サッカー選手が視野を広くする理由と方法
サッカーでは、視野の広い選手が良い選手と言われます。
では、視野を広げるにはどうすれば、良いでしょうか?
目次
視野が広いと何が出来るか
まずは、視野が広いとどういったプレーが出来るようになり、チームに好影響を与えることが出来るのか。
説明していきます。
ボールキープが出来る
視野が広いということは、自分の周囲を把握しているということです。
それなので、敵の選手がどこから・何人でプレッシャーをかけてきているかがわかっているので、それに対応出来ます。
逆に、視野が狭い選手は、敵のプレッシャーを把握出来ていないので、囲まれてボールを失う可能性が高くなります。
前に良いボールを送れる
クサビのパスやスルーパスを成功させるチャンスは、タイミングが大事です。
しかし、そのパスはチャンスが広がる一方、敵ディフェンスも警戒をしています。
視野の広い選手は、その一瞬のタイミングを逃さないです。
効果的なサイドチェンジが出来る
サイドチェンジは、敵ディフェンスを揺さぶるうえで効果的な戦術です。
逆サイドから一本のパスでサイドチェンジを行えば、一気にチャンスが広がります。
しかし、視野が狭いと、狭いスペースでのプレーを余儀なくされたり、途中でパスカットをされてカウンターを受けたりします。
視野を広げるために必要なこと
視野を広げることは、考え方や練習を工夫することで可能になります。
いくつか効果的なものを紹介します。
常に首を振って周りを見ておくこと
ボールを受ける前に首を振って周りをみておくと、周囲の状況が確認出来ます。
見れる範囲も、慣れがあります。
慣れないうちは、自分への敵マーカーしか見れません。、
慣れていくうちに、味方の選手や逆サイドの状況などを見れるようになっていきます。
首を振ることは意識づけが大切なので、普段から癖になるようにしてみましょう。
ボールキープ力
ボールをしっかりキープ出来るようになると、周りを見る余裕が生まれます。
逆に、ボールキープ力がないとキープだけに意識がいって、周りを見る余裕がなくなります。
取り組み方としては、まずはボールキープを意識しましょう。
ボールキープが出来るようになれば、自然と視野が広がっていきます。
ドリブル時に顔が上がっていること
ドリブルで持ち上がる時には、顔がしっかりと上がっていると周囲を把握しやすいです。
サイドチェンジなどの長いボールを蹴る場合や相手ゴールキーパーの意表をつくロングシュートなどを狙う場合は、遠くを見ながらドリブルすることが大切です。
普段から、顔を上げる意識を持って練習しましょう。
キック力
視野が広がっても、キック力がないとそれを活かすことが出来ません。
例えば、逆サイドにフリーな選手が見えたとしても、そこに届けるキック力がなければパスを成功させることが出来ません。
その結果、サイドチェンジをする機会を失い、それ以上の視野が広がっていきません。
逆にキック力があれば、それを活かすように視野が広がっていきます。
サイドチェンジのパスやロングシュートを行えるように、キック力はあげておくべきです。
イメージを頭に残す
視野の広い選手は、周囲を見てるだけではなくて、見たイメージを頭の中に残してプレーしています。
そして、そのイメージを使って予想してプレーすると、いわゆる創造的なプレーにつながります。
それなので、見るだけではなくてイメージを残しながらプレーすることに意識してみましょう。
トラップとターン
中盤の良い選手の特徴が、トラップとターンです。
良い選手は、トラップがしっかりと止まります。
ボールが止まるので、すぐに顔を上げることが出来ます。
トラップが、しっかりと止まるように練習しましょう。
また、ターンの技術もとても重要です。
ワンタッチで振り向いたり、敵のいない場所にボールを置いたりすることが出来れば、一気に視野が広がるからです。
ターンの練習は、パスの出し手がいれば簡単に出来るので、普段から意識して練習してみましょう。
参考になる選手
大島僚太選手
川崎フロンターレの、攻撃の中心です。
チームの全体が見えていて、全体を動かしている印象です。
あらゆる能力が高いのですが、特にトラップが印象的です。
しっかりと止まるので、その分、周りが見れます。
見られている敵ディフェンダーは、飛び込めません。
とても参考になる選手だと思います。
鎌田大地選手
ブンデスリーガでも、アシスト力を発揮している選手です。
視野の広さを活かしたロングパスや、意表を突くスルーパスが印象的です。
うまくイメージを頭に残してプレーしているので、スルーパスが巧いです。
今後の活躍が楽しみな選手です。
まとめ
視野が広いと、ゲームを支配出来る選手になれます。
そして、意識とトレーニングを積むことで、視野は広げることが出来ます。
また視野とは、見ることだけではなく、見たイメージを頭に残して、それをうまく活用することが重要です。
是非、視野の広い選手になって、チームを勝利に導きましょう。
サッカーを小学生からはじめ、中、高校、大学と部活動に参加する。社会人では市リーグに所属し、サッカーを続ける。社会人になってからは、フットサルもプレーする。様々なチームでプレーする中で、指導的な立場も経験し、その中で上達法や楽しみ方などを伝えるようになる。40代2歳息子の父。主なポジション:ハーフ、サイドバック、好きな選手:イニエスタ、メッシ、好きな監督:岡田武
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