FWの守備時に意識しておくべき優先順位とは?
現代サッカーのFWは得点を奪うだけでなく、攻守において貢献できる選手が求められています。
FWは
- 得点能力
- 1対1の強さ
- ゴールへの嗅覚
- ポジショニング
- スピード
- フィジカル
- チャンスメイク力
など、攻撃面でさまざまな能力が求められます。
しかし、攻撃だけしかできないFWは現代サッカーで生き残りづらく、必ず高い守備意識も持っていなければいけません。
FWはファーストDFとして重要であり、守備で貢献するためには優先順位を意識してプレーすることが重要です。
この記事では、実際に私自身が経験してきたことを踏まえて、FWの守備時に意識しておくべき優先順位をご紹介します。
結論からお伝えすると
- DFラインへのプレス(戦術による)
- パスコースの限定
- ボランチのケア
このようになります。
FWはファーストDFでありながら、常に相方のFWやMFとの連携しなければいけません。
それぞれ、具体的に解説していきます。
DFラインへのプレス(戦術による)
まずFWが積極的に行うべきことが、相手MFラインへのプレスです。
相手CBやSBがボールを保持したとき、FWがファーストDFとしてプレスを開始することで、後ろの味方選手が連動していきます。
もちろん、チーム戦術によっては引いて守り、そこまでDFラインへのプレスを行わない場合もあるでしょう。
しかし、近年ではCBからゲームをコントロールできる選手が増えてきており、CBから攻撃をスタートしていくチームも多いです。
その中でFWが守備をせずにサボってしまうと、MFやDFに大きな負担をかけてしまいます。
サッカーは11対11のスポーツであり、とくに守備面では1人欠けるだけで対応が難しくなるのです。
FWは攻撃だけ考えるのではなく、常に守備のことも意識しながらプレーしましょう。
パスコースの限定
DFラインへプレスをかけるといっても、ただ何も考えずにプレスをかけていては意味がありません。
プレスをかけるときは、必ず後ろの味方選手と連携しながら、パスコースを限定していくことが重要です。
例えば、
- 「サイドに追い込む」という守備を行う場合は、中央へのパスコースを限定しながらプレスをかけてサイドへボールを出させ、一気にボールを奪い取る
- 「ボランチに入った瞬間に囲い込む」という守備を行う場合は、MFとの距離感を意識しながらパスが出た瞬間に連携してプレスをかけ囲い込む
このように、常に戦術や味方との連携を意識しながら、
- どの位置に追い込むのか
- どこがボールの奪いどころなのか
を理解した上で、パスコースを限定していくことが重要です。
ボランチのケア
先程お伝えしたパスコースの限定と少し似ていますが、FWは常に相手ボランチのケアを意識しなければいけません。
ボランチの選手が良い形でボールを受けて前を向かれてしまうと、守備ラインが後退してピンチを招いてしまう可能性が高まります。
そのため、FWはDFラインへのプレスをかけつつ、ボランチの位置も同時に確認することが重要です。
例えば、
- 2トップの場合は1枚がプレスをかけて、もう1枚が中央に少し絞ってボランチのケア。
- 3トップの場合は戦術によって異なるものの、サイドにボールがあるときはCFとMFがボランチのケア。
- CFがプレスをかけた場合はMFが連携してボランチのケアをしつつ、WGの選手も少し中央に絞って気にしながらプレスをかけるなど。
このように、1人でプレスとボランチのケアをするのではなく、チーム全体で連携しながら守備ブロックを固めていくことが大切です。
まとめ
FWは攻撃だけを考えるのではなく、常に守備意識も持ってプレーしなければいけません。
その中で意識してほしいことが、
- DFラインへのプレス(戦術による)
- パスコースの限定
- ボランチのケア
です。
まずはファーストDFとしてプレスをかけ続け、味方と連携してパスコースを限定したりボランチのケアをしたりして、守備ブログを固めていきましょう。
FWは孤立しがちですが、決して1人でプレーしているわけではありません。
常に周囲の状況を確認しつつ、FWやMFと連携することで、ボールを奪える確率も高まるでしょう。
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技術でフィジカルを圧倒する選手が好きなyukito.hです。ラ・リーガを中心に海外サッカーをよく観ます。自分が経験してきたことを踏まえて、サッカーで重要なことを伝えていきます。
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