ失敗したとしても、責任を問われることがありません。

積極的に仕掛けたり、未完成のドリブルやフェイントを試すことが出来ます。

中盤でのつなぎ

高いレベルだとプレッシャーがきつくて、受けて近くにはたくといったシンプルなプレーに終始しがちです。

しかし、レベルが低い場合だと、受けて前を向くことが出来ます。

そこから

  • サイドチェンジ
  • くさびのパス
  • ボールを前に運ぶ

といったプレーが出来ます。

この感覚は、成功と失敗と改善を繰り返すことで質が上がっていきます。

なので、出来るだけ多く経験すると上達します。

そして、感覚が身についてきたら、そこから普段のレベルや高いレベルでも、ある程度の自信をもってチャレンジ出来るようになります。

ディフェンス

レベルが低い場合は、前から取りに行く守備が出来ます。

そして、取ったボールをそのままカウンターとして、攻撃にむすびつけることが出来ます。

その感覚を、身に着けることが出来ます。

引いた守備ばかりだと、そういった感覚は身につきません。

レベルの変え方

ざっと、環境レベルを変える方法を挙げます。

少し話が逸れますが、日本のサッカー環境は自由なチームを行き来する面で、ハード面でもソフト面でも少し難しい環境かもしれません。

色々なレベルを自由に楽しめる環境作りも、課題の一つと言えます。

高いレベルへ

  • 他のチームに参加する
  • 年上のチームに参加する
  • 社会人リーグに参加する
  • 選抜でプレーする

低いレベルへ

  • 年下のチームに参加する
  • 他のチームに参加する
  • 遊びのチームを作る

例:筆者の場合

学生時代に部活の他に、友人に誘われて遊び的なチームを作っていました。

部活では、レギュラーの当落線上にいたので、リスクの少ないシンプルなプレーを心掛けていました。

一方、遊びのチームでは中心選手になったので、常に中盤の真ん中で受けて組み立てや突破、ゴールなど、難しくリスクの高いプレーに数多くチャレンジ出来ました。

その結果、見える景色が変わり、プレーの幅を広げることが出来ました。

もちろん、そのまま部活に戻って、遊びチームのプレーがそのまま通用することはなかったです。

やはり、レベルが違いますから。

しかし、イメージや感覚が広がったので、良いプレーや判断の数は確実に増えました。

そのことは、自分がサッカー選手として伸びていくことや楽しむことに大いに役立ちました。

まとめ

同じようなレベルでプレーしていると見えないイメージは、レベルを変えると見えるようになってきます。

高いレベルではシンプルなプレーを磨き、低いレベルではリスクの高いプレーにチャレンジする。

そのようにして、プレーの幅を広げていって、楽しく自然と上達していって下さい!

この記事を書いた人武内颯馬武内颯馬
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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